皆さんこんにちは! O.S.Pスタッフの“岡田翔生”です。
先日、ルアーニュースの動画ロケで霞ヶ浦水系で実釣を行ってきました。流石ハイプレッシャーフィールドと言われていることだけあり、カナリ渋い状況ではありましたが、そんな中でも秋らしいイイ釣りを展開することができました。さて、今回はロケ時の状況をお伝えしてから、当日活躍してくれたルアー紹介と共に各モデルの特長や使い分け方も解説! ぜひこれからの釣りに役立ててみてくださいね。
雨による冷え込みで季節感も進行
今回の舞台は霞ヶ浦水系。広大すぎて1DAYロケだと状況全てを把握できない…、と思ったので1日下見に入ることに。その日は流れのある場所や水面でも反応があり、まだまだ夏という感じでした。そして迎えたロケ本番。前日あたりに雨が降っていたようで、道路には水溜まりもあり、所々でインレットの水量も増えている感じ。冷え込みも同時に進んでいたので、下見の時よりも季節感が進行していたように思えました。正直“練習通りにはいかないな”という印象。
ブリッツシリーズ4モデルが活躍!各モデルの特長と具体的な使い分け方を徹底解説
しかし、今回のお題はクランクベイト。濁りやカレント上等! というルアーな訳です。多少冷え込みがあるとはいえ、もはやクランクベイト以外投げる必要を感じないほど(笑)。そして今回の釣行でメインに組み立てたのが「ブリッツ」、「ブリッツSSR」、「タイニーブリッツMR」、「ブリッツMAX」といった、水深1m前後を快適に攻略できる4種のクランクベイトになります。
ロケ当日はコチラの4種を軸にローテーションしていきながら、その日の釣りを組み立てていきました。では、実際に各モデルそれぞれにはどのような特長があってどんな時に使うのか? 具体的に解説していきたいと思います…。
霞ヶ浦に限らず陸っぱりで一番出番の多いモデル。はじめに選ぶのにも最適です。ブリッツシリーズの中でど真ん中の基準となるクランクベイト。サイズ感や潜行レンジ共に霞ヶ浦にマッチしており、最も幅広いシーンで使えるモデルになっています。
Length | Weight | Type | Hook Size | Color | Price |
53.0mm | 9.0g | Hi Floating | #6 | 43 | 1,760円(税込) ※アバロン使用カラーのみ 1,980円(税込) |
O.S.P公式「ブリッツ」詳細ページはこちら
単純にブリッツで底を叩きすぎてしまう時、広い範囲で障害物のトップが水面近くにまで伸びている時が出番です。霞ヶ浦水系でいえば、本湖の浅い砂浜やリップラップ、流入河川の河口部が遠浅になっている時に投入します。動きは若干強め、幅の広いリップの効果で、根掛かり回避能力が高めに設定されているので、春の連続したボトムノックの釣りでも間違いなく活躍するモデルです。
Length | Weight | Type | Hook | Ring | Color | Price |
51.1mm | 8.0g | Floating | #6(前後) | #2 | 14 | 1,760円(税込) |
O.S.P公式「ブリッツSSR」詳細ページはこちら
ブリッツを使っていて、ボディのサイズ感を落としたい時に使用。MRもありますが、狙いのレンジはオリジナルのブリッツと同じ。日の高い時、スレバスに対して速巻きで誘います。シャッドのようなタイトピッチ感を備えつつ、スナッグレス性能も十分。オリジナルのブリッツと共にカナリ登場頻度の高いモデルです。
Length | Weight | Type | Hook Size | Color | Price |
44.0mm | 6.3g | Slow Floating | #8 | 38 | 1,650円(税込) |
O.S.P公式「タイニーブリッツMR」詳細ページはこちら
今回の動画では使用しませんでしたが、カナリ投げました。ブリッツで釣れるコンディションの時、さらなるサイズアップを狙う時に使うことが多いです。実際カナリの反応は得られたのですが、当日は急な冷え込みによる影響と昨今の霞ヶ浦水系のタフさが合わさり、ミスバイトで悩まされました…、ただ、他のモデルでキャッチできたのも「ブリッツMAX」があったからというても過言ではなく、状況変化のタイミングで投入することによって、イチ早くやる気のあるバスを釣ることができ、バスの活性や居場所なども素早く察知できるモデルになっています。
Length | Weight | Type | Hook Size | Color | Price |
62.0mm | 12.5g | Hi Floating / Silent | #4 | 27 | 1,870円(税込) |
O.S.P公式「ブリッツMAX」詳細ページはこちら
以上! 各モデルの使い分けや特長を解説するとこんな感じになります。詳しくは動画でチェックしてください! と言いたいところなのですが…、もう一点お伝えしたいことがあるので紹介。
ブリッツSSRと霞ヶ浦水系の相性について
「ブリッツSSR」と霞ヶ浦水系の相性についてもお話しておきます。
皆さんは既にご存じだと思いますが、ブリッツシリーズ史上最も浅いレンジを通すことができるスーパーシャローランナーモデル。ここ最近の霞ヶ浦水系の傾向として、ブリッツ(オリジナル)では攻略することが難しい水深50cm未満の水深がキーになることが増えているよう思えます。水質によればサイトフィッシングが成立する水深。
これまでだとサイトフィッシングをはじめとしたワーミングや、トップウォータープラグといったように投入できるルアーに限りがありましたが、そんなスポットでボトムの砂を掻きまわしたり、物に当ててヒラを打たせたりできる…、浅い水深でクランクベイトならではの技を演出できるのが今回登場した「ブリッツSSR」になります。
「ブリッツ」ではボトムに付きすぎてストレスだったトコロが快適に巻き続けられるということです。動画でも実際に、ボトムが見えているような浅いスポットから、ナイスバスを釣り上げています。
連続したボトムノックの直進性能は特筆モノで、早く春に使いたいと今すでに思っております(笑)。年々タフになりつつある霞ヶ浦水系。釣れているポイントがあればすぐに人が殺到し、また着き場が変わってしまう。そんな中で我々陸っぱりアングラーに必要とされているのは、ハードルアーを使ってエリアを広く探っていくことなのではないかと思います。
そのお供にシステマチックな使い訳を可能にするブリッツはうってつけ。ぜひ一度お試しください。