各ルアーの魅力
使い分けについて解説したトコロで、今度は「ヴァルナ110 S」と「オーバーライド」の魅力について。シンキングミノーもメタルバイブも様々な物が出回っているのにも関わらず、何故この2種類を使用するのか?について解説します。
「ヴァルナ110 S」の特長ですが、まず見てお分かりいただける通り3フックです。
この3フック仕様は掛けた後のエラ洗いでのバラシが多いシーバスにとってはカナリのアドバンテージになります。それでいて、ボディーの構造がハニカム構造になっており、非常にレスポンスが良くて泳ぎ出しも早いため、着水直後のヒットチャンスも見逃しません。また、ジャークやトゥイッチの動きも非常に素直で扱いやすく、ここぞというトコロでアクションを加えてあげることで、魚にスイッチをいれて口を使わせることができます。
「オーバーライド」の特長はキレの良いハイピッチアクションです。
キレの良いハイピッチアクションの中でも特に水押しが強くて魚に猛アピール。浜名湖でも特にシャロ―エリアで釣りをすることが多い僕は、1/4ozを多用します。バスの世界では当たり前のウエイトですが、シーバスのメタルバイブの中では軽く、レンジが入り過ぎないことで、リトリーブスピードも幅広くより浅い所で快適に使用できます。シルエットもこの時期のメインベイトであるヒイラギにソックリ。マッチザベイトを意識した攻略には不可欠なルアーになっています。
カラーセレクト
今度はカラーセレクトについて解説。
普段は濁りがあるか無いかでカラーを決めていきます。自分が良く行くフィールドがどうしても濁っているエリアに偏りガチではありますが、濁っている時に有効になってくるのが「ゴールド系」、「チャート系」といったカラーが釣果に結び付きやすいと感じています。対して、澄んだ潮には「クリア系」や「シルバー系」などが有効だと考えています。具体的なオススメカラーも下記に記してあるので参考にしてみてください。
澄んでいる時:アイクルチャートブルーグラス PBC96、リアルイナッコ RP12
濁っている時:ゴールドチャート H64、江戸前ケイムラメッキ HU54
澄んでいる時:シルバーミラーシャッド OR07
濁っている時:ゴールドミラーシャッド OR05、スポーンレッド OR18
タックルデータ
最後に、私が普段使用しているタックルデータを紹介します。ぜひ今回紹介させていただいたメソッドを試される際は参考にしてみてくださいね。
ロッド:シルベラード(GSIS-742ML)【オリムピック】
リール:バンキッシュ2500S【シマノ】
メインライン:G-soul X8 アップグレード(0.8号)【よつあみ(YGK)】
リーダー:リーダー:シーガ―グランドマックスFX(20Lb)【クレハ合繊】
これから全盛期をむかえるシーバスゲーム! シーバスというと、シャローのイメージが強く、常に上を意識した攻略に目が行きガチですがボトムのベイトまで非常に広範囲に追いかける魚です。イナッコ、ヒイラギ喰いのシーバスには「ヴァルナ110 S」、「オーバーライド」が効果的ですので、ぜひルアーローテーションに加えて使っていただければと思います!