今年の秋は各地で好調のアオリイカ。
日本海・太平洋側共にシーズンの開始が早く、イカのサイズも申し分無い年です。
好調のシーズンに付き物なのが、人気ポイントの混雑。新たにエギングを始める人も増える時期のため、狙ったポイントに入りづらいことも。そこで好調な秋シーズンにこそ提案したいのが、砂浜からのエギング「サーフエギング」。
昨年の秋は、サーフの種類と有望なサーフでの狙い方をメインにご紹介しましたが、今年は秋イカが好調な年。普段、期待薄なサーフでも十分に狙える可能性が高い秋です。
今回は前回期待薄と紹介した、完全に砂で形成されている一般的なサーフ(砂浜)に照準を当ててご紹介します。
サーフエギングとは
今一度サーフエギングについて、おさらいも兼ねて簡単にご紹介します。
サーフは堤防や磯に比べ釣り場も広く、攻められていないフレッシュなポイントが残っている可能性が高い場所。さらに浅場に回遊してくる高活性なアオリイカが狙える穴場のポイントです。
シーズンは秋がおすすめで、時間帯は昼間でも釣れないことは無いですが、マズメや夜間の方が圧倒的に釣りやすく、海岸の中に岩や海草帯が点在するとさらに期待が高まります。
サーフの種類や狙うべき時間帯は、今回の砂浜のサーフと若干異なるため、前回の記事をご覧ください。
砂浜でのサーフエギング
全国的にはこの砂浜のタイプのサーフが多いと思います。砂浜からのエギングのアプローチは、ゴロタや砂利で形成されたサーフとは少し異なります。
砂浜のサーフにも有望なタイプがあります。岩や石が点在していれば期待は高まりますが、砂浜のサーフには沈み根などが少ないのも事実。
そのため、重要な要素としては「海草帯」。特にアマモ等が生えていれば期待大です。逆に背の低い千切れやすい海草帯は、エギをキャストするたびにカンナに引っ掛かるのと、千切れて漂っている可能性も高いため、なるべく避けた方が賢明です。砂浜の沖に消波ブロックが入っている場合も、アオリイカの良い付き場となるため狙い目です。
Googleマップで砂浜を見ると、海草帯がある付近は黒く映ります。撮影された時の天候や潮の透明度が異なるため、Yahoo地図や色々なマップを確認することで、キャストが届く範囲に海草帯や障害物があるかどうかが確認しやすくなります。
時間帯は夜。マズメよりも完全に暗くなったタイミングの方が砂浜に足を止めてくれている時間が長いと感じます。
そして潮位は高い方が有望です。海草帯が遠い場合は干潮時に前に出て行ってアプローチしても良いですが、砂浜は比較的遠浅である確率が高いため、潮位は高いタイミングの方が砂浜のエリアにもアオリイカが入ってきやすいです。
避けた方が良いタイミングは、荒れた後やウネリが高い日。海底の砂が巻き上げられて濁りが入るばかりか、ウネリがあるとPEラインがウネリに引かれて海中のエギが安定せず、釣果が極端に落ちます。
風も弱く、穏やかな日を狙った方が砂浜でのサーフエギングは釣果の確率が高まります。
エギのタイプは比較的水深が無いポイントとなるため、シャロータイプ、スーパーシャロータイプが適しています。
【エギ王LIVEシャロー】
https://www.yamaria.co.jp/yamashita/product/detail/595
【エギ王Kシャロー/エギ王Kスーパーシャロー】
https://www.yamaria.co.jp/yamashita/product/detail/523
さいごに
今回は、砂浜でのサーフエギングについてお伝えいたしました。
状況の良い今年だからこそ、初挑戦の砂浜でのサーフエギングにも期待ができる秋。ただし、夜の砂浜のサーフはアカエイなどの危険な生物も浅場まで寄ってきます。そのため、いきなりウェーダーで立ちこむようなことはせず、長靴でできる水深でも十分に釣れるポイントはありますので、決して無理せずチャレンジしてみてください。
サーフエギングの基本を詳しく知りたい方はこちらの動画からご覧ください。