②:ソルティーステージ プロトタイプ クロダイ XKRS-842ML
製品名 | 継数 | レングス(ft/cm) | 標準自重(g) | ルアーウエイト(g) | PEライン(号) | リーダーライン(lb) | Carbon含有率(%) | パワー | テーパー | メーカー希望本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
XKRS-842ML | 2 | 8’4″/254 | 113 | 3~21 | 0.6-1.5 | ~16 | 100 | ML | ファースト | ¥29,000 |
ロングレングスが特長の「842ML」は10g以上のシンカーでもラクラク振り抜けるので、河川の流心や地形変化・潮目狙いなど、飛距離を活かした釣りを展開できます。
人気の釣り場では、それだけチヌもルアーを見る機会も多いので他のアングラーが攻めていない少し先に届くだけで、素直に反応するフレッシュな個体が残っていることも多いです。それだけ“飛距離”というのは大きな武器になるんです。
そして広範囲に地形変化を探るには「感度」がより重要に。全体的にシャキッとしたロッドはボトムの地形変化をしっかりと手元に伝えてくれるので、スイミングで誘う時もレンジキープしやすく、タックルの軽量化や全体的なバランスの良さから長時間集中力を保つことができます。
また大型サイズを狙えるロッドパワーは底質の荒いポイントで自由に走らせたくない場合でも強引に頭を向かせれる安心感があり、遠くでかけた魚のバイトも針先までパワーを伝え、フッキングすることができます。
飛距離やパワー以外に842MLを使うメリットを感じるのはファイト中です。チニングをしていて意外と多いのは、手前まで寄せてもう少しでランディングだ!ってところでのラインブレイク。満潮で隠れる石畳や基礎、階段状に深くなっていく河川、人工的な障害物等、足元には多くのラインブレイクの要因があります。短いロッドだとラインが斜めに入り、かわすことができすラインが擦れてしまいますが、そこに長さがあるだけで、竿さばきでいなすことができるんです。
特に足元がごちゃごちゃしたエリアで釣りをする場合は、一度842MLを使ってみてください。それだけでキャッチ率が上がると思います。
ラインブレイクといえば…
ここからは少し余談ですが。
ラインブレイクを減らす方法として、PEラインをバークレイの「スーパーファイヤーライン」に変えるだけでも大きな違いを感じることができます。
8本撚りが良い!と何となく使っている人も多いですが、撚り数によってメリット・デメリットがあります。
8本撚りはしなやかですが、編み込んでいる1本の糸の太さが細くなります。スーパーファイヤーラインは、8本編みより太い、4本を編み込んだ後にバークレイ独自の熱延伸製法で素材を伸ばして強度アップしています。それだけ擦れに対する強度も高く、伸びがないので感度が良いんです。
少しもったいないですが、石にラインをわざと擦りつけて比べてみてください(笑) 切れにくさがわかると思います。
【適材適所】タックルを変えて様々なアプローチを
少し話は逸れましたが、使うタックルによって色んなアプローチができると思います。
今回は「ソルティーステージプロトタイプ」を中心にご紹介しましたが、これから始めたい方には「ソルティースタイル」という、もう少しお求めやすいシリーズもあります。ラインナップも78Lと83MLなので、使い分けは上記内容を参考にしてもらえるかと。
身近で手軽な存在ながらそのゲーム性がクセになるチヌゲーム。適材適所、行かれるフィールドに合ったタックルで楽しんでみてください。
関連記事はこちら