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とがりスギ! 注目のベイトアジング用の新作ショートシングルハンドルをインプレ

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岡田 秀星(SHUUSEI OKADA) プロフィール

ベイトタックル大好き人間! ベイトタックルでの釣りはシーバスから始まり、ロックフィッシュ、チヌ、メバルを超えてアンダー1g、そして究極のベイトフィネスの世界も開拓中。山口県瀬戸内側をメインに仕事終わりに価値ある一匹を楽しむスタイルで、ベイトアジングの楽しさを発信中。クリアブルー・ベイトインストラクター。

皆さんこんにちは!クリアブルー、ベイトインストラクターの岡田秀星です!

今回は2022年10月に、ついにクリアブルーから発売となったベイトアジング用ショートシングルハンドル、BFエアリー33mmをご紹介させていただきます!!

アイテム名 重量 サイズ(ピッチ) カラー ハンドルプレート・ノブキャップ:材質 ノブ材質 スカート 価格
BF-Airy(ビーエフエアリー)33mm 6.8g 33mm ブルーシルバーとブラックブラック アルミ(ジュラルミン) シリコンゴム POM樹脂 ¥16,390(税込)
クリアブルー公式  ビーエフエアリー33mm詳細ページはこちら

①ベイトアジングをより快適に!BF-エアリー33mm開発経緯

現在ベイトアジングで使用されるベイトリールに標準で搭載されているハンドルは80mmのダブルハンドルが大半です。

しかし、リグを「止める。」という操作が大切になるアジングにおいて、80mmハンドルでは思った以上にハンドルを動かしすぎてしまい操作の繊細さが損なわれると感じていました。

そこでもっとショートハンドルが必要だ! と感じ、70mmハンドルを取り寄せて使用していたのですが、70mmだと摘まんだ反対側が手に当たってストレスに・・・。

ならばいっそのこと切ってしまえ!という中々ファンキーな理由で開発がスタートしました。

②シングルハンドルのデメリットは?

普段から様々な釣りでベイトを使用している方は、クラッチ返りというトラブルを聞いた事があるかもしれません(※キャストの際、強くリールが振られる力によってクラッチが戻ってしまうトラブル) 。

このトラブルは、ハンドルの回転軸であるドライブギアシャフトから離れた位置に重いモノが付いているほど力のモーメントが働く事で起こるので、逆に、短くて軽いハンドルであれば、ほぼ発生しません。
実際1年以上の期間様々な使い方、投げ方を試しましたが、一度もクラッチ返りのトラブルは発生していません。

③思いもよらなかった「BF-エアリー33mm」のメリット

シングルハンドル特有のメリット

一番のデメリットになるかと思っていたクラッチ返りのトラブルも発生しません。ではメリットに目を向けてみます。

開発経緯で触れましたが、シングル化している為、反対側のハンドルに手が当たる事が無く、リトリーブに集中する事ができます。
さらに、ハンドルノブが減り、約35mm分の金属が減る事により、劇的な軽量化を実現! 言われてみれば当たり前ですが、開発中はあまり気にしていませんでした(笑)

より快適に!よりショートに!

開発経緯でも触れましたが、「リグを止める」というのは言い換えれば、任意の量の糸を巻く事です。ハンドルを短くする事により、円の直径が小さくなり、より細かい操作が可能となりました。

しかし、70mmのダブルハンドルを半分にした35mmでもまだ長い。リグの操作感を向上させる為、本岡代表がDLIVEさんと共に作った、AIR Stirエアーステア33mmと同じ33mmのハンドル長へと至りました。

33mmのハンドルの長さにする事で、手首を返すだけでハンドルを巻く事が出来、超快適なリトリーブを実現しました。また、ハンドルをショート化する事で巻きトルクが減り、リトリーブから得られる情報量も各段に増えています。

33mmの超ショートハンドルから生まれた更なるメリット!更なる軽量化

BF-エアリー33mmを一見した際、無駄を完全にそぎ落とした骨組みのようなデザインに感じられるかもしれません。

これは、究極まで、強度と軽量化のバランスをとったデザインです。33mmという超ショート化した事により、強度も確保できました。てこの原理を思っていただければと思いますが、短ければ短い程折れにくく、曲がり難いのは皆さん周知な事実だと思います。
結果として、ハンドルノブ込みで6.8gという驚異的な軽さを実現できました。

ダイワの純正80mmダブルハンドルとの重量差は脅威の12g。
リールだけで無く、タックル全体で考えても12gの軽量化は驚異的です。

軽量化から来るタックルバランスの向上、感度向上

ベイトリールは構造上、ハンドル側にギア等の内部機構が集約している為、左右の重量バランスが悪いです。

そのため、リールメーカーさんはギアの素材を見直し、ギアの軽量化やギアボックスをより中央によせる設計をする等、リールの重心を中央に寄せる設計をされているなと感じています。その中で、ハンドルを交換する事で、一気に12gもの軽量化を実現できる、BF-エアリー33mmは一石を投じるアイテムになるかもしれません!

重心がタックル中央に寄る事により、タックル全体から感じる感度の向上を感じる事ができます!

まとめ

ハンドルをBFエアリー33mmに変えるだけで、糸巻き量をより繊細に操作し、リグをより繊細に扱え、巻きトルク減少から来る巻き感度の向上、驚異的な6.8gの重量から来るタックルバランスの向上が期待できます。シングルハンドルに慣れていないベイトユーザーは、始めはシングルハンドルという所に違和感を感じるかもしれませんが、是非使いこなして、ベイトフィネスフィッシングの世界を広げていただきたいと思います!!

【ベイトアジング】シングルハンドル『BFエアリー33mm』のココが良い!

出典:YouTubeチャンネル「ClearBlue – アジングch」

 

 

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