70mmの5連結ジョイントボディで話題を呼んだ、ティムコの「ヘカート7」に新色が追加されます。
「ヘカート7」はその見た目の通り、小魚と虫の要素を取り入れた新発想のハードルアー。リトリーブすれば水面下を小魚のように泳ぎ、止めればラバーがピリピリっと微震し、バスにアピール。これまでのプラグにありがちな、止めた瞬間に見切られるといった弱点をカバーした性能となります。
出典:YouTubeチャンネル「Tiemco Bass Fishing JP / ティムコ バスフィッシング」詳細ページ
また、ボディとテールのラバーは取り外しが可能で、テールにトレブルを装着したりとアレンジも可能。ブレードアラバマとの組み合わせで、相模湖で数々の釣果報告が上がるなど、アイディア次第で様々な使い方ができる性能となります。
2022年にはさらにサイズダウンした60mmの「ヘカート6」も登場予定と、今年も要注目のルアーです。
ヘカート7のNEW カラー
#44 ホロクラッシュシャッド
追加されるカラーはいずれもワカサギやフラッシング系で、クリアウォーターに強いラインナップとなります。
これからのアフタースポーンなど、バスがよりルアーに対しセレクティブになる場面で活躍してるカラーです。
Length | Weight | Type | 希望小売価格(税込) |
70mm | 4g class | Floating | 1,738円 |
既存のカラー詳細などは公式HPをチェック。
ティムコ公式「ヘカート7」詳細ページはこちら
「ヘカート7」の性能をチェック!
「ヘカート7」の注目ポイントは大きく2つ。
多連結ジョイントボディによる艶めかしいアクションと、止めたときのラバーの微震です。ここではそのポイントについて解説していきます。
出典:YouTubeチャンネル「Tiemco Bass Fishing JP / ティムコ バスフィッシング」詳細ページ
もともと水面直下・水面攻略は安定した浮力やアクション、飛距離性能からハードルアーが有効といわれてきました。しかし、その硬さから、生物ならではの艶めかしさを失う瞬間も多く、バスに見切られやすい場面も多くありました。
「ヘカート7」では、そうしたハードルアー独特の硬さをジョイントボディで解消。リトリーブの際は全パーツが稼働し、うねうねと生命感を演出しながら動きます。
リトリーブスピードもデッドスローでも柔らかく動き、ファストリトリーブでは表層を逃げ惑う小魚の動きをリアルに再現。カスミ水系などのシラウオパターンや、超速巻きやボイル撃ちなど様々なアプローチに対応しています。
ハードプラグ系の長年の課題、止めた瞬間動きを失う弱点を、シリコンラバーにより解消。
リトリーブ時の艶めかしさはそのままに、止めて浮上させたときもラバーが微震するのでバスに見切られにくくなります。デッドスローでのi字引きや水面放置での風や波の揺れでも、虫ルアーのようにラバーがバイブレーションするので、そのままバイトに持ち込むことができます。
「ヘカート7」の操作は大きく3つ
「ヘカート7」の操作は、水面放置(デッドスロー)・シェイクしながらのリトリーブ・高速巻きの3つが基本。
水面放置(デッドスロー)の姿勢は、ヘッド部が若干水面から出るような姿勢をキープ。ヘッド部はABS、後方は発泡素材を使っているため、頭が浮き出るようになります。
放置状態でも、ヘッド部で波や風を受けるので、外部の振動が各ラバーに伝達。ロッド操作では再現できないナチュラルな波動を発生させます。
アイの位置もヘッドが傾斜しやや上に設置されているため、アクション時は背中の部分で水を受けて少しダイブする動きになります。
止めた状態からの潜りながらのアクションにもなるので、水面に見に来たバスのスイッチを入れるのにも効果的。
一方のシェイクしながらのリトリーブでは、水面下をボディが大きく動き、テールのラバーでバスを誘惑。アクション後も滑らかな余韻を作ります。
短い移動距離で誘いたいときに有効です。
高速巻き(タダ巻き)では後方のパーツのみが稼働。どんなに早く巻いても動きが破綻しないので、ボイル撃ちや表層の活性が高いときにもオススメ。
また、リトリーブ時は背中の部分がリップの代わりとなるため、浮き上がりを抑える効果も。「ヘカート7」が泳ぐレンジは、バスがベイトを水面に追い込む水深に調整されているので、ただ巻くだけでも十分なアピール効果となります。
このように、「ヘカート7」はハードプラグでは出せなかった、ナチュラルな動きに特化したハードプラグです。
連結ボディとラバーが生み出すアクションは、バスを見切らせない強力な味方になってくれます。
また、アイディア次第では様々な使い方もできるので、自分なりのアレンジも見つけられるルアーとなっています。