近年注目を集めるトンボジギング、通称“トンジギ”
トンジギはビンチョウマグロやキハダ、カツオなどを狙うジギング。ビンチョウマグロの胸びれは非常に長く、トンボのように見えるというところから、トンボジギングと呼ばれるようになりました。
キハダやマグロという言葉を聞くとガチガチのヘビータックルを想像してしまいがちですが、スロージギングのタックルがそのまま使えたりと、エントリーしやすいのも人気の一つと言われています。
今回は、そんなトンジギにオススメのロッドをピックアップ!
テイルウォークのスロージギングロッド「スローバンプSSD」より「634/FSL」と「635」の2モデルをご紹介!
「スローバンプSSD」はこんなロッド
スローバンプSSDはスロージギングにフォーカスを当てたロッドシリーズ。SSD(ソルティシェイプダッシュ)シリーズということもあり、手頃な価格帯ながら本格仕様。ブランクもチューブラーモデル6機種とフルソリッド3機種の計9機種が展開。
チューブラモデルは、絶妙な反発力で非常に扱いやすく、ジグの操作性も優秀。軽量化によるシャープなフィーリングと手感度にも優れ、誘いながらもしっかり掛けられる攻めを意識した釣りも得意としています。
一方のフルソリッドは、ジグの不用意な“暴れ”を抑え、漂わせるようなアクションを再現。激しいアクションを嫌うシチュエーションに活躍します。ファイト時においても、魚の突っ込みに対して、負荷に応じて追従するのでバラシも少ないのが特長。ロッドを曲げながらファイトができるので、アングラーの負担も少なく、魚にプレッシャーを与えながら優位に引き寄せることができます。
テイルウォーク公式「スローバンプSSD」詳細ページはこちら
トンジギにオススメの2機種について
モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | ドラグ(kg) | 本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
634/FSL | 6’3″ | 2(B) | 144 | 138 | max 380 | max 6.5 | 30,000円 |
「634/FSL」はフルソリッドの中でもよりパワーのあるモデル。ジグも250g前後まで対応し、青物全般やキハダ、ビンチョウ遊泳力があるターゲットを狙う際に重宝するロッドです。掛けた後もしっかりとブランクスが負荷に応じて曲がりこみ、衝撃を吸収。大型のキハダとのファイトでもアングラーをサポートし、悠然と魚をいなすことができます。
実際、26kg前後のビンチョウをかけた際でも、余裕で引き寄せることができたのだそう。10kgクラスの回遊魚であれば腰当てでのファイトも可能とのこと。
また、ジグのアクションにも注目。フルソリッドブランクならではのジグを漂わせる動きは、トンジギとも相性がよく、ゆっくりとしたスライド幅でしっかりと誘ってくることができます。
バット部にハリを残した設計になっているので、シャクった際はしっかりジグのアクションさせる設計になっています。柔軟ながらも、アクションのメリハリがつけられる、そんな仕上がりになっています。
モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | ドラグ(kg) | 本体希望価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
638 | 6’3″ | 1 | 191 | 134 | max 650 | max 6.0 | 27,000円 |
一方のチューブラーモデルの「635」は、500gまでのジグを扱える、スロージギングのスタンダードモデル。
パワーもあり、500gのジグをドテラ流しした際でもテンポよくアクションができるブランクスとなります。フルソリッドと異なり、ファイトに関してはリールファイトで行うようになります。
ブランクが強く、ジグのアクションにも優れた設計になっているので、遠くにあるジグをメリハリをつけて誘いたいときや、ロングジャークなど積極的に動かしたいときに活躍します!
「635」のモデルは鋭角のロッド操作でもジグが機敏に動くので、ドテラ流しにも有効なんだそう。ショートピッチのアクションやコンビネーションジャークなどメリハリをつけたいときにオススメのロッドです。
使い分けのポイントの一つはジグのアクション。
前述したとおり、ジグをスライドさせて漂わせるような誘いが有効な時はフルソリッド。逆にドテラ流しや潮の流れが速いとき、より重めのジグを使用し、メリハリのあるアクションで誘いに行くときはチューブラといったように、その時有効なアクションで使い分けるのが重要です。
そしてもう一つは体力。
細かく動かすチューブラのアクションはアングラーの負担もそれなりにかかります。自身の体力に合わせて、誘い方を選ぶというのもトンジギにおいては重要なポイントです。
各パーツについて
ガイドに関しては、バット付近にはダブルフットタイプの中でも軽めなLKWを採用しています。ティップセクションに近いガイドはKTガイドを採用。片足でブランクへの接地面を少なくし、しなやかな曲がりを実現。
またフルソリッドモデルに関してはスパイラルガイドを採用しています。スムーズな曲がりとガイド数を減らすことで軽量化をはかった仕様に。
リールシートは大型のリールを装着しても抜群の安定性を誇る「T-DPSリールシート」を採用。
トンジギのシーズンは5月まで続くとのことで、まだまだチャンスがあります。
シーズン開始も10月頃からスタートするなど、夏が終わったらぼちぼち幕開けとなります。三重県を中心に行われているトンジギですが、最近では関東の方でも船宿が増え始めているとのこと。
ぜひ、トンジギを新たに始めたい方は、今回紹介した「スローバンプSSD」の2機種をチェックしてみてください。