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何が釣れるかお楽しみ!スーパーライトジギング!! だから役立つマルチパーパスPEライン「ROOTS」

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暑さも少し和らぎ、朝晩はTシャツに長袖を1枚羽織りたくなる気候となるこの時期は、絶好の釣りシーズン。

巷ではキャンプが流行っていますが、広い海原で抜けるような青空を見上げながら、美味しい魚を釣るのもとてもリフレッシュになります。

佐賀・唐津発 スーパーライトジギング

「スーパーライトジギング」、通称SLJは、扱いやすい道具でルアーを使って魚を釣るので初心者にもオススメ。幅広いレベルの釣り人が楽しめる釣りです。

今回は、佐賀県唐津市にショップも構える、ゴーセンフィールドスタッフの深瀬弘幸氏の案内で、玄界灘のSLJを楽しんできました。

△ゴーセン・フィールドスタッフの深瀬弘幸氏。実釣ではこのアコウ(キジハタ)ほか、他魚種をキャッチ

お世話になったのは佐賀県唐津市大浦の遊漁船SUN。船長の濱口さんは優しい顔つきそのもので、親切丁寧にいつも笑顔で接してくれ、安心して釣行できます。

使用タックル

△タックル例。各フィールドで釣れる魚種やサイズ、それに伴う狙うレンジ(深さ)などが変わってくるのもまた面白い。今回はスピニングタックルを使用したが、状況に応じてベイトタックルもあり。ラインセッティングなども釣行前に船長などに聞いておくとよい

使用タックルですが、ロッドにシーウォークライトジギング67UL(ヤマガブランクス)。これ1本で様々な種類の美味しい魚が釣れます。これにスピニングリールの3000番クラス。SLJはもちろん、シーバスやチヌトップ、エギングまで幅広く楽しめる万能モデル。4000番クラスでもよいので、1台は持っておきたい。

メインラインはルーツPEx8(ゴーセン)のマルチカラー1号200mをチョイス。

 

船長に指示された深さでルアーを動かして釣るので、水深が分かる色分けタイプのラインを巻きましょう。クセがなく、トラブルに強いルーツを200mも巻けばSLJは様々な釣りに対応できます。

△非常に視認性が高く、ヒットのあったレンジなどを把握しやすいROOTS PEx8マルチカラー

ショックリーダーはルーツFCリーダー(ゴーセン)の40lb。

こちらは根掛かりや魚とのファイトで伸びてしまっても、元に戻ろうとする復元力が強いため、長持ちして頼もしいリーダーです。一般的にリーダーは30m巻の商品が多い中、50mとたっぷり巻かれていてコストパフォーマンスが高いアイテムです。

ルアーは30~80gのジグを用意。最近はSLJ用のジグがあるので、こちらがオススメ。PEラインとリーダー、ジグは地域や狙う魚によって使う太さ、重さが変わるので、釣行前に船宿に確認しましょう。

次々と美味しい魚が…

まだ暗くて星が綺麗に見える早朝5時、いよいよ出港。

ポイントまで1時間ほど走るということで、深瀬氏はキャビンで爆睡…。

朝焼けを眺めて、心地よい海の風を顔で感じる。美しい玄界灘の夜明けで心が洗われていく。早起きのご褒美です。

美しい風景を見ながら船長とおしゃべりしていたらすぐに1時間が経ち、ポイントへ到着。魚探に魚の群れが映り「反応強いよ!」の船長の声に期待が膨らむ。

「水深40m。30mあたりに反応あり!」

船長からの情報を確認しジグを海へ投入。スルスルとジグが沈んでいく。

ラインのカラーが4色目のイエローに変わり、出ていたラインが止まるとジグが海底に着底した合図。

着底と同時にすぐにラインを巻き始めることが最大のポイント。

すぐに巻かないと根掛かりのリスクが高まるし、ヒット率が落ちます。

理由はジグが海底に沈んで行くとき、このジグを見つけた魚が追ってくることが多いため、着底と同時に巻くことでジグに喰らいつきますが、着底したままだと魚はエサだと思わずUターンして行ってしまいます。

「着底と同時にラインを巻き上げる』」れがヒット率を高めるのです。

SLJのジグの動かし方はロッドの先端をお腹の高さから頭の上くらいまでス~ッと上げて、上がったらラインをゆっくり巻きながらス~ッとお腹の高さに戻しましょう。

これの繰り返しです。

上げたロッドの先端をお腹の位置に戻すときにジグは沈み、この時にヒットすることが多いので、次にロッドを上げようとした時にグッ!と手元に重みが伝わり、ヒットを確信します。

この誘いを船長の指示した水深あたりでやることが釣果に繋がります。

スタートしてすぐに深瀬氏がヒット。ロッドが大きく曲がり楽しそう。

上がってきた魚は、顔はデカいが目が小さく、そしてなんとも言えないピンク色…イラという魚。初めて見る魚です。

次は船長がヒット。これまたロッドがギュンギュン曲がっています。フエフキダイだ。

ここから「美味しい魚」が次々とかかります。深瀬氏がヒット!

上がってきたのは良型のイサキ!次に私にも良型のイサキ。なかなか引きが強くてスリリングで面白い。

お腹が丸々していていかにも美味しそう!

△深瀬氏㊧と筆者に立て続けに良型イサキ

それから大型のアコウ、オオモンハタとうれしい魚が続きます!

ぐいぐいロッドが曲がり、魚とのファイトが楽しくて船上は皆、終始笑顔でした。

しばらくすると、私の手元にフワンッとした妙な感触。

「あれ?なんだ?なんか釣れているような…でも引かない」

いったい何が掛かっているのか? 姿を見せたのはなんとイカ!超絶美味しいケンサキイカです!

「ジグで釣れるのか!?」と言った瞬間にハッとしました。

ジグのような「メタルスッテ」でイカを釣る釣りがある。イカメタルですね(笑)。

 

綺麗な景色と爽快な青空を眺め、気持ちの良い海風にあたり、美味しい魚が釣れてワイワイ笑う、最高のリフレッシュです。

港に戻り、船長が特別にイサキとケンサキイカをお刺身にしてくれました。

本当に美味しい!なんという贅沢でしょう!

イサキもイカもほのかな甘みがあり、わさび醬油がそれを引き立ててくれます。

※港で発砲クーラーに魚を入れてクール便で送ることもできる場合もありますので、事前に船宿にご確認ください。

SLJは手軽で、釣れる魚も美味しい魚が多い。

釣りを始めてみたい人にもおススメです。

この秋は友達を誘って釣りに行ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに、本当は前日に乗船予定でしたが荒天のため翌日に。

空いた時間はチヌトップで遊びました。

SLJ用に用意したルーツPEx8の1号を巻いた3000番のリールでロッドは深瀬氏に借りて。

こういう楽しみ方ができるのも「マルチパーパスライン」のいいところですね。

文:ゴーセン杉浦

ゴーセン(GOSEN)

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。
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