ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【細身のルアーがトレンド】アイランドクルーズ船長「須江一樹」の2022東京湾チニング満喫講座!

寄稿:須江一樹
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

こんにちは! アイランドクルーズ船長 須江一樹です!

今回は現在好調! さらにこれからのオススメな釣りである「チニング」をご紹介したいと思います!

須江 一樹(Sue Kazuki) プロフィール

横浜の東京湾シーバスガイド「アイランドクルーズ」の船長として東京湾を案内する傍ら、休みの日は船・オカッパリ問わず関東各地の海に釣りに出かけるホンモノの釣り好き。横浜市在住。

チニングって?

近年東京湾でも脚光を浴び始めたチニング。年中釣れる釣りではありますが、比較的暖かい時期にアタリが多く楽しめる釣りです。

アイランドクルーズでは4~9月くらいをメインに狙っています。アタリが多く楽しいと言われる釣りではありますが、それは釣り方とルアーがしっかりと噛み合ったらの話。逆に噛み合わないと周りはバリバリ釣れていても自分だけバイトすらない…ということがあってしまう釣りでもあります。その為、タックルとルアーは確実なモノを揃えておく必要があります。

今年のトレンドは細身のルアー

使うルアーはシーズンによってもその傾向がでますし、ポイントや時間でも反応が良いルアーと悪いルアーが変わってきます。とはいえ、全体的に今年調子が良いと感じているのは「細身のルアー」。

最近、僕は「コイケシュリンプ」と「スタッガーオリジナル2.5in」をメインにチニングを組み立てています。

コイケシュリンプ【ハイドアップ】

重さ 長さ 推奨オフセットフックサイズ 入数 税抜価格
約3.2g 65mm #1/0 5本 1,045円

ハイドアップ公式「コイケシュリンプ」の詳細ページはコチラ

スタッガーオリジナル2.5in【ハイドアップ】

重さ 長さ 推奨オフセットフックサイズ 入数 税抜価格
約2.2g 66mm #2 7本 814円

ハイドアップ公式「スタッガーオリジナル2.5in」の詳細ページはコチラ

コイケシュリンプとスタッガーオリジナル2.5inはなぜ効く?

「コイケシュリンプ」の濃い毛は、チニングの為の毛ではないか…と思えるほど非常に効果的。

まず濃い毛が生み出す抵抗感がボトムの凹凸を感じやすくしてくれる為、釣りがしやすくなります。さらに毛の水押しでのアピール効果、そして毛の抵抗がルアーの無駄なブレを消してくれる為、一直線にルアーが進むことによるアピールと、いいこと尽くめです。

また、あまりチニングにはシャッドテールワームの印象がありませんが、今年は「スタッガーオリジナル2.5in」が非常に効果的です。恐らく細身のシルエットと、強すぎず弱すぎずなシャッドテールの波動が、特に今年のチヌのベイトに絶妙にマッチしているのでしょう。

気になる使い分け

「コイケシュリンプ」と「スタッガーオリジナル2.5in」の使い分けについてですが、正直なところ釣りをしてみて反応が良い方を使うという感じで使い分けています。

ただ、ズル引きに反応が良い時は「コイケシュリンプ」、ボトムバンピングに反応が良い時は「スタッガーオリジナル2.5in」が効くことが多い印象。

さらにズル引きは河口、ボトムバンピングは港湾部などの根掛かりが多い場所で反応が良いことが多いので、結果として「コイケシュリンプ」は河口、それ以外の場所が「スタッガーオリジナル2.5in」というような使い分けが軸となっております。

オススメカラー紹介

「コイケシュリンプ」と「スタッガーオリジナル2.5in」のオススメカラーを紹介します!

コイケシュリンプオススメカラー

スタッガーオリジナル2.5in

リグは「フリーリグ」一択!

使うリグはチニングの定番、ウキ止めゴムでシンカーを止めたフリーリグ。

使うシンカーはタングステンの「10g」と「14g」を水深と風の強さで使い分けます。基本的には10gで始めて、底が取りづらかったり釣りがしづらいと感じたら14gにする感じです。

シンカーは形も使い分ける

シンカーは重さも使い分けますが形も使い分けます。牡蠣瀬等の根掛かりが多い場所では「細めのスティックタイプ」を使用し、根掛かりのリスクを最小限に抑えます。逆に、川などの根掛かりが少ない場所でズル引きをメインで釣りをする場合は「太めのナス型タイプ」を使用します。

スティックタイプは根掛かりの軽減、ナス型タイプは底を叩く感度と抵抗感を感じる為という使い分けです。

また、頻繁に付け替えることになるので、僕はスイベルをリーダーに通して、バリバスさんのTGグレネードシンカークイックチェンジャーを使用し、状況に合わせて逐一交換できるようにしてあります。

アクションは「ズル引き」と「ボトムパンピング」

アクションの基本は「ズル引き」と「ボトムパンピング」。この2種類のアクションを使い分け、時には組み合わせてチヌを誘います。

ズル引きはロッドをサビくのではなく、リトリーブで行います。着底したらロッドとラインを一直線にして底の凹凸を感じながらリトリーブします。

ボトムバンピングは、なるべく移動距離を抑えて跳ねさせるボトムバンピングです。ラインスラッグを使って横ではなく上に跳ねさせる意識で跳ねさせます。

そして組み合わせについて。例えばボトムバンプで2回跳ねさせてからのズル引きであったり、ズル引き中にショートバイトがあったら止めてボトムバンピングで誘うであったり、そう言った形でアクションを組み合わせていきます。

もちろん当日の状況でハマるアクションは変わってきますので、色々試してみてください。

現在好調! そしてこれから暑くなればさらに良くなっていく東京湾チニング。是非東京湾に遊びにきてください!

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。

 

釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」