突然ですが、皆さんはリールのメンテナンスは行っていますか?
どんな高性能のリールでも、使い続ければどうしても性能は低下してしまうもの。釣りから帰ってきて、疲れたからそのまま放置…なんてことはありませんか?
リールは精密な機械、メンテナンスをしないと埃やゴミなどの影響で、ギアのかみ合わせが悪くなり、異音や巻き感度の低下にもつながります。定期的なメンテナンスをすることで、耐久性や飛距離、巻き感度などリールの性能を最大限まで引き出すことが可能です。
何より、せっかく購入したお気に入りのリール、大切に使用したいものですよね。
今回紹介するのは、そんなメンテナンスにオススメのクリーナー、ZPIの「F–0 パーツクリーナー」。
「F–0パーツクリーナーボトル」と「F–0パーツクリーナースプレー」
「F–0 パーツクリーナー」はリールのメンテナンス専用に開発されたクリーナー。市販のパーツクリーナーは樹脂製品に適さない成分が含まれていることも多く、樹脂部品が多く使われているリールのメンテナンスには不向きだったりすることも。
ZPIはリールのカスタムパーツなども多く展開するメーカーということもあり、成分にもこだわっているとのこと。
「F–0 パーツクリーナー」は漬けて洗浄するタイプと、スプレーで吹きかける2タイプが展開。それぞれのメンテナンス方法に合わせてチョイスするようにしましょう。
「F–0パーツクリーナーボトル」
「F–0パーツクリーナーボトル」は浸け置きタイプのクリーナー。金属製パーツの頑固な汚れを洗浄するのに最適で、ベアリングなど細かなパーツを浸け置きで落とすことができます。オーバーホールをする際には欠かせないアイテムです。
特にスプレーなどでは落としきれない細かなパーツを洗浄する際には非常にオススメです。
価 格 : ¥1,760 (税込)
容 量 : 500ml
ZPI公式F–0パーツクリーナーボトル詳細ページはこちら
「F–0パーツクリーナースプレータイプ」
樹脂製のパーツが多いときに活躍するのが「F–0パーツクリーナースプレータイプ」。
リールの種類によっては、金属以外の樹脂素材を使用していることも多く、クリーナーにつけておくことができない場合も。
そんなときにはこのスプレータイプがオススメ。着け置き出来ない樹脂パーツの細部の汚れまでしっかり除去することができます。
価 格 : ¥1,320 (税込)
容 量 : 480ml
ZPI公式F–0パーツクリーナー(スプレータイプ)詳細ページはこちら
メンテナンスする前の準備物
最後に、自宅でできるメンテナンス方法について簡単にご紹介。オーバーホールほど大掛かりではなく、自宅で簡単にできるので定期的なメンテナンスにピッタリです。
準備するものや必要なものはほとんど日用品でカバーできるので、ぜひ覚えておきましょう。
まずメンテナンスをするにあたり、必要な準備物を用意しましょう!
※あくまでメンテナンスは自己責任のもとで行いましょう。
・ドライヤー
・トレイ(部品がなくならないように置いておけるもの)
・洗浄用オイルを入れる容器(ペットボトルや空き缶をカットしたもので代用可能)
・キッチンペーパー
・ピンセット
・綿棒
・キムワイプ(ティッシュペーパーで代用可能)
クリーナーポイントその①:スプール受けベアリングのメンテナンス
ベアリングが磁石に引っ付くと磁化し、性能を損なう可能性があるため、マグネットブレーキの場合はブレーキ設定をMINにしておき磁石を指で隠しながら作業するのがオススメ。
ベアリング洗浄はパーツクリーナーに浸けながら噴射することでベアリング内部のゴミ等をより除去が可能。
洗浄後は結露による水滴やパーツクリーナーが内部に残らないようドライヤー(風の弱いモデルが最適)で完全乾燥をするのがオススメ!
洗浄後ベアリングを軽く回し、異音や止まり方に異常がないかを確認し、耗が激しい場合は交換を行います。
ベアリングホール内はパーツクリーナーと綿棒で拭き取ります。
ベアリングには用途に合わせたオイルを選択し、1、2滴注油。
軸当たりプレートは消耗防止の為に洗浄後グリスを薄く塗り、磁石を指で隠しながらベアリングを組み込んで完了です。
スプール外周部が収まる部分とレベルワインドのリング内をパーツクリーナーと綿棒で拭き取る。
パーミングカップの反対側もベアリングと同様にパーツクリーナーを噴きかけ、洗浄する。
スプールをリール本体に装着し、パーミングカップを閉める。
組み込み後、メカニカルの調整・スプール位置・スプール回転・ブレーキの強弱を確認するようにしましょう。
ZPI公式HPでもメンテナンス方法が公開されています。そちらもチェックしておきましょう!
ZPI公式「リールメンテナンス方法(簡易版)」詳細ページはこちら
いかがでしたか?最近リールの巻き感度が悪い、飛距離が前ほどでなくなってきた…。そんなことを感じ始めたらメンテナンスのタイミング。今回紹介した「F–0パーツクリーナー」があれば、簡単にメンテナンスもできるので、是非チェックしてみてください。