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スピニングタックルが嫉妬する。ブレードゲームにおける「ベイトタックル」のメリット

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結論、ベイトタックルもあり。

なんの話かといえば「ブレードゲーム」。

サワラをメインに青物などがターゲットで、「ただ巻くだけで釣れる」その手軽さから全国的にブーム、もはや一つのジャンルとして確立されている…とも。

で、なぜベイトタックルがあまり使われていないのだろうかと、ふと思った訳です。

ブレードゲームのタックルを考える

タックルに求められるもの

まず、煙が出るほど…なんて言われるように、ルアーを見切らせないよう早く巻上げられることが必要。また、時にメーターを超える大型にも負けない力強さ、状況に応じてバーチカルだけでなく斜めに引く必要も出てくるためキャストができることも必要。

欲を言えば、魚の追尾や着底を感じ取れる感度、身切れさせないためにロッドの粘りや、釣り人の疲労を軽減する、という点なども必要でしょうか。

求められることだけを考えると、これベイトタックルでもできるんじゃ…、いや、むしろベイトタックルの方が合ってるんじゃ…と。

ブレードゲームにおけるベイトタックルのメリットとデメリット

https://note.com/dskproject/n/n338dd4fc13f1

なんて思ってた時に見つけたこちらの記事。

書かれているのは、「ライトゲームマニア」でお馴染みレオンさんとの対談が記憶に新しい広島の遊漁船船長 松木大輔氏。


【DSK Fishing Guide Serviceの詳細はこちら

出典:YouTubeチャンネル「INX tv」

松木さんがベイトタックルを推す理由がこちら。

①:向かい風時のキャストの安定性と巻き上げ力

船をドテラで流す場合、向かい風にキャストする必要がある。加えて風下に流れるため引き抵抗が増し、リールへの負荷が大きくなることから強い巻き上げ力が必要となる

②:巻きの安定性

これはベイトリールの構造上、回転運動をそのまま利用するため効率的、かつギアを大きくできることでパワーがある。

③:感度の良さ

エクストラハイギアのベイトリールを使用することで感度が向上、より鮮明にジグの後ろについた感覚を感じることができ、釣果アップにつながる。

また、他にも体への負荷が少ない、パワーゲームができ主導権を握れるなどのメリットも多々。

とまぁつまるところ、「ベイトタックルって実はすごくメリットあるぞ」という話。話は続き、もちろんメリットばかりと言う訳ではなくデメリットもある。

ベイトタックルのデメリット

エクストラハイギアなどの台頭で巻き上げスピードに関してもスピニングと遜色はなし。

ベイトタックルといえば「キャストが難しい」「バックラッシュする」。考えられるデメリットは大きくはこの2つ。慣れれば済むといえばそれまでですが、異なるアプローチでデメリットを克服できる…として紹介されているのが「ロッド」です。

デメリットを克服できる!?「フィッシュマン」のロッド

どんなロッドを使うのかというと「キャストが難しい」「バックラッシュする」で、ピンときた方も多いのでは。そう、ゼロバックラッシュ、飛距離、高精度ピンスポット撃ちを掲げるベイトタックル専門メーカー「フィッシュマン」のロッドがバツグンに相性が良いとのこと。

中でも、オススメのロッドがあるそうで。

「Beams CRAWLA 6.6L+(ビームス クローラ)」

全長 マテリアル ガイド 自重 継数 仕舞寸法 グリップ長 ルアーウエイト ライン 販売価格(税抜き)
201cm(6.6ft) 4軸カーボン Kガイドチタン+ステン 143g 3ピース 75.7cm 39cm 6~28g PE1~3号 ¥47,800

フィッシュマン公式「Beams CRAWLA 6.6L+」詳細ページはこちら

ランカーサイズの引きに耐える強靭なバットに、6gのルアーも快適に扱えるしなやかなティップが特長。強く、かつ曲がるというスーパーバーサタイルロッド。キャスティングでヒラマサやブリ、またスーパーライトジギングまで1本でこなすというロッド。

少々グリップが短いため、気になるようであればロングモデル「Beams CRAWLA 8.3L+」も良いとのこと。

試してみる価値あるんじゃないでしょうか

結論、スピニングでないといけない理由などなく、ベイトタックルもありかなと。

むしろ、デメリットを補えるのであれば、その強い巻上力や魚に主導権を握らせないトルクフルな使用感、疲労感の軽減、手返しの良さなど…むしろベイトタックルの方が扱いやすいシーンもあるというのが私見。

もちろん100%ベイトタックルである理由もない訳で。潮が速く巻き抵抗がきつい、大型が出る可能性がある、などシーンに応じて使い分けてもおもしろそう。

…試してみる価値あるんじゃないでしょうか。

Fishman

「ゼロバックラッシュ」「飛距離」「高精度ピンスポット撃ち」を追求したベイトロッド専門メーカー。 怪魚ハンターとしても知られる赤塚ケンイチ氏が代表を務め、同氏の豊富な経験がフィードバックされたロッドは、繊細な渓流から秘境のモンスターまでさまざまなスタイルに対応するラインナップ。
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