今江克隆のルアーニュースクラブR「手応え大いにアリ!最新ルアー&エレキの使用感と耳寄り情報を紹介〜TOP50北浦水系プリプラ・レポート〜」の巻 第1109回
IxI FURIOUS
そして、今回のプリプラ後半では、メガバスから送られてきた「 IxI」の超シャロー攻略用50㎝ダイバー「IxI FURIOUS」のテストに丸一日の時間をかけた。
「ゲキアサシャッド」同様、MAX50㎝しか潜らず、さらに「ゲキアサシャッド」以上の飛距離を、さらに細身のミノー&エビシルエットで実現することの難しさ、「IxI」という名において開発する責任の重さをすでに1年半以上痛感している。
今回の結果は試合の関係上レポートできないが、たった1つのルアーに真剣に丸一日時間を裂けるのもプリプラならではの「有益なるムダ」なのである。
「エラストマウス」改め「カバーラット」
そして、今回のプリプラで大きな手ごたえを得たルアーが3つある。
一つは、すでに2年のテスト期間を経ているプロト名「エラストマウス」改め、正式名称「カバーラット」のタイプ1が、ほぼ満足するテスト結果で本金型製造にGOを出すことになった。
「野良ネズミ」に衝撃を受けてから丸2年、「野良ネズミ」にできることができて、できないことができる「ラット」を目標に開発を続けてきたが、その目標は1つのカタチとして達成できたと思う。
使い方がかなりシークレットなので、その秘密は試合後に公開する予定だ。
フィネスフロッグミニ・エラストマー
そして、2つめが今回の霞水系ではとても期待していた「フィネスフロッグミニ・エラストマー」。
コチラは川村光大郎君の「スクーパーフロッグ」が素晴らし過ぎて本来は試合でも使いたかったのだが、残念ながら FECOマテリアルではなくTOP50の試合では使えないことが発覚。
急きょTOP50弥栄湖戦から改良を果たした「フィネスフロッグミニ・エラストマー」をテスト投入していた。
このカエルに関しては、アクションに関してはとても満足のいくものに仕上がってきたが、非常に悩ましいある問題が発生しており、その解決法に頭を痛めている。
まぁ、気にしなければ実戦力には影響はないのだが、川村君の「スクーパーフロッグ」がその点をどうしているのか、エコでなくてもプリプラに持ち込んで比較してみたかったというのが本音だ。
もし、この点も解決しているとすれば、残念ながら現時点では完敗であり、このプロトが陽の目を見ることはないかもしれない。
釣れるけどね……。
レイジースイマー
そして最後のテストが、遅れに遅れマクって今月ついに待望過ぎる再出荷が決まった「レイジースイマー6インチ」の新色たち。
今回の入荷が大本命といえるほどの素晴らしい新色3DR仕様だが、さすがにクリアウォーター無双の「レイジースイマー6インチ」もクソマッディな霞ケ浦では微妙な感じ。
だが、今回ここにあえて「レイジースイマー」を出した理由は、すでに「レイジースイマー」は今回のプリプラ段階で大幅改良されたモデルがテスト段階に入っているという前振りである。
とにもかくにも、「レイジースイマー6インチ」は入手困難を極める超人気ルアーなので、今回の入荷(恐らく7月末~8月頭店頭入荷)で、ぜひ手に入れておいてほしいと思い記事にした次第です。
もはや春だけのルアーではなく、夏でも秋でも冬でも、「サイト用スイムベイト」としては、恐らく最強無双間違いナシだと思いますので。