【藤原流】サイズの使い分けとオススメ使用法
3サイズがラインナップされているフリッカーですが、ここで私なりのそれぞれの使い分けと効果的なシチュエーションをご紹介します。私は大きく1.8インチと2.4・2.8インチの2つに分けて考えています。
フリッカーの中でのサイズの使い分けとしては、アジのポジションが見えているとき、例えば、水面でライズをしているとか遠投で攻めているときに潮下の中層にいるとわかったときには1.8インチで着実に食わせていきます。
逆にポジションが絞り込めてない状況では2.4・2.8インチで様子を見ます。ロングワームは水中での存在感の他に姿勢キープや抵抗によるスローフォールを演出しやすいといった特長があります。食い気のあまりないアジにはそちらのアプローチが合っている場合があり、1.8インチのキビキビとした動きに反応が悪いときにも2.4、2.8インチへチェンジします。
1.8インチは特に、細かなシェイクによる水面キープで春、夏、冬のマイクロベイト付きに有効です。
真円ボディと真っ直ぐ綺麗にセットしやすいガイドホールが軽量ジグヘッドにおいても安定した挙動を生み、繊細なレンジコントロールやアクションを簡単にします。ボディの太さが程よく、存在感を感じやすいため軽量ジグヘッドとマッチします。
2.4インチと2.8インチは重めのジグヘッドの他、キャロやフロートなどの遠投系リグともよくマッチします。
こちらもセットのしやすさとボディからテール部の安定した癖のない動きがリアルなベイトを演出し、中層からボトム付近を流す釣りで強みを発揮してくれます。またこの安定感はライントラブルに繋がる糸ヨレなどを防ぐ役割も果たし、ロングキャストの釣りをテンポ良くアシストしてくれます。
具体的な使い方
ここで、ひとつ使い方の例を挙げます。
水面パターンなんですが、着水後すぐにワームを動かし細かいシェイクで誘いつつ沈んだレンジを水面に上げるというやり方。
操作としては、着水時にフェザリングでラインを止め、ほぼ同時にロッドを立てることでルアーを手前に動かします。水面にピチャっと現れた瞬間に方向性を持って逃げているかのような動きのイメージです。ルアーは手前に動きつつ、ほんの少し沈みます。そのタイミングでシェイクでアクションさせつつワームを浮上させます。
これは水面に逃げるアクションなのですが、フリッカーの細かくレスポンスの良いピピピっと動くテールはマイクロベイトフィッシュ感満載です。誘いとレンジコントロールを意識して、フリッカー1.8インチの微波動でアピールすると水面を意識しているアジは小型も大型も一撃です。ぜひ試してみてください。
ルアーカラーはこう考える
フリッカーは全13色がラインナップ。オリジナルの鯵爆吸と同じカラーラインナップというのも特長的です。カラーが同じなので、当たっているカラーのままにシルエットやワームアクションを変えて違った見せ方をすることもできます。
私は、モノトーンで考えたときの中間色になる「ラッキーライム」と「オキアミピンク」を基準としてよく使っています。
また、濁っているときなどハイアピールなカラーとしては白系やグロー系、「ナイトチャート」や「ナイトライム」などのナイト系をよく使用、逆に水の綺麗なときや光源があるとき、また静かにアプローチするときにはクリア系にローテします。
タックルセッティング
最後に、私のタックルセッティングです。
ロッド:LUXXE 宵姫華弐 S59FL+-solid
リール:ダイワ イグジスト2000S-P
ライン:サンライン 鯵の糸エステルナイトブルー0.35号
リーダー:サンライン トルネードVハード 1号4lb
ジグヘッド:LUXXE 宵姫AJカスタム0.2〜1.5g
このタックルは、特に水面アプローチの時によく使用するタックルなのですが、ラインやリーダーは狙っているアジのサイズによって変えます。基本は0.35号、豆アジ狙いだと0.2号で軽快に、また尺の数釣りができる状況やギガ狙いでは0.5号まで上げます。リーダーは60cmほど取り、1号を基準に1.25、1.5、2号とスモールゲームリーダーの1.5lbをいつも釣り場に持っていっており、状況次第で変えています。
アジングは今がまさにハイシーズン。みなさんの釣行のお役に立ちましたら幸いです。