近年、東北や北海道地方で人気のサクラマスジギング。サクラマスはヤマメの降海型であることで知られ、その抜群の食味も人気の理由のひとつ。またオフショアからのジギングにおいては、レンジが変わったり、ファイトもトルクある走りを見せたと思ったら、フッと軽くなったと思たら水面ジャンプ…なんてこともあって、その予想できない動きが楽しかったり、そのせいでバラして悲しい思いをすることも(笑)。
サクラマスジグTZ
そんなサクラマスジギング用ロッドが、テイルウォークからこの秋登場となります。それがサクラマスジグTZ。
もともとテイルウォークには、サクラマスジグSSDというモデルがあり、そこで蓄積したデータをブラッシュアップ。TZが示す通り、トルザイトリングなどを搭載して、この秋の登場となります。
まずはスペックから。全3機種でいずれも6.5フィート。0番・1番・2番の3機種がラインナップ。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(PE) | L1(mm) | L2(mm) | 税別価格(¥) |
C650 | 6’5″ | 2(B) | 149 | 136 | max100 | max1.5 | 540 | 410 | 45,000 |
C651 | 6’5″ | 2(B) | 149 | 139 | max120 | max1.5 | 540 | 410 | 46,000 |
C652 | 6’5″ | 2(B) | 149 | 143 | max150 | max1.5 | 540 | 410 | 47,000 |
テイルウォーク公式サクラマスジグTZ詳細ページはこちら
特長
まずは、TZの名の通り、オールステンレスフレーム・トルザイトリングガイドを採用。
これが全機種ともにスパイラルガイド設計となっています。軽量・高感度ガイドをスパイラル設計とすることで、ファイト時のネジレやブランクスへの糸当たりを軽減。
これはカーボンフルソリッドブランクスの性能を引き出すことにもつながります。また、スパイラル設定でガイドが下向きとなるのでガイド数を少なくすることができ、全体の軽量化にもつながっています。
さて、そのカーボンフルソリッドブランクス。これは前述したようにサクラマスが、かなり独特でトリッキーなファイトをすることが挙げられ、フォールバイトも非常に多いことや、思いのほか口切れも多い魚なので、高い追従性がバラシを防ぐ意味で生きてきます。
リールシートはTCS。握り込みやすく、スロー系のアプローチからワンピッチまでブレずにしっかり誘いやすい。コルクとアルミパーツも高級な雰囲気を与えてくれます。
ちなみにブランクス性能をフルに発揮できるようバットジョイントとなっています。
色々できる3機種
3機種の内訳は先に述べた通り。レングスが統一されており、リアグリップ長にも差がないので複数機種持っていても長さで違和感を感じることはないでしょう。
基本的にはジグのウエイトなどと相談しながらセレクトすればよいのですが、前述したようにレンジもパターンも思った以上にコロコロ変わるのがサクラマスジギング。
ジグをある程度飛ばした時の方がよい時もあれば、あまり飛ばさずに泳がせた方がよい時も。そんな時にはあえて重めのウエイトを0番で扱ってジグを飛ばさないなんてアプローチで攻略できたり。
基本性能が非常に高いロッドなので、単純にジグウエイトに合わせるだけのみならず、ジグや水深、潮流、その時ハマっているパターンなどに応じて組み合わせると面白そうですよね!
豪快な釣りかと思いきや、その実かなりテクニカルで1尾取るまでのプロセスが面白いサクラマスジギング。だからこそ繊細かつ粘り強さも兼ね備えたフラッグシップが望まれたわけで…。待望のデビューは11月を予定しているそうです。
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ホントに美味しいサクラマスを食べた時の顔、こうなるらしいですよ(笑)。