NAZZO(ナッゾ)ジグ。
“神ジグ”とも称されるそのジグは、レオンさんこと加来匠氏が「自身が手掛けた“メタルマル”を超えるジグを作りたい」そう考えて生み出したブレードジグ。
もっと言えば、「ブレードゲーム」を提案するレオンさんの懐刀でもあり、バックボーンでもあり…つまり、レオンさんにとってなくてはならないジグ。では、そもそもナッゾジグとはどんなジグで、またどういう点がメタルマルを超えたのか…あれこれ訊いてみました。
レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
ナッゾジグ
ナッゾジグがどんなジグなのか。
それを知るには、どんな経緯で、またどんな想いで開発したのか、を知る必要がある。
開発に至った経緯として、やはり背景にはレオンさんが手掛けた不朽の名作ブリーデン「メタルマル」がある。メタルマルはテスト時から長年使い込んだことで、あらゆる魚にアピールする“ブレードの効果”に可能性を感じたルアー。
そう、可能性なんです。「さらにその先があるのでは…」と考えるのは開発者として、釣り人としての宿命か。そこで、メタルマルを超えるジグを作ることを目標に一念発起。いよいよ開発がスタート。
開発ではサンプルを作っては試し、試してはボツにして…を、繰り返していく訳ですが、いわくどうしても「メタルマル」になってしまう。言い換えれば、それだけ完成されたルアーであるとも言える。
だからこそ、そもそもの考え方を変えないといけない…と。レオンさんが着目したのは“ルアー自体のアクション”。ブレードのみが動く、今までのブレードジグが様々なターゲットに効くのは百も承知。ここにボディのアクションが加わったらどうなるのか。目指したのは、ミノーのようにボディからアクションするルアーだったそうな。
方向性が定まった所で、またトライアンドエラーの日々。構想からなんと5年の歳月を経て、いよいよNAZZOジグが日の目を見る訳です。
ちなみにNAZZOジグの名前の由来を聞くと…
「ああ“謎ジグ”なんですよ」と。開発中に謎めいた動きをすることから「謎ジグ」と、仮で呼んでいたことがキッカケなんだそう。
レオンさんがNAZZOなんて言えば、イタリア語か、ラテン語か、どこか意味有りげに聞こえるから不思議。