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注目のティクト新作ルアー「プラパン」はこうして登場するに至った

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待ちに待ったティクトに新機軸ルアー「プラパン」がついに登場となります。

前回、そのプラパンの基本的な概要はお伝えした通り。

【お守り的ルアーになる!?】ティクト「プラパン」の正体はライトゲーム全包囲型バイブレーションプラグ

プラパンをフカ掘り

ポリカーボネイトに鉛の組み合わせで、テッパンバイブとはまた違った波動を出すというプラパン。

実際、どうなのよ?それが気になりマクるところ。

ということで、プラパン、もう少し詳しくエグってみましょう。

軽さとクリアボディで誘う新機軸であるプラパン。

鉄板(テッパン)じゃなくてプラ板(プラパン)で、つまりはバイブレーション。

〝プラ〟パンの理由

テッパンバイブは、さまざまなルアーフィッシングで使われ、よく釣れる。ひとつ完成された感のあるルアーですが、なぜそこへきてプラなのか?

開発の始まりは2年半ほど前。名前は最初からプラパンでいこうと決まっていたらしいのですが(笑)。

そこにはティクトらしさがやっぱりあって、アジやメバルなどを得意とするだけに、「クリア」カラーを取り込みたいという狙いがあったそうです。

そのティクトらしさを表現するにあたり、ボードはクリアボディにできるモノ。

となれば、候補はポリカーボネートかサーキットボード。

どちらもプラグのリップなどに使われ、ルアーによってはそのピッチが異なったりするわけですが、いずれにしても、もともとルアー向けのマテリアル。

最終的に選ばれたのはポリカ。これは、耐久性と透明度を考慮してのこと。これにボディ下部が鉛という構成です。

結果、よく釣れた。ファーストプロトから、さまざまな魚種が釣れたようです。

クリアボディのナチュラルさからか、シルエットを小さく見せる効果なのか? それともプラパンが持つバイブレーションのそもそものチカラなのか?

とにかく多彩な魚が釣れた。

テッパンとの違いは?

では、テッパンとの違いはというと、まず挙げられるのが2点。

操作感が軽い、少しフォールが遅い、というものだったそうです。

加えて泳ぎの ブルブル感が少し弱めで微波動。やわらかく軽い、そんなテッパンにはない「新しい波動」が非常に新鮮だったんだとか。

クリア、ナチュラル、やわらかく微波動。

となるとマイクロベイトには強そうに思うのですが、実際に今年の冬から春にかけて、ハクや稚鮎、イワシなどについた魚には滅法強かったそうです。

任意のレンジを巻くだけ!

さらにはココが実際のユーザーにとって大事なポイントだと思うのですが、使い方は簡単。

カウントを取る、任意のレンジまでタダ巻きでOK。それで「どーん」とバイトしちゃう、らしいのです。

ちなみに、なぜデビューが遅れたの!?

聞けば聞くほどに……「じゃあなんでもっと早く出してくれなかった」という皆さんの声が聞こえてきそうですが(笑)、問題はフックセッティング。

△シングル、ダブル、チラシ…とにかくフックセティングを詰めていく時間がかかったそうです

プラグでのアジやメバルというと、バイトはあったが乗らないのは、あるある。そもそもがそうであり、かつ約3センチと小粒のプラパンは、ラインをフリーにするとフック絡みが起きやすい。ここが悩みのタネだったそうです。

掛かる、バレない、フック絡みしづらい、これらの要素を総合的に見て、最適なバランスがどこなのか?これに時間が掛かったとのこと。

最終的にトレブルに

シングル、ダブル、チラシ針…試行錯誤の上、最終的にはトレブルをセレクト。

△2gに#16、4gに#14

とはいえ、製品化するにあたり総合的な判断からトレブルを選んだわけで、状況にマッチしたフックセッティングが必要であるのは間違いないとも。

実際にテストでは、シングルでなければ獲れなかった魚もあったそうで、言い換えればそのあたりを探る、という楽しみはありそうですよね。

ウエイトは2gと4g。これについてはフィールド状況やほしい飛距離に応じて選べばOK。

カラーは全部で8色。UVやグローもあり、デイだけでなくマヅメやナイトにも。もちろん狙える魚種も多彩。

いよいよ発売となるプラパン、実は皆さんが実際に投入すればするほど新しいアプローチ法や、狙える魚種の広がりを見せるルアーなんじゃないかなぁ、なんて思っています。

ティクト公式プラパン詳細ページはこちら

TICT ティクト

高知県高知市を拠点とするブランド。アジング・メバリング、グルーパーゲームなど、ライトSWゲームフィッシング関連のロッド、ルアー、ジグヘッド、周辺アイテムを続々と輩出中。
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