小貝川のサスペンド・プリスポーンデカバス攻略法
続いて小貝川のプリスポーン攻略法です。
※小貝川=関東平野を北から南へと流れる全長111.8kmの一級河川で利根川水系利根川の支流。利根川の支流中で第2位の長さを誇る。
小貝川での私の狙いは、この時期、比較的水深のあるアシのバンクにサスペンドするプリスポーナー!
小貝川は春になると堰を閉めて水位を上げていく川なのですが、早春の段階では水位が安定しないためドシャローに上がってくるバスが少なく、ドシャローばかり狙っているとノーバイトノーフィッシュなんてこともあります。
で、この水位が安定しない時期は、バンク沿いが壁状になって水深のあるエリアの倒れた枯葦やゴミ溜まりなどの下にプリスポーナーがサスペンドしています。これらの多くは、流れてくるベイトフィッシュやアシに引っ付いているザリガニなどを狙っています。牛久沼同様に産卵前の体力づくりというわけなんです。
そんなバスに私が投入しているのがバスエネミー3.5inch(5月発売)のライトテキサスです。
エバーグリーン公式バスエネミー詳細
https://www.evergreen-fishing.com/goods_list/Bassenemy_19864001_1.html
サスペンドバス対してなぜノーシンカーではなくテキサスリグなのか? ということですが、春は風が強い日も多く、またウィンディーサイドが狙いめとなるためノーシンカーではアプローチが困難なケースがあるからです。
ただし、やはりサスペンドバスに対してのアピールということで、枯れアシなどのカバーを貫通できる最小限のウエイトを選ぶことが重要で基本的には3.5gを選んでいます。そしてかつペグ止めなしのフリーシンカーシステムにして、着底後にノーシンカー状態になるようにすることも、対サスペンドバスには重要です!
じゃあノーシンカー状態にしたいならフリーリグではダメなのか? なんですが、 複雑なカバーの場合、フリーリグだとシンカーだけが落ちてワームが水面上にあるカバーに残ってしまうこともあります。そのリスクをできるだけ減らし効率良く撃っていくためにはやはりライトテキサスが有効になります!
ロッドはファクト70HSTで倒れた枯葦の隙間を狙って30cm刻みぐらいで細かく手返しよく正確に撃ち抜いていきます。
エバーグリーン公式ヘラクレス・ファクト詳細ページ→こちら
ラインは強度と操作性を良くするのと軽いウエイトでも正確に撃ちやすくするため太すぎない選択ということで、マジックハードR14Lb。
そんな感じのセッティング、釣り方を実践し、サスペンドするプリスポーナーを複数仕留めることができました!
●小貝川タックル●
ロッド:ファクト HFAC-70HST
ライン:バスザイル マジックハードR 14lb
ルアー:バスエネミー3.5インチ テキサスリグ
シンカー:EGタングステンシンカー 3.5g
私が愛用しているバスエネミーの最も代表的な使用法はノーシンカーですが、実は今回のレポートさせていただいたように春のデカバスにはテキサスリグも有効なんです。グラブのテールの様に撹拌するのでは無く、はためく様な動きで微波動を起こし魅了するバスエネミーのテキサスリグは、オススメなのでぜひみなさんも試してみてください!