ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【スピニングジギングロッド最高峰モデル】シマノ「オシアジガー リミテッド」スピニングモデルが登場!

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

シマノの「オシアジガー リミテッド」にスピニングモデルが登場します。

「オシアジガー リミテッド」とは、ジギングロッド「オシアジガー」シリーズの最上位機種であり、最高レベルの感度と操作性を目指したモデル。

出典:シマノ公式「オシアジガー リミテッド(スピニングモデル)」詳細ページ

「オシアジガー リミテッド スピニング」のコンセプトは「超高出力&ストレスフリー」。

少ない力で効率的にジグを操作できるよう、ブランクは高弾性化および細径化を追求。全身が弓のようにしなり、反発力を生み出すので、潮の抵抗が強いシーンでも、意のままの操作することが可能です。

アングラーの負担も少ないので、一日中シャクり続けられる、これまでのスピニングジギングとは一味違う性能となります。

オシアジガー リミテッド (スピニング)

2022年8月登場予定

シマノ公式「オシアジガー リミテッド(スピニングモデル)」詳細ページはこちら

低燃費感覚の次世代ブランクス

スピニングジギングは対応力が高く、緩急自在のアグレッシブな攻めが魅力。しかし、ジグをよく動かせるロッドは硬くて疲れやすく、逆に疲れにくいロッドは反発力が低くてジグが動きにくい、という相反する要素がありました。

「オシアジガー リミテッド(スピニングモデル)」では、「超高出力&ストレスフリー性能」を徹底的に追求することで、そうした課題を解消。

グリップから曲がる柔軟性も注目のポイント

グリップからティップまで、全身が曲がるブランクは少ない力で強大な反発力を生み、高効率にジグを操ることができます。アングラーの負担を軽くし、少ない力で最大限の動きを作り出す、まさに低燃費設計のブランクといえるでしょう。

ネジリ剛性を高めた高弾性&細径シャフト

その低燃費設計のカギとなるのが、ブランク構成。

素材は、高強度・高弾性素材M40Xを採用し、一見するとフルソリッドと錯覚するほど細径に設計されています。さらにネジレ対策として、「スパイラルXコア」+「ハイパワーX」を搭載。

シマノ独自の高強度化構造「スパイラルXコア」

「スパイラルXコア」とは、ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の高強度化構造。曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を施し、ナノアロイ®テクノロジーの高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用することで、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成したテクノロジーです。

ネジレをさらに抑え込む強化構造「ハイパワーX」

「ハイパワーX」はキャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。カーボンテープをX状に締めあげていくのが特長で、ブランクスが持つ本来の性能をフルに発揮することができます。

この2つのテクノロジーを搭載することで、ネジレ剛性に強く、それでいて高弾性&細径シャフトに仕上げられています。持ち重りを軽減しつつ、パワーもある。それでいて繊細さも兼ね備えている、まさに最上位モデルにふさわしい性能です。

ストレスフリーを支える精妙なテーパー設計

「オシアジガー リミテッド(スピニングモデル)」はテーパー設計にも注目!

スムーズな曲がりが求められるジギングロッドは、段差のないシンプルなテーパー設計を採用することが一般的。対して、オシアジガー リミテッドは、あえて多段テーパー設計を採用。

ティップは繊細で、ジャークのタイミングを把握しやすく、身体への負担や衝撃を緩和。ベリーは、あらゆる負荷を絶妙に受け止めて、ティップとバットの双方へ力をスムーズにインプット&アウトプット。バットは鋭い反発力を生み出し、ジグを正確に跳ね上げて魅惑的な泳ぎやフォールアクションを演出します。

各セクションに明確な役割をもたせることで、ストレスフリーなテーパー設計となります。

一体感を演出する新感覚フルホールディングシート

リールシートには、一体感を演出する新感覚のフルホールディングシートが採用されています。

フルホールディングシートとは、ロッドと手の一体感を追求した段差レス設計。

1~4フィンガーなど様々な握り方にもマッチし、持ち方を変える際もスムーズ。

違和感なく手に吸い付くようなフィット感は水中の変化を詳細に伝え、ガッチリと決まるグリップが渾身のジャークやパワーファイトをサポートします。

リールのサイズにあわせてロックパーツを切り替え

リールのサイズにあわせて、ロックパーツを変えることも可能。

6000番以下であれば「S」で固定し、8000番以上であれば逆向きの「L」にすることで、簡単に切り替えることができます。

そのほかにも、ガイドはオールチタンフレーム&トルザイトリング+SiCトップガイドが採用されています。

軽量であることはもちろん、リングが大口径化することで糸抜けも良く、糸巻部の最小化によりさらなる軽量化が追及されています。

鈴木斉プロのインプレッション

見た目は細身のブランクスでありながら、メリハリが効いたロッドアクションが特長です。ジグをティップで捕まえて、ウェイトをロッドにしっかり乗せて、バットの粘り腰でパーンっと弾くことができる。
しかも、魅力的な動きを出すために必要十分な初速をともなって弾き出すことができる。とても出力が高い印象のブランクスです。入力した力が素直に返ってくる、もしくはそれ以上の力で反発してくれる感じなので、アングラーも無駄な力を使うことなく、意のままにジグを操ることができます。ティップからバットまで、すべてがしっかり機能的に連動してくれるので、ワンピッチアクションの一連の動作を流れるようにスムーズに行うことができます。

フラッグシップモデルならでは高級感、質感も十分です。
スパイラルXコア、ハイパワーX、ナノピッチなどの搭載はもちろん、ガイドシステムも最先端。なかでも注目してもらいたいのはリールシート。段差がないので、釣っていて痛くなったり、握りにくかったりということが大幅に解消されています。リールサイズに応じて装着法を変更できる工夫もされています。
さまざまなサイズのリールを装着してもフィット感がよく違和感がとても少ないので、ストレスなくジャークを続けられます。さすがフラッグシップ、という完成度だと思います。

出典:シマノ公式「オシアジガー リミテッド (スピニング)」詳細ページ

鈴木斉さんによるインプレッション動画はこちら

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

山本 啓人プロのインプレッション

オシアジガー リミテッドのスピニングバージョンは、ブランクスを軽く、細く、強くすることによって、アングラーの肉体的な疲労を抑制しながら、操作性をこれまで以上に高めたロッドです。スピニングでのジギングは疲れるし、アクションも単調になりがち。こうした印象の強いスピニングタックルでのジギングを変える、まったく新しいロッドです。

最大の特長は多段テーパーの採用。これによりロッドの各セクション、ティップ、ベリー、バットといったそれぞれの部分が、きっちり仕事をしてくれます。今までのロッドは、どうしても綺麗な曲がりやテーパーを求めがちでした。今回の多段テーパーの採用は、常識外のことをシマノテクノロジーで実現した、とも言えますね。

ティップは無駄にジグを弾きすぎることなく、しっかりジグウェイトを乗せてからベリーに伝えます。ベリーはティップで受けた力をバットに伝え、バットで溜め込まれたパワーをティップに戻します。弾く強さ、弾く速度をしっかり制御できるので、ジグのスライド幅を自在にコントロールできます。

ジャークによる一連の動作がとてもハイアウトプットなことにも注目です。入力された力を、出力を上げて出すというイメージです。アングラーが入力した力を、ロッドが出力を上げて出してくれるので、アングラーはそれほど力を使わなくても、しっかりジグを動かせる。疲れを抑制してくれるので、楽にジギングを楽しめます。ストレスフリーで疲れにくいので、1日集中して釣りを楽しめます。ロッドが仕事をする部分を増やして、アングラーに掛かる負担を軽減した、という印象ですね。

ブランクスは一見してフルソリッド?と思うほど細い。これだけの細径でありながら、高出力を実現できているのは、やはりスパイラルXコア、ハイパワーXの恩恵があるからこそ。加えて、採用されているM40Xという高弾性カーボンの力も見逃せません。ただ、これまでの高反発、高出力のロッドはアングラーへの負担が大きく、疲れやすかったり、ジグが動きすぎて操作しにくかったりすることがありました。こうした欠点をブランクスを細くすること、多段テーパーを採用することで、高反発素材のいい部分だけを残したロッドに仕上げることができた、というわけです。

アイテムごとにジグの操作性やアングラーへの負担を考慮してレングスを少しずつ変化させ、テーパーも変えています。スーパーディープでのカンパチゲームなどを除き、ドテラのヘビーな釣りも含めて、近海のほとんどすべてのジギングゲームに対応できるラインナップです。

出典:シマノ公式「オシアジガー リミテッド (スピニング)」詳細ページ

山本啓人さんによるインプレッション動画はこちら

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

玄界灘での実釣動画はこちら

出典:YouTubeチャンネル「SHIMANO TV公式チャンネル」 詳細ページ

各機種のスペック

喰わせに優れたフィネスジギングモデル「S62-1」

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) ジグウェイト(g) 適合ラインPE(号) 最大ドラグ(kg) 最大ドラグ角度(°) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格

(税抜)

S62-1 6’2″ 1.88 1 188 1.9 70~160 MAX2.5 5 45 セパレート 495 UPLOCK 88.8 73,000円

プレッシャーを与えにくいPE2号前後の細めのラインにマッチし、魅惑的なジグアクションで喰い渋る青物の攻略に活躍。ファイトにおいては全身の曲がりが良型青物の強烈な引きをしっかり制御。バーチカルでは水深70m+α、ドテラ流しでは水深60m+αまで適応。

近海ジギングで活躍するマルチプレーヤー「S62-2」

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) ジグウェイト(g) 適合ラインPE(号) 最大ドラグ(kg) 最大ドラグ角度(°) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格

(税抜)

S62-2 6’2″ 1.88 1 188 2.0 80~180 MAX2.5 5 45 セパレート 495 UPLOCK 89.6 73,000円

近海で幅広い攻めを展開するならこの1本。ジグ120~160gクラスにベストマッチ。ロッド全身の粘りでバラシやラインブレイクのミスを抑制し、10kgに迫る青物が相手でも安定したファイトが可能。バーチカルでは水深80m+α、ドテラ流しでは水深70m+αまで適応。

全国的に活躍する絶対的エース「S62-3」

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) ジグウェイト(g) 適合ラインPE(号) 最大ドラグ(kg) 最大ドラグ角度(°) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格

(税抜)

S62-3 6’2″ 1.88 1 188 2.0 90~200 MAX3 6 45 セパレート 500 UPLOCK 89.4 74,000円

PE2~3号、ジグウェイト130~180gにベストマッチ。掛けた後はロッド全身が粘り強く曲がり、10kg級の青物が相手でもタメて浮かせるファイトを可能とする。バーチカルでは水深100m+α、ドテラ流しでは水深90m+αまで適応。

対応力に優れたパワー系モデル「S62-4」

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) ジグウェイト(g) 適合ラインPE(号) 最大ドラグ(kg) 最大ドラグ角度(°) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格

(税抜)

S62-4 6’2″ 1.88 1 188 2.1 110~240 MAX4 8 45 セパレート 500 UPLOCK 88.8 75,000円

S62-3よりもさらにハードな状況に対応するロッドとして存在感を発揮するS62-4。PE3号前後、150~210gクラスにベストマッチ。10㎏を超える大型青物に通用するパワーを秘めている。バーチカルでは水深120m+α、ドテラ流しでは水深100m+αまで適応。

ヘビージグを操る対大物用シャフト「S510-5」

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) ジグウェイト(g) 適合ラインPE(号) 最大ドラグ(kg) 最大ドラグ角度(°) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格

(税抜)

S510-5 5’10” 1.78 1 178 2.3 130~280 MAX5 10 45 セパレート 500 UPLOCK 89.9 76,000円

20kgに迫る大型青物をパワーファイトで攻略するシリーズ最強モデル。

深場や潮が速いエリアで活躍。200g超えのジグを操るパワーを有しながらも、ジャークの負担を低減するバランスを追求。バーチカルでは水深140m+α、ドテラ流しでは水深120m+αまで適応。

近年、注目集める、スピニングタックルでのジギングゲーム。

しびれるような青物とのファイトに、「オシアジガー リミテッド スピニング」を使用してみてはいかがでしょうか?

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」