テイルウォークのジグフォースSSDといえば、近海オフショアジギングを広くカバーする基本性能の高いスタンダードクラスロッド。
近海ジギングフルカバー「ジグフォースSSD」
内訳としては、スピニングのベーシックモデルとしてS602・S603・S604。Sがスピニング、いずれも60(6.0フィート)で、その後の数字がパワーの番手。同様にベイトキャスティングモデルとしてC602・C603・C604があります。
加えて、スピニングにはS651-LJとライトジギング・ブレードゲームに適したモデル、ベイトモデルにはC634 SPEC-Eという電動ジギングに特化した機種も。このあたりは先に述べたベーシックな機種とは違う個性を見せてくれます。
そしてもうひとつ、ベイトロッドにはC603/FSL瀬戸内エディションというフルソリッドブランクスモデルがあり、これは瀬戸内エリアの青物で秋の風物詩ともいえる「タチウオパターン」攻略を意識したもの。
シリーズとして、全国的にスタンダードに使えるロッドを展開しながら、地方の特色ある釣りにマッチした機種を出してきたわけです。そして2022年秋、その瀬戸内エディションに今度はスピニングが!
ジグフォースSSD/S633 瀬戸内エディション
それがS633 瀬戸内エディション。2022年秋に登場予定となっています。
C603/FSLと同様、青物ジギングにおける瀬戸内タチウオパターン攻略用モデルとなるスペシャリティを持ったロッドです。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | DRAG (kg) | L1 (mm) | L2 (mm) | 税別価格(円) |
S633 SETOUCHI EDITION |
6.3 | 2(B) | 133 | 167 | max 240 | max 5 | 620 | 400 | 24,000 |
タチウオパターンは、瀬戸内エリアでは特に認知度の高い、青物がベイトをイワシから小型タチウオに切り替え偏食する状態を指します。
それを攻略する上で、細長いシルエットのメタルジグが有効となり、タチウオパターンではロングジグの使用が攻略のキーのひとつとなります。
そして、そうしたロングジグをあえて飛ばさない…というのがタチウオパターンの基本的な攻略法。つまりどちらかといえばスロー。ロングフォールも効果的。恐らくベイトとなるタチウオが、スイッチが入った時はともかく普段はどちらかといえばまったり泳いでいることに起因するのかもしれませんね。
何はともあれ、全体的に硬すぎず軟らかすぎずの絶妙な仕上がりで、200g前後のロングジグを優しく動かすことが可能なスピニングロッド(ルアーmaxは安心の240g)。
ただし、テーパーとしては若干ファスト寄りに仕上げているのだとか。これは、ジグが一瞬止まった時やフォール中のバイトも非常に多いためで、そうしたバイトをレスポンスよく伝えフッキングさせることを目的としているため。
これでジグフォースSSDに、独特なタチウオパターンを攻略するベイト&スピニングが揃ったことになり、相変わらずのSSDらしいリーズナブルな価格もうれしいところ。
どちらも揃えてでっかい青物、狙ってみては?
そして、スピニングモデルゆえにキャストを生かした斜め引きでの中層攻略もしやすいモデル。青物・サワラとそうした横の釣りに反応がよい時も多々あるので、ベイトモデルとはまた違う攻略の幅が持てるのもうれしいところではないでしょうか?
■2022年10月登場予定
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