GTに、大型青物に…その実績は十分。
シマノの名作「ヘッドディップ175」に、その重さ185gのヘビーシンキングモデルが登場。
沈めて使う?浮かせて使う?その意図とは。
オシア ヘッドディップ 175HS
シマノ公式「オシア ヘッドディップ 175HS」詳細ページはこちら
なぜヘビーシンキングなのか
その理由は…GTといえばこの人、すでに2023年度の予約もすべて埋まっているという、かのビッグディッパー船長 福井健三郎氏のインプレッションがわかりやすい。
ヘッドディップ175HSの最大の特長は水面に飛び出すようなミスアクションが起こりにくいこと。切り立った地形の近くを攻めることが多いトカラのGTゲームでは、風波、潮波に加えて返し波を合わせた3つの波でグチャグチャになることがよくあります。不規則な波の中では普通のダイビングペンシルはどうしても使いにくい。水面から飛び出したり、水面上を転がったり、フックとリーダーが絡まるトラブルが多発します。こうした状況では、ヘッドディップ175HSを使って水面下、50cm、1mを引いてくるというアプローチがとても有効です。ウェイトがあるので飛距離を出しやすいですし、フローティングタイプに比べてフッキング率が高い点も長所ですね。
出典:シマノ公式HP
いかにターゲットに効果的なダイペンと言えど、荒波や不規則な波の状況下では使いにくい訳です。水面に飛び出したり。そこで、ヘビーシンキング。水面下50cm~1mを引くことで飛び出しにくくなり、魚にしっかりアピールできる。
…それが一番の理由。また、ヘビーウエイトになることで飛距離アップにも繋がり、またフッキング率も良くなる。加えてアクションにも幅を持たせられるという。
アクションは基本的にしっかり沈めてタダ巻き、もしくは軽くトゥイッチを入れて巻いてくるだけ。巻いてきても沈め直さず、そのままノンストップで巻き続けることがキモとのこと。また福井氏いわく、フォール中にGTがルアーについていっている?と感じることがあるそうで、巻き始めは特に要注意。また、フォール中にバイトすることもあり、なかなか気の抜けないルアーになっているようです。
カラー&スペック
実績のあるカラーを揃えたという、ベイトフィッシュを意識したカラーラインナップは全6色。
Aタイプのスケールブーストをベースにナチュラルカラーで仕上げられた「Aカタクチ」はギラつく反射光で強烈にアピール。Nタイプのスケールブーストを採用したカラーは、それぞれ個性的な印象の「Nピンクイワシ」「Nイワシミント」「Nブラック」。また、よりナチュラルなアプローチを考えるなら「アルミマイワシ」「アルミサンマ」といったカラーも注目したい所。
185gのシンキングペンシル。それは、あまり長さがなくて、しっかり沈み、飛行姿勢が良くて飛距離が出るルアーが欲しい、そんな現場の最前線の声が元となり生まれたルアー。
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