オリムピックのチニング名竿といえばシルベラード。シリーズのフラッグシップといえば、「20シルベラードプロトタイプ」。
〝プロトタイプ〟と名が付くオリムピックのロッドは、その釣りジャンルのフラッグシップモデル。20シルベラードプロトタイプはチニングロッドの最高峰。
そんな20シルベラードプロトタイプに追加機種。2022年NEWモデルは初となる8フィートのロングレングス。
20シルベラードプロトタイプ(22GSILPS-832M)
20シルベラードプロトタイプに追加される「22GSILPS-832M」。表記の通り8.3ftで、シリーズ唯一の8フィート台にして最長レングス。
出典:OLYMPIC TV
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
PE Line (号) |
税込価格 |
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2.52 | M | F | 99g | 128.6 | 1.5 | 2 | 5-22 | 0.6-1.2 | 55000円 |
オリムピック公式「20シルベラードプロトタイプ」詳細ページはこちら
飛ぶ、そして器用だ!
83のMクラスで、まず単純に飛ぶ。これが大きな武器となります。遠投が求められるシーンはもちろん、敷石・ゴロタが沖に張り出しているような状況にも83のレングスがフィット。
面白いのがティップにかけては79と同等の繊細さを持っていて、写真の通りバットパワーはありながらも実は細かな操作を苦にしません。
だから、遠くに飛ばせるだけでなく、投げた先でリグをしっかり操れる。そして遠距離であってもバットの強さで貫ける。
上記、動画内ではフリーリグやトップウォーターまでこなし、遠投パワーモデルというよりは器用な遠投ロッドという印象を受けます。
最新素材とテクノロジー
そうした、パワフルかつ繊細という要素において、大きな要因となっているのはブランクスマテリアル。
メイン素材には最新のカーボンプリプレグ「トレカT1100G」とさらに高弾性・高強度を誇る「トレカM40X」をあわせて使用。
トレカM40Xは、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持したまま、強度を約30%向上させることに成功した素材。トレカMXシリーズは、非常に高弾性で強い。トレカT1100GはトレカMXと比較すれば中弾性素材といえるでしょう。
どちらがよい悪いではなく、適材適所でT1100GとM40Xを採用しているブランクス。簡単にいえば強いし軽い、粘る。そのバランスが、現在の最先端をいっているといえ、だから飛ぶし強いし、器用なロッドとなるのです。
もちろん、ナノアロイやオリムピック独自素材「クワトログラファイトクロスXX」など、最新素材や技術をつぎ込んでいるのがフラッグシップたるゆえん。
レングスが長いからこそ、「この長さで、このフィーリング!?」と良い意味で予想を裏切り、シルベラードプロトタイプの実力をモロに感じさせてくれる機種、それが22GSILPS-832Mかもしれませんよ~。
遠くの竿抜けポイントで独り勝ちを狙うなら必須の相棒!?