バンタム初となるビッグベイト「バンタム BT フォース」。
飛沫と泡でルアーを見切らせない表層系のいわゆるウェイクベイト。登場以来数々のビッグバスの実績を誇り、その完成度の高さがうかがい知ることができる言わずと知れた名作。
その大きな特長は、開発に携わった奥田学氏をして“世界最強”といわしめる「強さ」。
いわく、バスを水面に寄せてイッキにスイッチを入れて食わせる。そのためのウェイクベイトであり、だからこそ強ければ強いほど良いと。
そんな「バンタム BT フォース」に2022年登場する2色の新色。これが「リアルとアピールが共存するカラー」とのことで注目したいカラー。
【2022新色】STキラークイーン/STモノクロベイト
登場した2色のカラーは「STキラークイーン」と「STモノクロベイト」。
いずれもシマノが誇る独自のリアルホログラムパターン「スケールブースト」を採用している…んですが、鱗が小さい。カラー名の頭文字「ST」にどうやらそのヒントが。
実際の活きたイワシの鱗がモチーフとなったホログラムパターンの「狂鱗」、狂鱗よりもさらに乱反射の大きい「強鱗」、そしてそのリアルな狂鱗が透け感をまといより生感を増した「透鱗」。それらの総称が「スケールブースト」。
2022年、そのスケールブーストに新たに登場するのが「小鱗」。読んで字のごとし、小さい鱗です。
ソルトシーン・バスシーン問わず、スケールブーストの浸透とともに上がった「小さい鱗がほしい」という声。
そこで開発がスタート、技術的に大きくするよりも小さくする方が難しいという困難を乗り越え、サクラマスやタナゴといった小さな鱗を持つ魚をヒントに完成したのが、リアルとアピールが共存する「小鱗」というパターン。併せて「透ける小さい鱗」の開発にも成功。
それが「S(Small)」=小鱗と「ST(Small Transparent)」=透ける小鱗。
今回バンタム Btフォースの新色のカラー名に付いているのがST。つまり透ける小さい鱗の「ST=Small Transparent」が採用されているという訳です。
見えますでしょうか。小さい鱗が。
一枚一枚は小さくても、その一枚ごとのアピールを強め「狂鱗」に代表されるようなオリジナルパターン配置に組むことで、角度によってリアルとアピールが生じるカラー。
ただでさえ強いバンタム Btフォースに、リアルとアピールが混在する新たなスケールブーストの採用。ワクワクしませんか。