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今江克隆のルアーニュースクラブR「羽根、エビ、虫……アフター〜アフター回復バスを狙うコツは?」の巻 第1101回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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アフターのエビ・虫パターン

そして快晴になった練習3日目からは、3週間後の本番を想定したパターンの練習を開始。

6月頭といえば完全なアフター中心……アフターのメインといえばやはりエビ・虫パターンは絶対に外せない王道の一つ。

スキニーなリアルアフターのバス。試合本番ではこの状態のバスが最も増える予想。エビ・虫パターンの練習は、今回の必修メニューだ

特にオーバーハングがメインのリザーバーでは、虫パターンが有効なスポットと、どんな虫をバスが好んで喰っているのか、またエビが繁殖しやすい場所を徹底して熟知していなければ、わずかな差で大きな差がついてしまうのが、エビ・虫パターンのとても難しいところだ。

3日目からの練習では水面を見るのではなく、虫が多くいそうな枝ぶりのよい木や、虫が漂着しているような吹き溜まり、そしてエビが湧きやすい特殊な木の根っこ等を、湖をエレキでグルグル回りながら観察する作業に徹した。

枝ぶりのよい木の下には、目を凝らして探すと結構、虫がついている。虫が好きな木を探すのも練習の一つ

エビは樹木の根っこをとても好む。減水で見えている根ぶりのよい木を探 しておくと、満水になった時に役に立つ

ただ、エビ・虫パターンにはまだ時期的に少し早いこともあり、まだ少数派の虫喰い、エビ喰いバスをサイトで探して喰わせる練習はなかなかストレスがたまる。

虫・エビを探すより、45cm前後のネストを先に見つけてしまうので、よいバスを見てしまうと、どうしても気が散ってしまう。

だが、エビ・虫パターンでは「具」に何を選ぶか、「具」の色、カタチも非常にシビアな、あと一歩で喰う喰わないを分ける大きな要素となる。

幸い、雨の初日、2日目に50~55cmUPは7本ほど釣ったので、残す4日の練習は何とかガマンして、釣れないエビ・虫パターンの練習に徹したいと思う。

まだ本格的なアフタースポーン個体の数は少ないものの、虫パターンでも余裕の50cmUPを捕獲。「具」は非常に重要なので、試合まで秘密です

最悪の虫パターン??

ラストに、この時期最悪の虫パターンが「ムカデパターン」だ。

今回は山間のコテージに宿泊したのだが、3日目の晩、深夜寝ている時に人差し指と中指の間を15cmぐらいの真っ黒&レッドな鬼ムカデに嚙まれ、瞬時の電撃的激痛のため一発で目が覚めた。

ムカデに噛まれるのは生涯3度目だが、スズメバチに匹敵する痛みと腫れ、痺れが起きるので、くれぐれも「産卵期の5~6月の湿っぽい畳部屋」、特にコテージやバンガローはご注意を。

ちなみに自分は警戒心が強いので、スズメバチやムカデ用の最強ステロイド軟膏を準備していたので、なんとか治まりました。

なんでも昔からいわれている特効薬「アンモニア」は、ハチやムカデには効かないそうなんで、よく勉強しておいてください。

あと、ムカデは1匹出たら必ず2匹目がそばにいますので……。

虫?は虫でも最悪最凶の虫パターンは、「ムカデ」のペアパターン。深夜の格闘の末、探しだし仕留めたがメチャクチャ手ごわいので、くれぐれも5月、6月はご注意を……

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