夏本番を迎える頃になると、オフショアからのビッグゲームが気になってきますよね。
今回はそんな超スリリングな大型魚を狙ったルアーゲームに対応するテンリュウのロッド「スパイクXPG」をご紹介。
スパイクXPG
スパイクXPGが意識したのは大型キハダやマグロ類。
ボイル撃ちはもちろん、ボイルがなければ近年ではロングキャストから「誘い出し」で狙っていくことも多く、当たり前ながら飛ぶ、操作がルアーに伝わる、そうでいながらハンパではないパワーに負けないトルクが求められます。
まず機種からご紹介。
モデル | タイプ | レングス ( m [ft]) |
継数 | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウエイト (g) |
ライン (PE/号) |
ドラグ MAX (kg) |
リアグリップ長 (mm) |
先径 (mm) |
ロッド自重 (g) |
カーボン/グラス (%) |
税別価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SKX832S-H | スピニング | 2.51[8’3″] | 2 (O.S.H) | R | 177 | MAX 150 | 6-8 | 15/60° | 530 | 2.4 | 403 | 92/8 | ¥57,000 |
SKX832S-HH | スピニング | 2.51[8’3″] | 2 (O.S.H) | R | 177 | MAX 180 | 8-10 | 17/60° | 530 | 2.7 | 412 | 90/10 | ¥57,500 |
天龍公式スパイクXPG詳細ページはこちら
現在、2機種展開となっていて、非常に分かりやすい。というのもレングスは8’3”で統一。パワーランクが違う2機種となっているから。
ここはシンプルで、使用するラインと想定されるターゲットの大きさで使い分ければよし。
具体的には50kgクラスを想定するならH、100kgクラスを想定するならHHを選ぶとよいでしょう。
ターゲットサイズ:~50kg
リール:SW14000番~SW18000番
ライン:PE6~8(号)
リーダー:140~170(lbs)
ルアー:130g前後、下限50~60g
ターゲットサイズ:~100kg
リール:SW18000番~SW20000番
ライン:PE8~10(号)
リーダー:170~200(lbs)
ルアー:150g前後、下限60~70g
こう書くと、冒頭に大型キハダと書いたのも納得いただけると思うのですが、例えば相模湾のキハダであればシーズン後半の大型狙いに適するパワーとなっています。
30kgクラスであれば既存機種のスパイクで間に合いますし、むしろ軽めのルアー操作するという意味ではそちらにアドバンテージがあるでしょう。また、逆に言い換えれば100kgオーバー、200kgといった超大型には向かない。
推奨タックルの通りで、そのクラスのタックルとルアーを扱い、想定ターゲットに使用するとバツグンの性能を発揮する2機種となっています。
特徴
そうした使用範囲を前提に、スパイクXPGの特徴を挙げていきましょう。
まず、ブランクス、バット部には当然ながらC・N・T(カーボンナノチューブ)をコンポジット。驚異的な粘りはターゲットを長時間ファイトする上でも、アドバンテージを与えてくれます。
ガイド設定はオーシャントップガイド、オーシャンガイド、Kガイド(ステンレスフレーム SiCリング)を適材適所に配置。また、大型スピニングリールでの安定感をもたらすようリールシートはDPS。
長時間ファイトでもOK
モノがモノだけに、この2機種についてはフロントグリップにアシストグリップを採用。
加えてソフトギンバルも併せて標準搭載となっています。体重を後方に預けて滑らず、そしてバットパワーで徐々に距離を詰めていけるような設計となっています。
グリップエンドには、ギンバル(GC22)を採用。GC用ソフトギンバルキャップ(BRC GC22)が付属。
リアグリップ長が既存のスパイクより若干長いのも、そうした大型魚が掛かった際に竿を立ててプレッシャーをかけていくことを想定しているため。体に当てるギンバルの位置が、リアグリップ長があることで下側になり竿を立て気味にしての長時間ファイトが可能。
ちなみに、2機種のファイトイメージは以下の動画でも確認できます。
ドラグ15kg・アングル45°
ドラグ15kg・アングル60°
ドラグ17kg・アングル45°
ドラグ17kg・アングル60°
大型魚に主導権を渡さないスパイクXPG。そうこうしているうちに、活躍する時期はあっという間に!