ルアーニュースの人気コンテンツ、プロガイド・平村尚也氏による「琵琶湖リサーチTV」の最新情報をお届けします。
今週の琵琶湖は雨の影響を大きく受け、水位が一気に上昇。先週の-30cmから±0cmまで大きく上昇。それに伴い放水量も180t/sまであがっており、週末にかけて引き続き放水量もあがる見込み。水温は平均9度台で、一部のシャローでは2ケタ台のエリアもある。
荒れる日が多かったため出船可能な日は少ないならがも、一時的な濁りによってバスの活性は高く、平均3ー10尾といった状況。その中に高確率で50cmクラスがまじっており、湖上に出ることができれば釣果は期待できる。
ただ、放水量があがることにより、南湖には北湖からの冷たくクリアな水が流入するため、一気に釣果がさがる可能性が高い。今週末は放水量が1つのキーワードとなるだろう。
釣果が出ているエリアは大きく分けて3パターン。「ウイード」、「浚渫」、「マンメイドストラクチャー」の3つだ。
メインとなるウイードエリアは、赤野井沖、アクティバ・カネカ沖、下物沖、六本中北、南といった所。水深4m前後の残りウイード(センニンモ、カナダモ)を狙うパターンが比較的安定している。ルアーは、5/8~1/2ozのスイミングジグがよく、濁りが入っているようであればクランクやスピナーベイト、アラバマ系といった波動の強いルアーもマッチするだろう。
浚渫エリアは、木ノ浜、下物、ディープホールで釣果が出ており、ウイードの残る木ノ浜・下物ではスイミングジグ、ウイードのないディープホールでは壁沿いを狙うパターンがオススメ。
マンメイドは、名鉄の導水管やアクティバ沖の沈船、沖の漁礁といったポイントが有望だが、あくまで単発の釣果。高確率で反応はあるが、連発とはいかず、ほかのアングラーとのバッティングも激しい。
今後、水温が下がるようであれば、浚渫が狙い目となり、濁りやベイトが絡むようならウイードエリアが面白くなるだろう。水質変化を柔軟に捉えることが釣果への近道となりそうだ。
なお、明日から開催される「ザ・キープキャスト」では、3月10日に発売となる新作DVD「琵琶湖リサーチ ザムービー7」を会場で発売。それを記念した特別イベントとして、豪華景品が当たる「爆釣祈願のおみくじ」や、DVDに出演している琵琶湖プロガイドの平村尚也 氏、宮廣祥大 氏、礒村雅俊 氏、黒須和義 氏、国保誠 氏、奥村哲史 氏らによるトークショーも開催予定(会場内北ステージにて)。
ぜひ会場で、平村氏の生琵琶湖リサーチを聞いていただき、琵琶湖の今を捉えていただきたい。