今江克隆のルアーニュースクラブR「軽快なのに強靭無比!? 今までなかった!ビッグベイトフィネスロッド『ジャイアントディアウルフ』いよいよ登場」の巻 第1107回
破断テストを断行
先日、リリース直前に量産品の最終テストがエバーグリーン国内工場で行われた。
それは、通常ヘビー級バスロッドとして国内一流メーカーが検査基準としている4kgリフト破断テストではなく、5kg、7kgまでの破断テストを行った。
同時にガイドのネジレ発生も検証、さらに最後は無茶振りで「7㎏の180度方向絞り込み破断耐久テスト」まで強行した。
「GDW」は、この7kgリフトを難なくクリア、10㎏リフトにも挑戦したが、コチラはグリップ部分まで曲がりこんでしまうため意味がなく、断念したが、ブランクスの破断は起こらなかった。
まぁ、7kgのバスをブッコ抜く猛者は、世界広しといえどもまぁいないと思うが……。
また180度絞り込み破断限界テストは、見ているだけで顔を覆いたくなる過酷すぎるテストだが、7㎏をこちらもクリア。
これは国内バスロッド検査基準の4倍以上の負荷に耐えたことになる。
これだけの無謀に近い破断限界テストをクリアしながら、「GDW」を初めて手にした時のその軽さと扱いやすさは、イマカツ河野(正彦)プロの言葉を借りれば「コレ、本当に『レイジーハード』を投げられるのですか?」、「普通にジグロッドとしても使えそう」というものだった。
そういっていた河野プロはTOP50弥栄戦2日目、その「レイジーハード」のエイトトラップでビッグフィッシュを実際に手にしている。
いよいよ市場デビュー!
今回のルアマガ&エバーグリーンのタイアップ取材では、「GDW」の構成記事はもちろんだが、「GDW」の下限から上限まで、複数のビッグ&ビガーベイトで55cmクラスを筆頭に、50cmUP複数本を相手に、どんな釣りに気持ちよく対応できるのか実釣を交えて詳しく解説している。
いよいよこの記事が公開される頃には、早いところでは市場デビューしているであろうビッグベイトフィネスロッド「ジャイアントディアウルフ611XXXHR」、是非、一度は店頭で触れてみてほしい。
「んっ?コレって普通にラバージグやフロッグ、『ギルロイドjr』にも全然使えそう」と思うだろうが、「バラム」や「レイジーハード」、「レイジースイマー9インチ」等を、普通に2日間延々と投げていても頼りなさを微塵も感じないのもまた事実である。