【夏エギング】山田ヒロヒトが釣り方・エギ選択・タックルなど超解説
月イチ連載 山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
【夏エギング】山田ヒロヒトが釣り方・エギ選択・タックルなど超解説
山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール
現在、鹿児島にて、この連載の原稿書いてます!
いつも、連載原稿を執筆するタイミングで鹿児島にきてるような気がします!
7月末からの夏エギングの釣り方をきっちりと説明していきます
さて、夏エギング・シーズンが始まった感じがしますが、今回は、そんな7月末からの夏エギングの釣り方をきっちりと説明していこうかと思います。
山田ヒロヒト 夏エギング超攻略 INDEX
夏エギング釣れる個体差、サイズに、かなりバラつきがある
まず、そもそも「夏エギング」とか「夏イカ」という言葉についてですが、一般的に使われだしてから間もない言葉なので、釣り人によっては、何それ!? 夏に釣れるから夏イカ!? そもそも夏にイカは釣れるの? と、それぞれ捉え方も違うかもしれません。
まあそのあたりは、シンプルに「夏に行うエギング」と考えてください!
さて、そんな夏エギングですが、実は釣れる(狙える)サイズに、かなりバラつきがあるという特長があったりします。
というのも、
1キロ前後の遅れ産卵組のデカイカが狙えたり…
春に早めに生まれてすくすく育った500g前後の個体もいたり。
かなり遅く生まれて、まだ全然小さい新子サイズが狙えたり…。実に様々なサイズが釣れる、狙えるのが夏エギングといえます。
だから、これから産卵に絡む個体を、春イカ的な考え方の延長線上的で狙うのか? それとも成長中のフレッシュな個体を狙うのか?
自分のよく行くエリアでの最近の流れを加味して作戦を練る必要もあります。
型狙いなら、遅れ産卵組の個体を狙うのも手!
さて、7月下旬ともなると、もう雰囲気は完全に夏で、一般的には型狙いは非常に難しいとされています!
でも、実際は、前述した通り、黒潮が絡むエリアなどでは実はこれから産卵する個体も狙えたりします。さすがに春先などのモンスターサイズではないにしろ、1キロクラスなら、けっこう狙って獲ることも可能なんです。
こういった遅れ産卵組が狙える場所は、当然のことですが、産卵場所となり得る、藻場や、湾奥の障害物、シャローエリアのアマモなどのように、春イカが結構いい感じで釣れる場所になります。
そういった場所は、夏場は狙う人が極端に減ってきていますので、攻めてみると、思いがけずイイ思いができることがあります。
ちなみに産卵に適するエリアは、実は潮の流れによる回遊エリアになっていることが多く、産卵が終わったかな? と思っても、産卵を意識した個体が、ジワジワと溜まっているケースもけっこうあるんです。
ただ、個体数は少ないので、過度な期待はせずに居たらラッキー的に考え、たまーにエギを通しに行く程度が現実的な選択かもしれないですね!
釣り方としては、3.5号クラスのエギをまったりとした間合いで狙っていくのがオススメです。
夏イカ狙いの本命「アクティブな捕食系・回遊アオリを狙い撃つ」
夏エギングの王道的な戦略としては、回遊して活発にエサを捕食しているアクティブな個体を、ランガンで拾っていく釣りがあります。
この場合、常に潮通しを意識したポイントセレクト(立ち位置も!)が効果的! シャローエリアのゴロタ場や岩場、サーフでの藻場やブレイクを注視しておく必要もあります、
夏の釣りは暑さとの戦いもあり人間の思考回路を破壊されてしまいがちです。 それと合わせて、広範囲に散っていることが多いですので、絞りづらい状況になることも多々あります。 忍耐強くいろんなポイントにエギを通していくことをオススメします。
また、日中なのか? 夜なのか? も悩むところだと思いますが、どちらも、夏イカは狙えます!
イカが夜行性であることを考えると活発にエサを追いかけるのは夜。
なので、釣行スケジュール的には、夜やマヅメも絡めるのがイイかもしれません!
例えば夕マヅメから暗くなって2時間くらいはしっかりとエギを通し続けて、潮の動くエリアで回遊を待つのもアリ!
また夜に入った個体を早朝からランガンしてエギを通していくシャロー撃ちもオススメです。
回遊の夏イカを狙う場合のエギセレクト
さて回遊の夏イカを狙う場合のエギに関してお話すると…
素早いアクションを取り入れる割合を増やしていきたいので、3号といった少し小さめのエギをローテに組み込むのもアリです。
私自身は、3.5号をメインとしつつ4号も時折投入。そして、たまに3号を入れてクイックなアクションを見せていく展開で攻めることが多いです。
エギはピークとステイを多用。
そしてシャロー撃ちにはステイの3号と3.5号のタイプSも投入します。
夏エギングでオススメのタックル
ロッドに関しては、この夏発売された、ストイストRT (レーシングチューン) IL 89LML が3号のエギの扱いもやりやすく、遠投も効くのでオススメ! このロッドは、秋イカにも使用できるので、一本持っておいても損はないと思います。
ダイワ公式 ストイストRT IL 89LML詳細ページはこちら
あと、もう1本オススメを挙げるとなると、アウトガイドのSTOIST RT 88ML あたりがイイかと思います。
このロッドは長さがあってシャローエリアで根掛かりを回避しながらエギを高く跳ね上げることができますので、使いやすいですよ!
リールは、ほぼ1年を通じて変わらずイグジストLT2500Sをメインで使用することが多いです。
ただ、エギの初速を速めたりダート幅を大きくしたい場合は、LT2500S-Hを使用し、ドラグを普段より緩めに設定すると面白いかと思います。
Hは22イグジストから新しく設定されたギア比で、エギングではまだハイギアの中でも扱いやすいギア比ですのでオススメです。
ラインは、サンライン社製の「エギULT HS8」のシリーズを愛用。そこまでシビアに考えて細くする必要もないのですが、私はメインに0.5号を使用しています。まぁ0.6号でもいいかと思います。
このラインは現状の素材や製法から考えると世界でダントツの耐久性とPEラインとしての性能を落とさずに長く使用できますので、一度使用すると良さを分かってもらえると思います。
実はプロトのPEラインの開発も進めて、実際、テストを繰り返していますが、発売されているモノではHSシリーズに勝てるラインは存在しないと思っています。
リーダーは、サンラインのプラズマシリーズがオススメ!
プラズマ加工されたモノは色々と存在しますが、バランスも良く強いラインとして私がオススメするのは「ソルティメイト エギリーダーBS 」。
号数は私自身、最近はあまり細くしない傾向が高く基本は、2.5号以上をセレクト。だいたい2.75号か3号で、1ヒロ以下の長さで使用することが多いです。
以上のようなエギや、タックルで夏イカを狙うと攻略しやすいと思います。
夏エギングを快適にしてくれる便利グッズを色々ご紹介!
ここからは私が最近、愛用しているアイテムを色々ご紹介します!
まずは、日焼け、虫対策グッズから!
日焼けは疲れも倍増させますので、しっかりと対策をしてくださいね!
ライトネオゲーターNG-200S【ダイワ】
このゲーターはクロロプレンソックス一体型ゲーターで、ウエーディングシューズ「ソルトウェーディングシューズ SW-2500」と合わせて使用することで、水を中に浸透させて夏場は非常に涼しく体温を下げることができます。
ダイワ公式 300S詳細はこちら
ダイワ公式 200S詳細はこちら
冬場になれば、このウエーディングシューズの中に、水を通さないネオプレーンソックス「ネオソックス」を履けば、水を通さずバッチリ快適に釣りができます。
最近は、長靴を履かず、このシューズを年中使用し、中に履くインナーを交換して色んな用途で使っています。
雨の夏場の船釣りなんかでも、ネオソックスにダイワ ラジアルデッキサンダルを合わせて使ったりもしています。
もう普通の長靴も必要なくなってしまいましたね。かなり使用頻度の高いソックスになるので、何個かあれば、さらに便利かと思います。
紫外線対策のアンダーウェアに関してはダイワから色々なモノが登場しています!
その中でもオススメは、紫外線カットに、虫よけも兼ねたアンダーウエア「BUG BLOCKER」シリーズ。
アンダーシャツとアンダータイツ、上下両方をガッツリ履いておけば、対策はバッチリです。
「BUG BLOCKER」シリーズにはグローブやアームカバーもありますよ!
あとサンラインの虫除けと暑さ対策のウェアもオススメ!
サンライン公式 詳細ページはこちら
このフーディーは、キシリトール接触冷感、ストレッチ、吸水速乾、UVカット、そして半永久的に持続する虫除け(BUG OFF)などの高機能を欲張りに兼備。
サンライン公式 詳細ページはこちら
こちらのメッシュパーカーも通気性のいいメッシュ生地で、虫よけの加工をされてますので、上にさっと羽織るだけでいい感じ!
キャンプにも便利ですし、日中も含めて虫が多いエリアにはオススメ!
あと夏のバッグといえば、私がプロデュースさせてもらったコレがオススメ!
クーラーボックスが装着されていますので、コンビニで売っている凍った飲み物を入れておくとバッチリ保冷できます!
そして、最近お気に入りのモノとして、普段使いでも愛用しているバッグがこれです!
ダイワ公式 詳細ページはこちら
新作のヘッドライトもイイ感じ! 夏のナイトエギングに!
ゼクサス ZX-R380は、1000ルーメンにも達する明るさ、ギャフやタモをする際にも遠くまでしっかりと明るく照らしてくれる性能で非常にありがたい存在!
サンラインの新しいバッカン「ワイドロータックルバッグ」は、外寸500×260×260mmと横長でデカく、シンプルながら使い勝手が最高! なにより私によっては愛車「エブリイ」の下にすっぽり収まるのが◎
以上、今回は夏エギングに関して、考え方、攻め方、タックル、便利グッズなど、色々とご紹介しました!
まだ夏エギングをしたことがないです! という人もぜひ参考にしてください!
最後に、最近は危険な暑さなので、こまめな水分補給、定期的に休憩するなど、無理のないように楽しんでくださいね!
ヤマラッピ・最新動画情報
エギングに関する色んなテクや最新アイテムについては、YouTubeチャンネル「ヤマラッピちゃんねる」でもガンガン紹介していってますので、チェックしてもらえるとウレシイです!
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