今年も「タイラバ」がアツくなる時期がやってきました!
そんな中、大阪・泉南から出船している白墨丸さんにお世話になり、タイラバゲームを楽しんできました。
前情報では、小さいベイトを捕食している「マイクロベイト」パターンとのこと……。
そこでマイクロベイト時のセオリー通り、シルエットを抑えたセッティングで反応を探りました。
ちなみに当日は終始穏やかな海況の中、水深50mまでのポイントでした。
早速、一流し目からツバス(ワカシ)がヒット!
これを皮切りにツバスが連続ヒット。
ボトムからの短い距離に感度が集まっていたこともあり、ボトムから数回巻き以内にバイトが多発しました。
メインターゲットのマダイもツバスよりは少ないながらも登場しました。
短い時合でしたが、マイクロベイトパターンを意識することでよい結果となりました。
マイクロベイトパターン
当日は、水深が50m前後、感度が底から10m以内の状況でした。
となると、やはり着底から数回巻いてからのバイトが多いことから、手返しよくアプローチができるうえ、シンプルなセッティングが吉でした。
今回の釣行では、イカ型のスモールシルエットなタイラバ「プニラバTG」と、トレーラーワームとしてこれまた極小シルエットの「プニイカショックワン」を使用。マイクロベイトを意識した、スモールシルエットでの釣果でした。
また、当日は緑色や茶色といったカラーへの反応はイマイチで、ピンクやオレンジなどの暖色系カラー+透明系カラーの組合せに釣果が集中しました。
なかなか難しいマイクロベイトパターンですが、「プニラバ」の持ち味であるイカスーツが効いている感じでした。
食わせの切り札的タイラバ「プニラバTG」
今回の釣行でメインに使用した「プニラバTG」。
タングステンヘッドにエラストマー製の「イカスーツ」を纏った、イカ型のタイラバです。
柔らかい「イカスーツ」を纏ったことにより、柔らかい波動と独特の浮遊感で魚を誘うことができます。
また「イカスーツ」には、「イカエキス」がこれでもか!というぐらい配合されており、匂いでのアピールもキョーレツです。
プニラバには、鉛製のヘッドの「プニラバ」(通称:無印)と、タングステン製のヘッドを使用した「プニラバTG」の2種類のラインナップがあります。
喰いシブり時や、今回のようなマイクロベイトパターンの時は、シルエットを小さくすることができる「プニラバTG」の方をメインに使用します。
「プニラバ」も「プニラバTG」も、フックとネクタイがあらかじめセットされている状態で販売されていますので、パッケージを開けてすぐに使用できます。(今回もパッケージを開けた状態で使用しました)。
フック、リグ周りはセブンスライド製のモノを採用していますので、お手持ちのフックやネクタイとのカスタマイズも楽しめます。
なお、一般的にタイラバのヘッドの色というと、無垢からグローまで多彩な色がありますが、クリア系カラーのヘッドは、おそらく「プニラバ」、「プニラバTG」だけだと思います。
特に今回の釣行では、「グローラメ」や、UV系の透明感のあるカラーがマイクロベイトの群れに見えるのか、バイトが続きました。
逆に「パンプキン」や「チャートリュース」などの色が付いたカラーはイマイチで、反応に明らかな差がありました。
「プニラバTG」の使い方のコツやキモなど
「プニラバTG」は、一般的なタイラバと同じように使用します。
具体的には、着底させ、船長の指示ダナまで巻き上げたのち、再びフォールさせて底を取る……といった感じです。
「プニラバ」シリーズは、別売りの「交換用イカスーツ」を用いることで、オリジナルカラーの「プニラバ」を作ることができます。
当日は、クリア系のカラーでの反応が落ち着いたタイミングでスーツの着せ替えを実行。
反応のよいクリア系のスーツはそのままに、ヘッドの色をゴールドに変えるなど…実際にいろいろ組合せて交換するとモチベーションも上がりますよ。
また「イカスーツ」は、エラストマーという丈夫な素材でできていますが、フグが多い海域では、スーツの一部がかじられることもありますので、スペア兼カラーローテーション用として用意することをオススメします。
さらにバイトが増える! カラーの使い分け法
「プニラバTG」のカラーですが、状況に合わせて下記のように使い分けています。
グロー系(青色グローラメ、緑色グローラメ)……1投目や深場を流す際に使います。グローのラメなので、シルエットを大きくさせずにアピールすることができます。
ケイムラ系(UVピンク、UVレッド、UVオレンジ)……グロー系で反応が悪い時や、濁り潮の時に多用します。3色は気分で使い分けています。グロー系とは反対で、シルエットを大きく見せたい時に使っています。
ナチュラル系(チャートリュース、パンプキン)……存在感を出したい時は「チャートリュース」を、よりアピールを抑えたい時は「パンプキン」を使います。
まさに「イカでタイを釣る!」食わせ力MAXのトレーラーワーム
今回、タイラバ「プニラバTG」のトレーラーワームとして大活躍したのが「プニイカショックワン」でした。
この「プニイカショックワン」、もともとはライトゲーム用のワームやタイサビキのトレーラーワームとして開発された商品です。
ですが、近年、関西の明石エリアで、春に「ミミイカ」と呼ばれる小型のイカを偏食するマダイを狙う「ミミイカパターン」の時に、この「プニイカショックワン」が好釣果をたたき出している!とウワサが広まり、あっと言う間に火が付いたアイテムです。
「プニイカショックワン」は、小型のイカを模したリアルなシルエットに加え、イカエキスが配合されていますので、匂いでもキョーレツにアピールします。
ミミイカパターンはもちろん、マイクロベイトパターンにも対応し、バイトマーカーとしても機能するため、エリアを選ばず活躍しています。
「プニイカショックワン」のタイラバでの使い方、「プニラバTG」へのセット法など
「プニイカショックワン」をタイラバで使用する際は、フックにチョン掛けするだけです。
ちなみに当日は「プニラバTG」のヘッドの色と違う色の「プニイカショックワン」を組合せると、かなり釣果が上がりました。
カラー選びのヒント
「プニイカショックワン」は、タイラバスペシャルカラー3色をふくめ、計8色のラインナップ。
すべてのカラーが、タイラバのみならず、タイを釣る仕掛けでも実績のあるものばかりです。
選び方としては、ネクタイと同じ系統の色を使用し、一体感を重視するもよし、違う系統や補色となる色を選ぶことで、バイトマーカーとしてのポテンシャルを引き出すのもよし、といった感じです。
「プニイカショックワン」は、耐久性に優るエラストマー製ですので、度重なる交換にも耐えます。
加えて、セット方法は時間が掛からない「チョン掛け」ですので、いろいろ交換して、タイの反応の違いを楽しんでみてください。