天龍のトラウトロッド「Rayz(レイズ)」シリーズ。
レイズは、エキスパートに向けた「スペクトラ」や個性派が並ぶ「インテグラル」、エリアモデルの「オルタ」など20機種以上がラインナップされている人気のシリーズ。
出典:天龍公式「レイズ」詳細ペ
そんな数あるシリーズの中でも、誰もが扱い易いアクション・バランスを追求したのが、オリジナルの「レイズ」。
2020年にフルモデルチェンジを果たし、21年には新たにロングレングスモデル3機種が追加されるなど、渓流域から本流域まで網羅したラインナップとなります。
今回は、そんなレイズから、「Twitchin'(トゥイッチン)モデル」をピックアップ。
「Twitchin'(トゥイッチン)モデル」のコンセプト
トゥイッチンモデルは、ライトウェイトルアーの扱いに長けたシリーズで、その名の通り軽量ミノーのトゥイッチングに特化したロッドです。
近年のベイトタックル需要にあわせ、スピニングとベイトそれぞれで展開。両機種とも同じブランクを使用し、ガイドも小口径を採用。振った時の軽さが感じられる仕上がりとなっています。
モデル | TYPE | LENGTH ( m [ft]) |
PCS. | ACTION | CLOSED LENGTH (cm) |
LURE WT (g) |
LINE (lb) |
PE (号) |
REAR GRIP LENGTH (mm) |
TIP DIA (mm) |
ROD WT (g) |
CARBON/GLASS (%) |
希望価格
(税抜) |
RZ4102S-UL | スピニング | 1.47[4’10”] | 2 | レギュラー | 76 | MAX 6 | MAX 4 | MAX 0.6 | 110 | 1.4 | 73 | 94/6 | ¥39,500 |
RZ4102B-UL | ベイト | 1.47[4’10”] | 2 | レギュラー | 76 | MAX 6 | MAX 4 | MAX 0.6 | 115 | 1.4 | 82 | 94/6 | ¥47,000 |
天龍公式「レイズ」詳細ページはこちら
公式スタッフブログページでは、トゥイッチンモデルについての詳細も公開されています。
天龍公式「スタッフブログ」詳細ページはこちら
ルアーでいえば、2gに満たないフローティングミノーから4g程度のシンキングミノー、スプーンやスピナーなど、軽量クラス全般に対応しています。
近年、ルアーがヘビー化されている傾向にありますが、実はこのトゥイッチンモデルはそんな時代の流れへのアンチテーゼなんだとか。往年の名作と呼ばれたミノーは軽量であったこと然り、軽量ルアーをテクニカルに操作しなければ釣れない魚も多くいるのも事実。
トゥイッチンモデルは渓流ルアーフィッシングをテクニカルに楽しみたい方にオススメのロッドといえるでしょう。
2020年のフルモデルチェンジに際し、グリップ・ブランクがショート化されています。
前作のモデル「RZ53UL」が5’3″ft(160cm)に対し、RZ4102S-ULは4’10″ft(147cm)と、ブランク部分を5.5cm、リアグリップを7.5cmほど短くされています。
短くしたことで、キャスティング性能・ハンドリングが大きく向上。ショートにしたことで取り回しが良くなり、オーバーヘッド、サイドハンド、アンダーハンドなど様々な角度からキャストが決まりやすく、アキュラシーも向上。飛距離も全機種に劣らないよう調整もされています。
そしてもう一つが、グリップのショート化によるワンハンド(片手)でのキャスト、ルアー操作、ファイトが行いやすくなったこと。
リアグリップを短くし、邪魔にならない絶妙な長さに調整。持ち重り感をなくすために、重心位置も調整するなど、バランス感も重視した仕上がりになっています。
これからの時期はトラウトの活性も高く、よりルアーで狙いやすくなるタイミング。
レイズは機能性はもちろんですが、所有欲を満たしてくれるデザイン性も洗練されているロッドです。ぜひ今シーズンのトラウトゲームに、レイズのトゥイッチンモデルをチェックしてみてはいかがでしょうか?