今、ハイシーズンを迎える、タイラバゲーム。
タイラバは基本、巻きアワセでタイを乗せる釣り。最近ではスピニングタックルや掛けのスタイルもありますが、基本的には巻きながら、アタリがあってもじっくり巻き続けて狙う釣りです。
そうしたタイラバでは、ロッドのバランスは非常に重要。バイトをはじかないしなやかなティップはもちろん、負荷に対してのブランクの追従が釣果にも直結します。特に最初のバイトで違和感を与えてしまうと、そこからセカンドバイト、サードバイトに持ち込むのは非常に難しくなります。
今回紹介するのは、違和感なくセカンドバイトからサードバイトまで持ち込めるタイラバロッド、ゼニスの「ゼロシキタイラバスペック」。
「ゼロシキタイラバスペック」はゼニスとTANAJIGの共同開発をしたロッドで、スタンダードモデルとビッグガイドモデルの2タイプ展開。どちらもフルソリッド仕様で、バラシをなくした「最高峰のタイラバロッド」を目指し、開発したロッドです。
バラシがほぼないロッド設計
冒頭でもふれたように、「ゼロシキタイラバスペック」ではタイに違和感を与えないよう、柔軟なティップを採用。バイトを弾くこともなく、セカンドバイト・サードバイトまで持ち込める、しなやかな設計が特長です。
また、ブランクもフルソリッドを採用。追従性に優れ、掛かった後も負荷に応じてしなやかに曲がり、タイの身切れを防止。ファイト中の引きもブランクがクッションとなり受け止めるので、安定して引き寄せることが可能。
またフルソリッドではありますが、素材は軽量カーボンを採用。超軽量に仕上げることで持ち重り感も解消。自重もスタンダードで125g、ビッグガイドで127gと他のモデルと比較してもその軽さが伝わるかと思います。
スタンダードとビッグガイドの使い分けについて
最後に、スタンダードとビッグガイドの使い分けについて。
パワーやレングスに関しては、共通のどちらも63UL設計。スペックを比較すると、実はウエイト以外はほぼ同じ仕様です。
モデル | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | ルアー ウェイト バーチカル(g) | ルアー ウェイト ドテラ(g) | 適合ライン(PE)号 | 適合ドラグ(kg) | 本体価格(税込) |
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TZTR-B63UL | 1.92 | 1 | 192 | 125 | 0.9/6.5 | 30-165 | 30-280 | 0.6-1.0 | 2.0 | 52,800円 |
TZTR-B63UL
BigGaide |
1.92 | 1 | 192 | 127 | 0.9/6.5 | 30-165 | 30-280 | 0.6-1.0 | 2.0 | 52,800円 |
まず、スタンダードモデルは、トルザイトガイド、RVガイドを採用。用途としてはその名の通り、全国様々なフィールドに対応したマルチモデル。汎用性に優れ、フィールドを選ばず活躍します。
それに対して、ビッグガイドモデルはクラゲやデミ潮(アカシオ)によるガイド詰まりを解消したモデル。ガイドはトルザイトガイドを採用しています。
ビッグガイドモデルに関しては、ブランクスとラインの干渉やねじれ防止のために、スパイラルガイドを搭載しています。
よりトラブルレスにタイラバが楽しめるモデルとなります。