エギングが楽しくなる季節になりました。エギングというとショアからのイメージが強くありますが、より多くの釣果を狙うのであればティップランもオススメ。
ティップランは、ドテラ流しなど、風や潮に乗せて誘うエギング。潮の流れなどを繊細に感じるため、感度やティップの繊細さが非常に重要となります。
今回はテイルウォークのティップラン用ロッド、「ティップバンTZ」から「SH71UL/SL」をピックアップ。
「SH71UL/SL」は2022年に追加される新機種。昨今では、フィールド変化や恒常的なプレッシャーによってアタリが取りにくくなっているとも言われています。「SH71UL/SL」はそんなタフコンディションを打破するために開発されたロングソリッド仕様のロッドです。
「ティップバンTZ」について
「ティップバンTZ」はTZの表記通り、チタンフレーム&トルザイトリングガイドを搭載したフラッグシップモデル。感度に優れた高弾性カーボンを使用し、ブランクをかなり細身に設計するなど、より洗練されたワングレード上のレーシングロッドです。
ティップも感度はもちろん、視認性にもこだわり、微弱なアタリもしっかりキャッチ。高弾性のブランクも、長めのソリッドティップとの組み合わせで、”しっとり”としたフィーリングに仕上げてあります。
ラインナップは「SH71UL/SL」を追加した、合計6機種がラインナップとなります。
個性派のロングソリッドモデル「SH71UL/SL」
MODEL | LENGTH(ft.in) | PIECE | CLOSED LENGTH (cm) | ROD WEIGHT (g) |
LURE WEIGHT (g) |
LINE WEIGHT (PE) |
本体価格
(税抜) |
SH71UL/SL | 7.1 | 2 | 111 | 95 | max 45 | max 0.6 | 38,000 |
テイルウォーク公式「ティップバンTZ」詳細ページはこちら
「SH71UL/SL」は、カーボンソリッドを長く設計した、ショートバイトに特化したロングレングスモデル。
もともと、開発の経緯も“フィールド変化や恒常的なプレッシャー順応したロッド”がキーワードになっており、僅かなバイトを捉える感度やエギの姿勢を安定させることに優れています。
特に、ティップのソリッド部分も長く、しなやかにすることで、微弱なイカのアタリもしっかりキャッチ。これまでのモデルと同様、ライトパールグレー塗装に偏光レンズ越しでも分かる蛍光オレンジのガイドラッピングと、視認性に優れた配色が特長です。
7.1ftという長さも波のうねりに対し、その上下を吸収してエギの水平姿勢を安定させるためのモノ。また、より水面に穂先を近づけることができるため、フォール時間も長くなり、ライントラブルを軽減することができるのもポイントとなります。
特に春のイカは、フォールが重要になるため、エギの水平姿勢はもちろん、そのフォール時間の長さも誘う上で大きなカギとなります。
ブランクは高弾性を使用しているため、感度はもちろん、パワーも十分。ULパワーとはなりますが、表記以上の力を発揮してくれます。
イカを掛けた後も、ロングソリッド部がさらに曲がり込みバラシを軽減。ベリーからバットにかけてもしなやかに曲がるため、柔軟性も優秀です。特に、ロッドに負荷がかかっている状態で、アタリがあっても柔軟性を活かし、しっかり掛けることが可能。
継ぎの部分もカーボンテープの特殊加工による補強ジョイントを採用。強度を損なわず軽量化を実現。
ガイドもチタンフレーム&トルザイトリングガイドにすることで、感度もバツグン。
その他、リールシート、グリップなど感度はもちろん、フラッグシップにふさわしいコスメとなります。メタルパーツを採用し、より洗練されたデザインに仕上がっています。
昨年には、スタンダード仕様の「ティップバンSSD」も登場し、注目も集まるティップランエギング。今回紹介した「SH71UL/SL」は、よりタフ化したフィールドで強い味方となってくれる存在です。