南湖南部では第二陣スポーン終了。50cmUPのメス狙いなら、プリスポーン段階の個体を狙うか、ポストスポーンの個体を狙う必要がでてきた
前者のプリスポーンパターンは、あえてバイトの多いオスを捨てていくもので、バイト数は激減するが、プリゆえにウエイトが伸びる。沖のメインチャンネル、木ノ浜、北湖などではスイミングジグで狙うのがもっとも典型的なパターンであり、南湖の南エリアでは3月中旬に行われていたパターンをそのまま水温の低いエリアで実践するというものだ。
後者のポストスポーンは、すでに産卵を終えている、もしくは一度卵を落としているメスを狙うものだ。下物エリアや南湖西岸の南側などに多く、ハンプ、ハードボトムなどのスポーニングスポットに近いウイード、石、マンメイドなどが中心となり、急激なブレイクよりもなだらかなブレイクの中間にポジションを取ることが多い。
基本、派手な動きを嫌がり、ライトTXなどで静かなアクションで誘うと有効だ。あとはキャロ、ヘビーDSなどシンカーを離したリグの方がワームの動きがソフトとなりバイトさせやすい。
また、ミッドスポーンのメスというパターンもある。オスの多いハンプの上などでミッドのメスが釣れる日は、曇り、雨の日、あるいは暖かい日中の風の吹きはじめなどタイミング次第でバスがハンプにあがってきた時に限定される。こういう日は非常にイージーで、40㎝UPのオスをいっぱい釣っていて、50㎝UPがまじるという楽しい展開となる。
逆にキビしくなるのは急激な水温低下などのタイミングで、オスですらハンプの上などから姿を消してしまうような日だ。
これが寒の戻りなどの日に起こり、4月上旬の寒の戻りのタイミングではシブい日が続いた。こういう日のミッドスポーンのメスというのは沈黙する。(4月21日配信に続く)