今江克隆のルアーニュースクラブR「ラットとフロッグ!エラストマー系ルアーと専用?タックルの最新事情を紹介」の巻 第1113回
エラストマーフロッグ
そして、エラストマーの「カバーラット」と並行し、薮田和幸プロとともに水面下で開発をしてきた「ブータフロッグエラストマー2023」に、今回の霞ケ浦プリプラで目途がついてきた。
動かしにくさが難点ながら、水押し集魚パワーに関しては独創的な威力を持つ「ブータフロッグ」。
この「ブータフロッグ」をエラストマー化し、さらに「目からウロコの発想」で誰でも簡単に動かせ、ものすごく使いやすい「ブータフロッグ」として生まれ変わることに、昨日、霞ケ浦の湖上で確信することができた。
「カバーラット」とはまた違ったフロッグのようでフロッグでない?? フロッグフィッシングの常識に風穴を開けるニュータイプフロッグが実現しそうである。(ま、ワシの全面協力のおかげですけどね笑)
カスミ水系2連戦の悩み
さて、まぁここまでラット&フロッグのことを明かしてしまうのは、正直、プリプラとしてはツラいところなのだが、試合は季節の変わり目となる3週間以上先であること、ただ釣りをするだけが仕事ではなく、練習はあくまで集中タックルテストを兼ねている以上、少しはルアーの露出もしないとSNS全盛時代、発信する情報があまりにもつまらなくなる訳で……。
ブログも書きたくても、明かせないことが多すぎるのがプリプラ、しかも、同じ霞ケ浦水系2連戦のホンマに悩みです。
何で釣ったのかも分からない、どこで釣ったのかも分からない、釣ったバスだけ自慢げに見せられても何の役にも立たない&何のプロモーションにもならないわけで、本当に「釣れないレイクでの」プリプラは、メーカーを背負う経営者としては、痛し痒しである。
おまけに試合本戦で結果を残せなければ、プリプラ期間~試合までの長期間、何も発信することすらできずに終わると本当に経費倒れ……プロとして何も残せないのがツラいところである。
だからこそ、今は今の旬はあえて公開するが、試合本戦で投入するルアー、テクニックに関しては試合で結果を残して存分に公開解説したいので、しばらくは刺激少なめな内容の記事になることをご了承ください。
霞ケ浦の淡水サヨリパターン
ということで、この記事がでるころには練習も残すところ1日だけなので、もう一つ明かすと、TOP50第3戦で大活躍したTOWA君の「モグラスピンチャター3.5g」&「バスエネミースティック4インチ」、やっぱ「霞ケ浦淡水サヨリパターン」でハメると、ホンマによく釣れますわ……動きもシルエットもソックリすぎ。
ちょっと㊙チューニングすると、さらにすごいですけどね。
「モグラスピンチャター」、やっぱ小南悠プロもアラバマ系リグの具として溺愛していただけはある稀代の名作でした。
自分で開発しておいて、自分で忘れているワシも歳だわな……。
大藪厳太郎プロが「サヨリパターンの僕のシークレットルアーがなくなっちゃいました……」と嘆いてましたわ。
てか、第3戦前にそれ教えてくれよなぁ……泣。