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レオン加来匠の大人の夏休み…的な釣り

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」
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猛暑続きの毎日で、デイの釣りが中々大変な日々が続いていますね。

こんな時はまず無理をしない事。つまり、休憩する気になればすぐに車に戻るなり、近くの喫茶店やファミレスで涼めるような遊び方をするって事です。

と言うことで今回は、東日本エリアが台風の影響で釣りができない中、お盆休みを迎えてしまった横浜在住の知久氏を急遽広島へ呼び寄せ、まったりのんびり「ゆる〜い釣りをしようよ」的なノリで行った釣りの様子をお伝えします。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。

大人のノリでまったり遊ぶということ

まずは、今回のロケのハイライトとなった「都市圏港湾部・ド干潮の釣り」です。

干満差の大きい瀬戸内アングラーに特にありがちなのですが、干潮時には各ポイントから釣り人がほとんどいなくなります。理由は潮位が低くなり、水位が高い時間帯には堤防際にたくさん居た魚もめっきり少なくなって「釣れないから」です。

しかし、ぼくはここで「ちょっと待った!」と言いたい。釣れないのは、ザックリ言えば堤防で釣りをしているからです。

基本的な話ですが、多くの堤防ポイントは構造上潮位が高い時には機能するものの、低くなると魚が離れてしまう傾向にあるのですが、こういう時は堤防を離れましょう。例えばゴロタ浜など、潮位が高いときには遠浅で魚があまりおらず釣り場として成立していなくても、干潮時にはかなり沖合まで歩いて出ることが可能になり、場合によってはブレイクのすぐ近くで釣りができるようになる場所が少なからずあるのです。

写真①

写真②

写真①②はその代表例ですが、普段は100m近くキャストしないと魚がいる場所へ届かないのに、大潮干潮時にはブレイクのすぐそばまで歩いて行けるのです。そしてこう言う場所は魚が抜かれておらず、最干潮時であっても概して大型が釣れるものなのです(写真②は楽勝尺オーバーのデカカサゴ)

もう一つのオススメは今回のロケ地となった「近場港湾部の奥まった漁港」などです。こう言う場所では、大潮干潮時には護岸の敷石などが露出します。しかも水位が低く浅いのでボトム丸出しの状態になりますが、敷石や崩れ岩など根魚が隠れられる障害物が有る場所を見つけたら、そこはスーパーパラダイスと成り得るのです。

今回この釣りだけはしっかり撮影してきましたので、まずはその様子をご覧下さい。

ド干潮時・激シャロー地帯での根魚ゲームはスリリング(ライトゲームマニア連動動画)

出典:YouTubeチャンネル「INX tv」

3つのステージから成る今回の釣行プラン

と言うことで今回の釣行を時系列で振り返ってみます。

ステージ1

早朝6時(満潮タイミング)の涼しい時間帯は、広島市内の太田川下流域でチヌのトップゲーム。バス用のペンシル各種やスープラ65やジェイボーイなどを使って3時間ほど楽しみ、その後近くのマクドナルドでゆっくり朝食を摂りながら釣り談義にふける。

ステージ2

暑くなってくる10時頃から旧郡部の山間部目掛けて車を走らせ、いわゆる「里川」的な適度な河原へ降りて「清流ジギング」にチャレンジ。釣れたのはチチブと子ウグイで、狙いのカワムツは姿を見る事ができなかったが、それでも爽やかな空気のもとで清流魚の可愛らしく美しい姿を堪能。

ステージ3

これまたゆっくり目の昼食を、クーラーがしっかり効いたファミレスの「ジョイフル」で摂り、干潮間際の時間帯まで過ごし港へ。

到着すると干底1時間前ほどでタイミングバッチリ。早速支度をして水深30cm〜50cm程の岩場を探ると、過去にこのポイントでは見られなかったそこそこサイズのベッコウソイが釣れて二人で大はしゃぎ。15cm程度のムラソイを釣るつもりだったので、タックル及びラインシステムがライトゲームのままで想定外のサイズにヤラレちゃったのが実にアレだったけれども…。

と言うことで、逃げ場所も無くアホほど暑い磯や沖堤防へ行かなくても、充分一日中ルアーフィッシングを楽しめる「コース」を大人のノリで遊んだ一日となりましたとさ^^

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