ダイワより、タイラバエントリー用ロッド「紅牙X」が2022年にフルリニューアル!前モデルが2015年でしたので、約7年ぶりのモデルチェンジとなります。
紅牙とはダイワが展開するタイラバ・ひとつテンヤのブランド。紅牙のロッドは、フラッグシップの「紅牙EX」や「紅牙AIR」・「紅牙MX」などがあり「紅牙X」はそのベースとなるモデルです。
開発するにあたり、“誰が使ってもマダイが釣れる”をキーワードに、使いやすさを追求したエントリーモデルです。価格も1万円前半と手ごろながら、タイラバに必要な基本性能を凝縮。
モデルもこれまでのMH・H・XHの3機種から、2機種が追加。しなやかなMのパワーと、キャスト釣法にも対応したスピニングモデル「69MHS-S」が新たに登場します。
穂先は食い込みの良いカーボンソリッドを採用し、調子も水中のタイラバを安定させやすい乗せ調子仕様。そのほか全機種、6.9ft(2.06m)の長さで、携行性に優れたセンターカット2ピース仕様と、タイラバビギナーの方でも安心して使うことができるモデルとなっています。
2022年モデル「紅牙X」
ダイワ公式「紅牙X」詳細ページはこちら
22年モデル「紅牙X」の注目ポイント
「紅牙X」はタイラバに必要な基本性能を備えたモデル。ここでは前モデルからの進化したポイントをご紹介!
フルリニューアルした一番の注目ポイントは、スパイラルガイドの搭載。
スパイラルガイドとは、ガイドをねじるようにセッティングすることで、ティップ側のガイドが下向きになるようにしたもの。
通常のベイトモデルはガイドがブランクスの上側に一直線に並ぶため、上部ガイドはガイドにラインが絡みやすい欠点がありました。
しかし、スパイラルガイドにすることでこのライントラブル大幅に軽減。特にタイラバロッドはティップが細く、ライン絡みからの破損のリスクも高いため、こうしたトラブル回避ができるのも嬉しいポイントです。
また、リーリング中もラインがブランクとが接触しないので、余計な抵抗を感じることなく同じスピードで巻きやすくなるのもスパイラルガイドのメリットの一つです。
ちなみにガイドは前モデルと同様、ステンレスフレームのKガイドを採用。
ガイド径にも注目で、ライン詰まりを防止する目的で、トップガイドは5mm(トップガイド以下も5mm以上)を採用。ゴミやクラゲが多い時期でも快適に使用することができます。
そして、前作からもう一つ進化したポイントは、軽量オリジナルリールシートの採用。
それぞれのリールやロッドの持ち方、手の大きさを問わず、快適なパーミングやリーリングを実現。軽量設計のため長時間の釣りでも負担が軽く、手が痛くなりにくいリールシートになります。
また前モデルに比べ、ウエイトも15%ほど軽くなっているのにも注目。
2015年モデル
自重(g) |
2022年モデル
自重(g) |
|
69MHB | 118 | 104 |
69HB | 123 | 109 |
69XHB | 128 | 113 |
新採用の軽量オリジナルリールシートや、スパイラルガイドなど、各パーツが進化したことで、より軽量化が図られています。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ジグ 重量 (g) |
ライン PE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
69MB-S | 2.06 | 2 | 108 | 100 | 0.8/8.9 | 30~120 | 0.5~1.0 | 83 | 14,000 |
69MHS-S | 2.06 | 2 | 108 | 110 | 1.0/9.9 | 20~65 | 0.6~1.2 | 85 | 14,000 |
そして2022年から新たに追加となる「69MB-S」とスピニングモデル「69MHS-S」について。
機種の中でも時に汎用性の高いモデルとして「69MHB-S」・「69HB-S」がありましたが、「69MB-S」はより水深の浅いエリアや軽めのタイラバに対応したライトモデルです。
Mパワーならではのしなやかさで、自然なリトリーブや食い込みに特化し、シビアな状況下でも活躍するモデルです。
一方の「69MHS-S」は、65gクラスまでのタイラバをキャストして広範囲を探ることができるスピニングモデルです。
バーチカルではなかなか誘いきれない状況において、キャスト&斜め引きによる横方向の動きでバイトチャンスを演出します。切り札として、ベイトタックルとは別に1本用意していきたいモデルです。
「紅牙X」の基本性能について
「紅牙X」の調子は開発キーワードを体現したような仕様。
穂先はタイラバが暴れにくく、食い込み性能が高いカーボンソリッドを採用。誰でも使いやすい乗せ調子で、水中でのタイラバが安定しやすく、バイトを誘発しやすいしなやかな設計になっています。
また、感度も良く、タイラバの着底感も伝わりやすく、着底直後にリトリーブするタッチ&ゴーもしやすいのも特徴です。
初めてタイラバをすると、巻き感や抵抗感が分からず、今どの辺を巻いているのかが不鮮明になりがち。しかし、「紅牙X」はそうした着底感もしっかり伝わり、ロッドでタイラバの位置や操作感を感じながら巻いてくることができます。
春はマダイの産卵シーズンで、大型の個体も釣れやすいタイミング。ほかにもタイラバはマダイ以外のロックフィッシュや青物など様々な魚が狙えます。
「紅牙X」のバットにはBRAIDING X(ブレーディングX)という、バット部の最外層をカーボンテープでX状に締め上げ、ネジレを抑制するための強化構造が搭載しています。
仮に不意な大物が掛かっても、しっかりやり取りができるパワーが備わっています。
全機種、センターカット2ピースを採用。レングスも6.9ft(2.06m)で統一。持ち運びやすく、電車やバイクでの釣行にもオススメです。
展開機種
モデルはベイト4機種、スピニング1機種の合計5機種。
パワーもM、MH、H、XHと幅広く、全国のタイラバフィールドに対応したラインナップとなります。
デザインも紅牙のブランドカラー、マダイをイメージしたピンクを基調としたデザイン。一目見ただけも、紅牙のロッドと分かるようなコスメにしています。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ジグ 重量 (g) |
ライン PE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
69MB-S | 2.06 | 2 | 108 | 100 | 0.8/8.9 | 30~120 | 0.5~1.0 | 83 | 14,000 |
69MHB-S | 2.06 | 2 | 108 | 104 | 0.8/8.9 | 40~150 | 0.5~1.2 | 83 | 14,000 |
69HB-S | 2.06 | 2 | 108 | 109 | 0.8/9.9 | 45~200 | 0.6~1.5 | 84 | 14,000 |
69XHB-S | 2.06 | 2 | 108 | 113 | 0.8/9.9 | 60~300 | 0.8~1.5 | 86 | 14,000 |
69MHS-S | 2.06 | 2 | 108 | 110 | 1.0/9.9 | 20~65 | 0.6~1.2 | 85 | 14,000 |
なかでもオススメのモデルは、「69MHB-S」と「69HB-S」。
こちらの2機種は、タイラバをこれから始めるのにぴったりなモデル。タイラバのウエイト幅も広く、しなやかな調子で、どこのフィールドでもオールマイティに使うことができるスペックとなります。
「69MHB-S」であれば、150gクラスまで対応し、浅場から深場まで幅広いエリアに対応。一方の「69HB-S」はパワーもあり、深場、速潮エリアでのバーチカルや、重めの200gのタイラバを使用したドテラ流しまで対応可能。
この2本をベースにしながら、タイラバを楽しむことができます。
価格も全機種14000円で、実売を考えれば1万円前後で購入ができます。タイラバを始める際は、ぜひ新しくなった「紅牙X」をチェックしてみてください。
