もはや、こんな時代になったのか…と感慨深かった話。
「データ」
スポーツでもビジネスでも、もちろん釣りでも。データが無いよりはあった方が良い、それも多ければ多いほど正確性は上がる=釣れる。
実に34万件もの釣果投稿データを集約「タイミング、場所、エギ」などの条件を解析できたら…。
エギング釣果予測システム Ver1.1プロトタイプ
20万人を越える登録者を有するエギング専用コンテンツ、ヤマシタ「エギCOM」内で公開された「エギング釣果世予測システム Ver1.1プロトタイプ」。
過去9年間にわたり投稿された34万件もの釣果投稿データから、どのエリアで、どの日に、どのタイミングで、どのエギで釣れたかを解析し、イカ遭遇スコアとしてそれぞれの項目で釣れる可能性の高さを数値化したもの。
釣りがうまい人って、釣行のデータをノートにつけてたりしますよね。このエリアで、この潮で、このエギで、このカラーで釣れた…という過去のデータを元に釣りを組み立てる。過去のデータを元に予測が立てられるから釣れる可能性が上がる訳です。
…可能性が上がるといっても、それは1人分のデータ量。どんなに釣りに行っても、到底34万件には及ばない。
何の何がわかる?
肝心なのはここ。
「エギCOM」を普段から利用されている方なら、ピンと来る方もいるでしょうか。
何がわかるというよりも、使い方を紹介してしまった方がわかりやすい。ここでは、○月○日に、●●へ釣行に行くことが決まった前提で紹介します。
まずは、行き先を全国から選ぶ。
例えば和歌山へ行くとすれば、「近畿」を選べば表示される詳細エリアで「和歌山」を選ぶ。
すると、当月の和歌山県の予測・分析結果が表示。
こちらの表で見ると、和歌山がもっとも遭遇率が高く、次いで串本・湯浅・御坊…といったように、過去の実績からよく釣れたエリアが表示される。ちなみにこの表は和歌山全域で、エリア選択をタップすればさらに絞り込むことも可能。
そして、その下部に目をやると、月日、潮汐、気象、エギとあり、それぞれ過去に実績の高かった=釣れる可能性の高いデータが表示されると。
例えば、イカ遭遇スコアが比較的高い「御坊」に行くとして。
特に気になる「エギ」を見てみると、これまでの実績からどんなエギが釣れそうか…が、予測できる。
さらに、エギ単体のアイテムランキングに、エギサイズ…
釣れるカラーの傾向まで予測可能。
もちろん、月日、潮汐、気象もかなり細かく…月日、潮汐×潮干満のタイミング、水温、天気、時間帯、風向き、イカのサイズなどまで予測できてしまう。
とまぁ、かなり詳細に予測が立てられるシステムなんですね。もっと言うとエギCOMの釣果投稿データが、この先蓄積されればされるほど…より正確性が増していくんじゃないかなんて。
もちろん相手は自然だし、アオリイカだし。データ通りにいかないこともあるとは思いますが…初めてのエギング、久しぶりの釣行や遠征、どうやっても釣れないときなどに、参考にしてみるというのも1つの手。
「IDエギング」、イカがでしょうか。