みなさん、こんにちは! biFarr(バイファール)静岡三保店 店長の酒井耀介です。
秋も深まり海水温が下がると、寒ブリや寒ヒラメなど脂の乗った魚が釣れるようになってきて、ますます釣りが楽しみになるタイミング。一方で、もし釣りの最中に冬の海に落ちてしまったら…と、心配される方も多いのではないでしょうか。…特にパドルフィッシングでは。
低水温期の落水は、ライフジャケットを正しく着用し呼吸ができる状態でも“低体温症”の危険が付きまといます。水中での熱伝導率は空気中の25倍とも言われ、急速に体温が奪われ運動機能に支障が生じます。実際、水温10℃ほどの冬の湖に浸かった事がありますが、手首等関節に激痛が走り正常に曲げ伸ばしはできませんでした。
今回は、そんな「寒い季節でも安全にパドルフィッシングを楽しめるアイテム」のご紹介です。
パドルフィッシング用ドライスーツ
冬季のカヤックフィッシングを楽しむには「ドライスーツ」の着用が前提になります。
ドライスーツと聞くと、ダイビングに使用する厚手のネオプレン製のスーツを思い浮かべる方も多いのではないかと。パドルフィッシングに使用するドライスーツは、薄手の透湿防水生地で構成されています。透湿防水生地は飛沫からインナーを守りつつ、パドリングによる蒸れをウエアの外に逃がします。
生地も軽量で、ウエア全体に余裕が有るため不要な締め付け感もない、というアイテムなんです。
パドルフィッシングにおける、ドライスーツのメリット3つ
パドルフィッシングを楽しむ方にドライスーツをお勧めするメリットは、大きく分けて3つあります。
ドライスーツの気密性を支える大きなポイントは首、手首に使用されているラテックスガスケットです。ガスケットが皮膚に密着することで、パドリングや落水時の水の侵入を防ぎます。ラテックスガスケットは、ユーザーの首や手首のサイズに合わせてカットすることにより、簡単に調整することが可能です。
防水性が高いという事は、ドライスーツの中に着込むインナーの自由度の高さに直結します。外気温が高い時には薄手の化繊シャツ、厳寒期にはダウンベスト等、気温や個人の体感温度に合わせて調整することが可能です。
少し遠出をして2日連続でパドルフィッシングを楽しむときにも、ドライスーツが便利です。透湿防水生地が持つ速乾性により、2日目も乾いたウエアを着用することができます。また、海水でインナーが濡れることが無いため、着替えの際も寒い思いをせずに済みます。
パドルフィッシング以外でも便利なドライスーツ
ここまでの説明を聞いてピンときた方も多いかと思いますが、ドライスーツはショアの釣りにも最適です。落水を前提に設計されたウエアは、足場の悪い磯からの釣りにも最適です。今まで寒さに震えながらウエットスーツを着用していた方にもおすすめです。
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BF-RV402 コディアックドライスーツについて
バイファールオリジナルドライスーツであるBF-RV402コディアックドライスーツは、耐久性と機能を両立させたパドルフィッシングに最適なドライスーツです。
バイファール公式「BF-RV402 コディアック ドライスーツ」詳細ページはこちら
カラーはシンプルなブラック、サイズはXSからXLまでの5サイズ展開です。
防水ファスナーは固く閉めづらいイメージが強いですが、フロントタイプの為一人で着用することができます。また、開口部が広いため腕や首も楽に通すことが可能です。
負荷のかかる膝・足首・尻部分にはCORDURA®生地を重ね合わせることにより、透湿防水生地へのダメージを最小限にとどめ、長く使用していただけます。
運動量が多く、こまめな水分補給が重要なパドルフィッシングでは、お手洗いも大きな課題です。
コディアックドライスーツのパンツには大きく開くリリーフファスナーが取り付けてあり、長時間のパドルフィッシングも心配いりません。
ソックス部分も本体と同じ透湿防水生地を使用しています。
薄手の生地の為、わざわざドライスーツ用のシューズを用意する必要が無く、普段のパドリングに使用しているシューズが流用可能です。
まとめ
最適なウエア選びは釣果アップの重要なポイントです。バイファール静岡三保店では、ドライスーツの試着が可能です。快適なパドルフィッシングを約束するドライスーツの実力を、是非ご体感ください。