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【北大祐×琵琶湖】もう1つのトップウォーターゲーム

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「フロッグゲーム」がとりわけ印象的だった北大祐さんのトップウォーター縛りの琵琶湖ロケ。

そのフロッグゲームの“いろは”は、先日お伝えしている通り。

【フロッグはただのカエルにあらず】北大祐が解説する「フロッグのいろは」

実際、ロケ日に6~7割程度キャストしたルアーは「フロッグ」です。…6~7割は。

逆に言えば、3~4割は他のルアーを使用。アメリカで活躍するプロが、何を、どのように使ったのか、気になりますよね? ここでは、そのフロッグゲーム以外の戦略をご紹介していきます。

トップで1日やりきる。北大祐のトップウォーター論

「他の釣りしちゃうと、どっちつかずになるしなぁ。うん、トップでやりきりましょう。」と当日の朝、自らトップ縛りを表明した北さん。

いわく、ロケ当日に狙うのは岸際のシャローでカエルやザリガニ、ベイトフィッシュなどを待ち構えて食うタイプの魚。「スポットが合っていて、アプローチさえ決まればドーンと出ます。その方がワクワクするじゃないですか」とも。

実際、うわぁ釣れそう…と、1日を通して集中力を切らすことなく、その言葉どおりに琵琶湖でトップウォーターゲームをやりきった訳です。北さんがそれほどまでに信頼を置くトップウォーターゲーム。はたしてその展開とは。

メインはダブルスイッシャー、結果的にフロッグ。

冒頭でもお伝えしている通りフロッグゲームが印象的だったんですが、それはただ結果がそうだっただけ。

北さんがこの日メインに組み立てていたのは素材の硬いプラグ。プラグが引けないポイントでフロッグを使用していたら、結果的にフロッグが目立ったと。

で、朝イチ。いわゆるゴールデンタイムにまず手にしたのは、開発中というプロトのダブルスイッシャー。

セレクト①:ダブルスイッシャー

ペイフォワードから登場予定の「タンク」のプロトモデル。かなり使い込まれています。

ずんぐりしたシルエットにワンフック。いかにも首振り系な印象のプラグ。気になるのは、なぜ、このダブルスイッシャーをセレクトしたのか。

いわく、その理由は「幅広く使えるから」

このルアー、シルエットもさることながらアピール力バツグンの四角穴ペラを採用。

円形以外の穴のペラはいろいろありますが、北さんが選んだのは四角。いろいろ試した結果、個人的に一番バランスが良かったんだとか。

また、ペラの厚みにもこだわられているようで、スタイル的にストラクチャーの際をかなりタイトに攻めるため、変形しないよう結構厚みを持たせてあると。ただ、プラスチック製で容積の大きいボディと相まって、比較的カン高くリズミカルなクラック音が特長的。回転時にコチコチ、カチカチと、まるでベイトフィッシュが水面でエサを捕食するときの音を演出。

ピンスピットに入れる。テーブルターンでその場でアピール。それで出なければ巻いてコチコチ、カチカチと超スローからファーストまでリトリーブでもアピール…そんな使い方ができる。

ベイトを待ち構えている魚が今回のターゲット。何かのベイトを偏食している訳ではないので、じっくりも、比較的スピーディにも探れるこのルアーをセレクト。

使い所のイメージは…とにかく引ける所。比較的大きなトリプルフックがついているので、少しでもヒシモがあったり、アシが倒れていたりすれば拾うのは必然。まずサーチして釣りにならないようであれば、フロッグや他の選択肢に…という使い方でした。

セレクト②:バズベイト

で、もう1つの選択肢がバズベイト。

見慣れないこちらのバズベイトは、北さんが訪米中にフラッと寄ったショップで「使いやすそう」と購入したアメリカのローカルブランド?のモノで「Hawg Caller Proven Winner Buzzbait」という1/4ozのバズベイト。記者のイメージとして、特にここが…という強い特長はないものの、音はけっこう好きな感じ。よく飛ぶし、丈夫だし、トータルバランスに優れたバズベイトという印象。

こちらを手にしたのは、日が暮れてローライトになってきたタイミングの夕マヅメ。使用したシチュエーションは、最後のポイントにと立ち寄ったワンド奥のパラパラとヒシモが生えるパラヒシエリア。

一見、バズベイトを投げたくなりそうなシチュエーション…ではあるんですが、それだけじゃなく。ここにもしっかりなぜバズベイトかの理由がある。

ポイントに着いてまず投げたのは、上記のダブルスイッシャー。でも、1キャストごとにヒシモが引っかかり効率が悪い。

タイミングは夕マヅメの良い時間=ローライトで視認性も下がる。つまりフロッグよりはアピールが欲しいし、かつ効率よく広く探っていきたい。だから「バズベイト」。

で、しっかりキャッチ。さすがです。

ルアー適材適所

結局、使ったトップウォーターはダブルスイッシャー、バズベイト、そしてカバー周りのフロッグの3種類のみ。

この時期、このエリア、このタイミングでこのルアー。…無駄がいっさいない。的確な状況判断と、誘惑を排除しつつ、そのルアーを信じて投げ続けられるだけの確かな経験があるからこそできるトップウォーターゲームなのではないかと。

それぞれのタックル

ダブルスイッシャー

ロッド:ブラックレーベルSG 671MHFB-FR(ダイワ)

リール:ZILLION SV TW 1000XH(ダイワ)

ライン:シューター・ステューター 4.5号(サンライン)

バズベイト

ロッド:ブラックレーベルSG 6101M+FB(ダイワ)

リール:ZILLION SV TW 1000XH(ダイワ)

ライン:シューター・ステューター 4.5号(サンライン)

ラインは「ステューター」

使用したラインはいずれも、Smooth Surface加工(SSP)がもたらす極上の滑らかさによって、ガイド抵抗が低減されるPEライン「シューター・ステューター」の、一番使っていて自身が慣れているという4.5号。

ダブルスイッシャーではそのキャストコントロールに加え、適度なハリがペラ絡みを抑制。また、バズベイトではロングキャストした先でもしっかりフッキングできるように、というのがそれぞれの主な理由とのこと。

カラー:グラデーションステルス
65m単品(オープン価格)

Lb 55 60 70 80 85
参考号柄 3.5 4 4.5 5 5.5

サンライン公式「シューター・ステューター」の詳細ページはコチラ

まだまだ旬のトップウォーターゲーム。ぜひ参考に。

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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