もう一つ、重要なのは「PFD」と「ウェアリング」
フィッシング用のカヤックは安定していますが、もちろんひっくりかえる可能性もある乗り物です。そこで安全に楽しむために、必ずカヤック用PFDの着用を!※PFD(PFD=personal flotation device)とは、いわゆるライフジャケットのこと。
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写真のようなカヤックフィッシング用にデザインされたPFDであれば、フィッシングカヤックのハイバックシートに後部浮力体が干渉せずに漕ぎやすく、再乗艇しやすく、必要な安全装備を収納するポケット内のレイアウトも優れていてのでおすすめです。
また、安全装備は細かくはいろいろあるのですが、絶対的に必須なのが防水ケースに入れた携帯電話。これが万が一の時に最後の命綱となります。必ずPFDのポケットに防水ケースに入れてリーシュして入れておきます。※万が一の救助要請は海上保安庁118番へ
カヤックは落水する可能性がある乗り物、季節や水温に合わせたウェアリングもとても重要です。水中では陸上の20倍以上の早さで体温が奪われます。低体温症をなめてはいけません。
bifarrコディアック・ドライスーツ
晩秋〜冬〜春先に活躍するフルドライスーツ。防水チャックで手首や首はラテックスゴムで締まっており、落水してもウエア内に水が入りません。水温が低い時期は身体自体が濡れないことはとても大切です。
bifarrチャタムパーカ
春〜梅雨・初秋など、水温は高めだけどカヤックの上で風が吹くと肌寒い。そんな時は内部の湿度は逃し、外からの飛沫はシャットアウトしてくれる防水透湿素材のパドリングウエアを一枚着るだけで快適さが段違いです。
bifarr UVガード ジップパーカ
夏は速乾性の長袖に下半身もラッシュガードで強烈な日差しを避けるようにします。速乾性素材のメリットとして、暑くなったら水をかぶれば気化熱で身体を冷やしてくれ、熱中症予防に有効です。
Bifarrウエア類について詳しくはコチラから
マナーよく楽しんでいきましょう!
カヤックは手軽なのがいいところですが、マナーをしっかり守らないと出艇禁止などにつながってしまいます。
まず、しっかりとした駐車場に停めること。漁協の関係者の方が使う場所を塞がないように気をつけましょう。場所によっては民家が近い場所もあります。車の開け閉めの音だけでも迷惑になる場合もありますので、十分な配慮が必要です。
自然な砂浜であればカヤックを自由に出すことはできますが、以下の場所からの出艇は絶対に止めましょう。
・カヤック等禁止の看板がある浜
・海水浴期間中の海水浴場エリア
・漁港のスロープ
漁港を使って問題に発展することが多くなっています。料金を支払うことでスロープ出艇ができるわずかな例外となる場所もありますが、そうではない場合、基本的に漁港からの出艇は絶対にしないようにしましょう。
海上では、漁師さんの設置物(定置網や海苔棚など)がある場所でのカヤックフィッシングは絶対にやらないでください。誤解されない十分な距離を取りましょう。
漁港の出入り口、航路の付近、遊漁船が流していく先などにも入らないようして、他の船舶の邪魔にならないように気をつけてください。釣りについつい夢中になると安全回避が遅れてしまいがちなので、広い視野を持つことが大切です。
また、おかっぱりの釣り人の射程圏内を漕ぐのはマナー違反です。
ゴミを出さないというのは当たり前で、逆にゴミが落ちていたら拾うぐらいの気持ちでいきたいですね!(写真はbifarrイベントの時のもの)
安全とマナーに気をつければ、カヤックで沖に出れば360度自分のポイントです。様々な魚達との出会いがきっと待っています!