【絶賛頑張り中！その②】レオン加来匠、スゲーもの作ります

2022年10月29日連載：加来匠レオン「ライトゲームマニア」

結局メバルの手を借りる暇も無いほど海に行く時間が取れないままラボに籠もって物作りに励んでおりまして…。

と言うことで、今回は重大発表をいたします。

レオン加来匠（Kaku Takumi）プロフィール

加来匠（かくたくみ）中国＆四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中！「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。

SPM65

実はこの一年バスデイさんとインクスラボと共同で「SPM65」の企画を進めてきました。

というのも、僕はSPMには多大な愛着を持っておりまして、発売から今日までプライベートでロケでとビッグメバルを始め多くの魚を手にしてきましたが、実は発売当初からずっとひとつのイメージが頭から離れなかったのです。

それはSPM75の持てる攻めのポテンシャルと、55が持つ喰わせのポテンシャルの融合です。つまり、75はディープゾーンを始め、強風時ほか様々なロケーションに対してリニアに投入できるスキルを持っているのですが、一方では75はメバルには大きすぎると言った世間的イメージや、メバルのサイズには関わらず、75は浮いたメバルにはレンジが入りすぎて若干弱いと言う問題です。

したがって夢想していたのは、75のサイズダウンと、シャローレンジを安定して引きたいという二つの要素です。僕にとっては55ではアピールの低さを含め使い心地の面での物足りなさがあったので、イメージしたのは75と55の中間である65サイズ。

そして、かつミニマル50の時同様に最低ノーマルとシャローの二機種は欲しいという欲です。だって、レンジが合わないというだけで好きな（良い）ルアーをスナップから外してほかの銘柄に結び変えるなんて癪じゃ無いですか。

思いあまった僕はバスデイ社に出向いてバスデイ販売野本社長に直談判。すると驚いた事にバスデイ社でもほぼ同様な意見は上がっていたらしく、その場で15年を超えるお付き合いをしている鈴木工場長を含む数名が集まり、そのまま「SPM65製作企画会議」へと突入…笑笑

その後何度かのサンプルプロトのやりとりを経過する中でばっちりイメージ通りの性格の違う二本が完成。一つは75と55のギミックをそのまま引き継いだ65スタンダード。もう一つは、レンジを浅くした上でプラスアルファの機能がもう一つ欲しい贅沢な僕は工場長に工夫をして貰い、以前から作りたかったスウェーバックする機能を盛り込んだ65SSです。