オカッパリのエキスパートとして知られる佐々木勝也さんに夏のデカバスに効く攻めを教えてもらうべく室生ダム(奈良県)でのロケをお願いしました!!
そんなロケで佐々木さんが実践投入、実際にデカバス捕獲を披露してくれたルアー「ガストネード110S」をご紹介!
佐々木 勝也(katsuya Sasaki) プロフィール
ガストネード110S【ダイワ】
佐々木さんが夏はもちろんのこと、真冬以外のほぼ1年を通じて食わせ系ハードベイトとして超絶に多用、実績を上げているというのが、シンキングプロップベイト「ガストネード」!
前記したように、ほぼ1年中、使えるだけでなく、ブラインドでもサイトでも! またマッディでもクリアウォーターでも効くのも◎。
佐々木さんいわく「ハードベイトでこれほど釣れるものはないかも!?」という食わせ力の高さで、ある程度やる気のあるバスに効くのはもちろんのこと、超セレクティブな天才クンに口を使わせる力があるのがお気に入りの理由となっているとのこと! 実際、今回のロケでもインレット周りでデカバス捕獲劇を披露してくれました!
インレットの壁沿いをトレースすると、壁沿いのエグれに潜んでいたと思われるバスが食い上げバイト!
このバイトでは食いそこなったものの、直後に食い直しバイトでゲット!
さて、そんなガストネードを詳しくご紹介していきます!
佐々木勝也が解説!
ガストネードの特長と使い方 INDEX
シンキングプロップベイトはナゼ釣れるのか?
ガストネードの細かい解説に入る前に、そもそも、なぜプロップベイト攻めが、時としてワーミングよりも有効なのか? について佐々木さんに聞いてみると…。その理由は「弱ったベイトフィッシュ、水面近くを無防備にフワーっとゆっくり泳ぐ魚」を演出できるのが、食わせ力につながっているから! とのこと。
シルエット的にもリアルなベイトフィッシュに近く、I字系的に余計なアクションをせず、ブレずにまっすぐ泳いでくれる!
そしてさらにペラの回転による適度なフラッシング、また回転によって発生する弱々しい水流。
これら全てがバイトを呼ぶ要因になっているのでは? とのことでした!
ガストネードは3サイズあり
70S 70FS:スピニングやベイトフィネスで使えるサイズ感で、ベイトが小さい時に!
この70には初心者でも使いやすいファーストシンキング(FS)モデルもラインナップ
88S:ベイトタックルで扱える! あらゆるフィールドでオールマイティに使えるサイズ
110S:ベイトで扱いやすいサイズ、ある程度、アピール力がほしい時やベイトが大きめな時に!
アイテム | タイプ | サイズ | 標準自重 | 色数 | フック仕様 | 税別価格(円) |
70S | シンキング | 70mm | 5.5g | 14 | サクサス加工トレブル #8 |
1,000 (アワビ系は1,400、アデルナチュラルシャッドは980) |
70FS | ファスト シンキング |
70 | 6.6g | 14 | サクサス加工トレブル #8 |
1,000 (アワビ系は1,400、アデルナチュラルシャッドは980) |
88S | シンキング | 88 | 8.5g | 16 | サクサス加工トレブル #8 |
1,100 (アワビ系は1,500) |
110S | シンキング | 110 | 16.3g | 16 | サクサス加工トレブル #6 |
1,100 (アワビ系は1,500) |
70mmサイズは2フック、88mmと110mmは3フック。
ウォータースルーギル構造採用
ガストネードの最大の特長として挙げられるのが、口から水が入り、エラ部分の穴から排出される仕組み「ウォータースルーギル構造」が採用されている点。
一般的なプロップベイトって引いていてもノー感じになりやすいけど、この構造によって、少し巻き抵抗が上がり、操作感がアップ! さらに、より移動距離の少ないスロー巻きにも対応してくれるんです!
なお、少し高い足場で釣りをしていても、この構造によって、浮き上がりが抑えられ、足元までしっかりトレースしやすいという利点も!
極薄に設計されたペラはスローに引いてもしっかり回転
ペラは非常に薄く作られており、スローリトリーブでもしっかり回ってくれるのも特長。
フッキングを妨げないリアの構造
リアフック部の設計も独特。下写真を見てもらうと分かるように、金属の筒状パーツが配置してあり、リアのペラとリアフックの距離がとられているんです。こうすることで、ペラがガードになってフッキングしないという、プロップベイトにありがちな現象を解消してれくれるというわけ。
ヘッドに見やすいマーカーを配したサイトカラーを豊富にラインナップ
基本的に表層付近をトレースし、バスに食い上げさせることが多いガストネード!
そんな表層付近を泳がせているガストネードを視認しやすいよう、ヘッドに見やすいマーカーを配したサイトカラーが豊富にラインナップされています。
基本操作は水面付近をタダ巻きするだけでOK
さてガストネードの具体的な使い方ですが、ホントに簡単! 基本的にはキャストして水面付近をタダ巻きするだけでOK!
水面近くのレンジをペラを回しながらブレずに直進!
ペラの回転によるフラッシングと、ペラから発生する弱弱しい水流が、弱弱しいベイトフィッシュを演出! バスにスイッチを入れてくれるというわけ!
超デッドスロー引きでもペラをしっかり回して誘える「シェイク巻き」
佐々木さんが、スレた見えバスや、ピンスポ狙い撃ちするための裏技として多用するテクに「シェイク巻き」があります。
小刻みにロッドをシェイクしながら巻くと、本来ならペラが回らない超デッドスローでもしっかりペラが回って誘うこうとができるんです! このテクを使えば、早いスピードには食い切らないバスや、ピンスポットをじっくり誘うことができるというわけ!
佐々木勝也・ガストネード110S使用タックル
ROD リベリオン6101MRB
REEL アルファス SV TW 800S-XHL
LINE スティーズ フロロ X’LINK 12Lb.
というわけで、佐々木さんが対 夏のデカバス対策ルアーとして多用しているガストネードについてご紹介しました!
夏だけでなく、年中実績の高いルアーなので、気になる人はぜひ現場投入してみてくださいね!