テイルウォークのスローバンプSSDは、柔らかく強い、そんなロッド。
ブランクスのベースとなったのは「SSD SPJ」という竿。SPJとはスローピッチジャークの略であり、スロー系ジギング用のロッド。これがスローバンプSSDと進化していく過程で、ブランクスやパーツ類をさらにブラッシュアップさせ、全体に軽量化が施されています。
食わせられる「スローバンプSSD」
無駄にジグを跳ねさせ過ぎないティップにかけてのしなやかさ、そうでありながら復元力が高く、スッとジグが泳いで一瞬静止、そこから食わせの間を与えるフォールをバツグンのバランスで取ることができる竿。
その活躍の場はマルチ。
機種も豊富なことから近海のタチウオ、青物、あるいはトンボジギング、アカムツなどを狙う中深海ジギングなど、あらゆる場面で使えます。
しなやかなのに高い反発力があるため、ジグを丁寧に操作しながら食わせるにはもってこいで、また驚異的な粘りで魚をリフトできるからこそ成せる。
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東京湾タチウオジギングで
写真はタチウオ。グッドサイズを手にしているのはおなじみの須江一樹さん。東京湾タチウオジギングでのワンシーンだ。
使用ロッドはスローバンプSSDの631。ちなみに番手は6フィート3インチのパワークラスが「1番」であることを示している。
タチウオジギングにおいては、ジグを飛ばす幅を控えめにすることでタチウオのミスバイトを減らすことも可能だし、掛けてからは前述の通りの追従する軟らかさで、突っ込みにもオートマチックに対応することが可能。
特にこの631はスローなシャクリにピッタリで、タチウオのほかシーバスなど、東京湾のジギングには非常に使い勝手のよい機種だという。
例のひとつとしてタチウオジギングをご紹介しましたが、食わせられるジギングロッドとして、マルチな汎用性を持つのが魅力。
フルソリッドとチューブラー
シリーズ全体を見ると、フルソリッドブランクスとチューブラーモデルがあり。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸(cm) | 自重(g) | ルアーウエイト(g) | ドラグ(kg) | 税別価格 |
632/FSL | 6’3″ | 2(B) | 144 | 120 | max 220 | max 5.5 | 28,000円 |
633/FSL | 6’3″ | 2(B) | 144 | 133 | max 300 | max 6.0 | 29,000円 |
634/FSL | 6’3″ | 2(B) | 144 | 138 | max 380 | max 6.5 | 30,000円 |
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸(cm) | 自重(g) | ルアーウエイト(g) | ドラグ(kg) | 税別価格 |
631 | 6’3″ | 1 | 191 | 102 | max 180 | max 2.5 | 24,000円 |
632 | 6’3″ | 1 | 191 | 102 | max 230 | max 2.8 | 24,000円 |
633 | 6’3″ | 1 | 191 | 106 | max 350 | max 3.0 | 25,000円 |
634 | 6’3″ | 1 | 191 | 110 | max 450 | max 3.5 | 25,000円 |
635 | 6’3″ | 1 | 191 | 116 | max 500 | max 4.5 | 25,000円 |
638 | 6’3″ | 1 | 191 | 134 | max 650 | max 6.0 | 27,000円 |
当然フルソリッドは、極限まで追従してバイトを弾きにくい特長がありますし、チューブラーモデルに関しては比較すると若干張りのあるブランクスを活かして、もう少しダイレクトにジグに操作感を伝えたい釣りに重宝。
ちなみに、ブランクスの特性を引き出すためにフルソリッドモデルはスパイラルガイド。また、大型リールの装着をも想定したT-DPSがリールシートとして採用されています。
いずれにしても、各機種の守備範囲が広く、何かの専用竿としてはもちろん、さまざまな釣りのオールマイティサブ機としても、「とても使えるロッド」です。
あっという間の梅雨明け宣言にビックリしていますが…ジギングも楽しい季節に。マルチな活躍が期待できるスローバンプSSD、チェックしてみては?