一方、下物の北側も赤野井南部の烏丸半島付近が冬のウイードの残りエリアとなっており、こちらも冬季の最終段階でウイードが減少して烏丸半島沖の下物浚渫内部に溜まった格好だ。そのため、スポーニングがはじまる頃には下物の北西角付近を中心に50cmUPの炸裂モードとなった。
こうして両エリアは今回の3月下旬の大潮でスポーニングのピークとともに炸裂エリアとなり、週末の大船団モードとなったのだ。
あと、主な3月下旬のミッドスポーン突入エリアはディープホールと西岸南エリアだろう。ディープホールも越冬エリアとなったが周辺にウイードが少なく、早い段階からディープホール内にバスはストックされていた。貝捨て場などの周辺ウイードエリアが皆無となって、ストック量は下物を圧倒するレベルになり、3月上旬から釣果があがって中旬には50cmUP連発モードがはじまっていた。
ウイードエリアが周辺にない分、バスの動きがディープホールのブレイク部に限られるために狙いやすく、下物よりも早い段階で捉えることが可能だった。
そのため、3月下旬のミッドスポーンになる前から炸裂しており、ミッドスポーンになると逆に釣果が落ちたように感じられた。
あとは西岸の南エリアで自衛隊、井筒、ヤマハマリーナなどのワンドエリアのミオ筋周辺ハードボトムでミッドスポーンに突入した。これらエリアもウイードがなかったために越冬は沖の4mフラットで進み、プリの付き場はミオ筋となり、スポーニングもミオ筋ブレイクのショルダー付近となった格好だ。(4月7日配信に続く)
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