今江克隆のルアーニュースクラブR「注目タックル&ルアーの気づきを紹介!〜TOP50北浦水系プリプラ・レポート〜」の巻 第1108回
「TU-01」にハマるPEライン?
さて、今回もう一つプリプラに本格投入しているのが「TU-01」である。
コチラは、ある深刻な悩みがあって正直、その解決ができないと試合投入は厳しいかも……とすら思っていた。
それがPEラインのスプールに巻いたラインへのへばりつきだ。
オシレート構造のない「TU-01」は、内部でPEラインがへばりつくと軽いルアーが最初の数投、ラインが引っ掛かって全く飛ばないことがある。
特にPEコートなどを吹き付けると、逆にへばりついてラインの放出が極めて悪くなるのだ。
そのため、何度かフルキャストで捨てキャストし、ラインを十分濡らして滑らす前処理がとてもめんどくさかったのだ。
だがこれも現場で「TU-01」名人、小林明人プロにシークレット?を聞いてあっさり解決してしまった。
解決法は、サンラインのPEライン「キャスタウェイ(ソルティメイト キャストアウェイPE)」を使うこと、それだけ。
「キャスタウェイ」は、普通のPEと表面処理が違って、かなりヌルヌルスベスベした特殊コーティングされた独特のPEライン。
このラインこそが「TU-01」に最高の相性で、ラインのスプールへのへばりつきも解消されるそうだ。
明日には「キャスタウェイ」が到着するので、続報はまた来週にでも。
ベンタブラック
その他にも、今回の注目テストの一つが2019年フランクフルトモーターショーでBMWのX6に塗装され世界の度肝を抜いた光を99.9%吸収してしまう可視光線吸収塗料、世界一黒い黒として知られる「ベンタブラック」。
コレを塗ると、まるで物体の凹凸、奥行き等がすべて「無」になったかのように見えてしまうブラックホールのような塗装だ。
イマカツでは、この「ベンタブラック」で「世界一の漆黒ア・ベンタブラッククローラーRS」を実現すべくいろいろと試行錯誤中だ。
いわば究極のマットピッチブラック、バスがどんな反応するのか考えただけでも楽しくなる。
まだまだ実戦強度には程遠いが、今後の展開が楽しみな塗装である。
まぁ、こんな感じで様々なタックル&ルアーの集中実戦テストを真剣に行うのが、39年間変わらぬ今江的プリプラの流儀なのであります。
来週は、まだまださらなる最新実戦テストのブツ(ロッドにリールにエレキに魚探)があるので、そちらも報告しようと思います。