登場以来、話題となっている「Colored SHOOTER(カラードシューター)」。
このラインを企画した張本人であるイヨケンこと伊豫部健さんとの五三川ロケでリールに巻かれていたのは、やっぱり「Colored SHOOTER(カラードシューター)」。
先日はカラーが付いていることのメリットをお伝えしましたが、今回はもう少し踏み込んだ内容。ラインの使い分けについてご紹介。
「シェード」と「カレント」がキー
ロケ当日のメインパターンは「巻き」と「撃ち」。
まだまだ夏!といった様相の五三川(岐阜県)で、キーとなった2つのポイントは「シェード」と「カレント」。
前日まで雨の影響でかなり増水していたという五三川。迎えたロケ当日は、減水傾向にありかなり流れが効いている状況。イヨケンさんいわく「水門を開いたんじゃないかな」…とのこと。
全体的にカレントが効いている中で、流れのヨレやシェードが絡むようなポイントを「巻きの釣り」でテンポ良くサーチ。また、カバーなどシェードが濃いポイントなど要所で「撃ちの釣り」を展開。
巻きの釣りにColored SHOOTERの「16ポンド」
そんな状況で朝イチ、手にしたのがスイムベイトの「HBバブゥ(10TEN FEET UNDER)」。動画を見た方ならおわかりですね、そうポイントに着いて1投目でキャッチしたあれです。そしてラインは自身のサインが入ったColored SHOOTERの16ポンド。
イヨケンさんといえば、パワー系の釣り。そもそも細すぎず、太すぎずという16ポンドが主軸となるポンド数。
そして基本的に16ポンドという号数は、イヨケンさん的にはヘビーカバーまではいかないライトカバー~セミカバーといったカバーを、7g前後のテキサスやフリーリグをフリッピングでガンガン撃っていくような釣りをする時に使用する太さで、キャロやラバージグなどもできる汎用性の高い号数。
また、グラスロッドを使う「巻きの釣り」にも適した太さで、3/8~1/2ozクラスから30~35gくらいまでのスイムベイトまでならカバーできる強度もある。いわく、グラスコンポジットロッドを使用したカバークランキングや、今回のロケで登場したスイムベイティングなどと特に相性がよく、グラスの特性を低伸度のフロロカーボンの特性が補うようなイメージで使用しているそう。
実際ロケではHBバブゥだけでなく、オープンウォーターのアラバマリグなども同タックルで使用されていました。
撃ちの釣りには「18ポンド」
巻きの釣りと、今回のロケでもう1つの軸になった釣りが「撃ちの釣り」。
完全に日が昇りきったタイミングになると、カバーによって形成されたシェードの奥の奥を「4.4”ハガー(ゲーリーインターナショナル)」のノーシンカーバックスライドで攻略。
で、その釣りで使用していたのがレジェンド下野正希さんのサインが入ったColored SHOOTERの18ポンド。
カバーが濃いエリアを積極的に撃っていきカバーの中で繊細に誘うような釣りや、スイムベイトやスイムジグなどを使用する際に16ポンドじゃ少し不安…だけど20ポンドではややオーバーかな?なんて時に使用することが多い号数だそう。
イヨケンさんがロケ当日に、撃ちの釣りで18ポンドをセレクトした理由は2つ。
1つは視認性の高さ。Colored SHOOTERの18ポンドには5つのラインナップの中でもとりわけ視認性の高い「イエロー」が採用されていて、カバーを撃つ際シェードの中でもラインがよく見える。つまり、操作性が良く、バイトも逃しにくいとのこと。
もう1つはプレッシャー。ご存知の通り五三川はメジャーフィールドで常にプレッシャーが掛かっているというのは容易に想像できる状況。本来、カバーを撃つなら20ポンドが安心ではあるものの、やはりプレッシャーにより細いラインの方が反応が良いこともあるそうな。…だから18ポンドをセレクト。
近年、ラインの太さで釣果が左右されることも多く、細いラインだけじゃなく太いラインこそ釣果に差が出ることが露骨にあるとのことで、しっかり刻んであげるのがポイント…とも。
ロケを通して感じたこと。それはパワー系の釣りだからといって、ただ強いラインを使えばいい…という訳ではなく、そのライン(ポンド数)の特性を理解し、適材適所使い分けることが重要だと。
いつものタックルに巻いてあるライン、フィールドやバスの状況、使用するルアーや使い方によって、しっかり使い分けできてますか?
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出典:YouTubeチャンネル「sunlinefishing」
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サンライン(SUNLINE)