GWも過ぎ、バスの産卵シーズンもいったん落ち着いてくるころ。
これまでルアーに反応してきたバスも、産卵を終えてお疲れモード。バスはいるものの、ルアーを追いきれない個体も増え、よりスローなアプローチに切り替える必要があります。
そこで、有効になるのがローギアのリール。アフターのバスは体力がないものの、産卵の威嚇行動を引きずる個体も多く、またポジションも中層に漂うため、マキモノ系が活躍します。
今回は、ローギアの中でも特にマキモノ系との相性がよいZPIのベイトリール「アルカンセLS(ロースピード)」をピックアップ!
マキモノ系と相性が良い理由と、その性能について解説していきます。
マキモノとローギアの相性が良い理由
ローギアの魅力は、ハンドル一回転に対し糸巻量が50~60cmと少なく、よりスローに巻けるのが特長。また巻き取りのパワーもギア比が低いとトルク力も上がるため、抵抗の強いルアーでもラクに巻くことができます。
また、アフターのバスは意識が中層から表層に向いていることが多く、クローラー系のルアーも活躍します。
ローギアの一定速度でスローに巻ける点でクローラー系とも相性がよく、デッドスローでネチネチ誘うといったアプローチにも有効です。
誰でも簡単にスローに巻くことができる「アルカンセLS」
「アルカンセLS」はギア比が5.6:1、巻取り長は59cmと、だれでも簡単にロースピードで巻くことができる性能。
このロースピードの一定速度で巻くというのが非常に重要で、ギア比が高いほど難しくなります。
一定のリズムで巻けないとルアーの動きにばらつきが生まれ、見切られる原因にも。
「アルカンセLS」では、そうした繊細な釣りでも、イージーに巻き取りができるため、集中力も持続しやすくなります。
また、アルカンセリールはシリーズ共通で、キャストの遠投性・精度・トラブルレスなど汎用性に長けているので、さまざまなシチュエーションにも対応。遠投からショートディスタンスのアプローチまで自在にコントロールが可能です。
アルカンセLSでは、パワーが伝達しやすい90mmロングハンドルとセミロングの丸型ノブを採用。
リーリングのパワーを向上させ、引き抵抗の大きいマグナムクランクやヘビーウエイトのビッグベイトなども軽く巻いてくることができます!
繊細に巻く場面では、ノブの根元をつかみながらの巻き取り、カバー付近から強引に引き寄せたいときはノブをしっかりつかんでゴリ巻きと、状況によっての使い分けも可能。トルクフルな巻きで、一日使っていても負担が少ないのも大きな魅力。
特にマキモノなどは一日中、投げ続けることこそが釣果につながるので、アングラーの負担を軽くし、集中力を持続させる意味でも重要な役割を担っています。
抵抗の大きいマキモノ系は、リールにかかる負荷も大きく、ボディーの剛性も重要です。
アルカンセLSでは、メインフレームはアルミニウム製、両サイドカバーにはカーボンコンポジットを採用。
バスフィッシングで必要な剛性と軽量さを両立しています。アングラーが快適に使える最適なバランスに調整されています。
スプールは、アルカンセリール共通でφ34mmのSRVスプールを搭載。
11.4gと軽量かつ剛性に優れ、ラインも使用頻度が多い12∼16lbラインに合わせて設計しています。
立ち上がりもよく、ショートディスタンスから遠投まで対応するなど、汎用性にも優れています。
アルカンセLSのスペック
モデル | ハンドル | ギア比 | 重量 | スプール径/ スプール自重 |
ハンドル 長さ |
巻取り長 | 最大 糸巻き量 |
ベアリング数 BB/ ローラー |
販売価格
(税込) |
ALCANCE LS | 右 | 5.6 | 178g | 34mm/11.4g | 90mm | 59cm | 12lb – 100m 14lb – 85m 16lb – 75m |
9 / 1 | ¥40,590 |
ALCANCE LS | 左 |
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