皆さん、こんにちは! 琵琶湖プロガイドの三宅 貴浩です。
例年に比べて2022年、冬の琵琶湖はとにかく雪が多かった寒い印象。それによって、バスもシッカリ冬モードに入っていて、冬らしい動きをしていたため、厳しい状況が長く続きました。ここへきて、ようやく水温も温かくなりはじめ、バス達も産卵や捕食を意識して動き始めているのですが、やはり昨年や一昨年に比べると、季節感が遅れていてバスからの反応が得られない日もあったり…、難しいと感じている方も多いのでは?
皆さんの釣り方を見ているとアラバマリグ、スイミングジグ、高比重ワーム、ミドスト、その他ライトリグ系、ワイヤーベイトやクランクベイト、ミノー、フリーリグといった、様々な釣り方で釣られている印象。
ただ、やはり厳しいといった声を良く聞きます。そしてバスからの反応が薄い状況下でその場所、その水深、シチュエーションでのルアーチョイス、セッティング、釣り方自体が「正解か不正解なのか?」の判断が難しくやりきれないといった声、対処方法に関しての質問も良く受けることがあります。さて、今回はそういったタフな状況下で「迷ったらコレ!」と言えるようなオススメルアーと、その使い方について解説していきたいと思います。
三宅 貴浩(Takahiro Miyake) プロフィール
タフな状況を打破できる救世主的存在! 状況&リグ問わない「HP3Dワッキー」(5in)がアツイ
そんなタフな状況を打破しやすいルアーとして日々装備しているのが「HP3Dワッキー」(5in)になります。今や定番ワームで多用されている方も多いとは思いますが、信頼できて「釣れる」といった理由で今回、改めてこちらを紹介させていただきたいと思います。
Length | Color | Count | Price |
3.7in・4.3in・5in | 16色 | 11(3.7in)・9(4.3in)・8(5in) | 858円(税込)エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) |
O.S.P公式「HP3Dワッキー」詳細ページはこちら
とにかく、これさえあれば様々な状況に対応可能で釣果もお墨付き。
そもそも今現在、琵琶湖の狙うべきシチュエーションや釣り方を簡潔に説明しておくと、沖やシャローのフラット系、浚渫やミオスジなどの上と下、シャローカバー、マンメイド系や北のロックなど。
中層ではミドストでスイミングさせたり、ボトム周辺では各種リグを活用するような感じ。これらを釣りこんでいく際に、狙うべきレンジやシチュエーション、そしてリグに応じて使うワームを選定する必要があるのですが、そんな中で今回紹介している「HP3Dワッキー」(5in)を使った釣りを極めれば、上記の様々な状況に対して1アイテムで対処可能です。
クセになる破壊力! ネコリグへのセットがオススメ
では、具体的な「HP3Dワッキー」(5in)の使い方ですが、まず大前提の基本となるベーシックなリグは、使い方も良くご存知である、ネコリグになります。1/16ozのネイルシンカーに5㎜のワッキーチューブ(必ず使用することをオススメします。)、#1くらいのマス針(基本はガードなし、ロックや濃いカバーを狙う際にはガードありやスナッグレスセッティングもあり。)を使用します。これ1つでほぼ全てのシチュエーションに対応可能で、ミドストまでもこなすことができて本当に良く釣れます。非常にタフな状況下においても、外すことはほとんどないくらいの実績であり、ビッグバスの捕獲率も非常に高いです。
とにかく、まず迷ったら「HP3Dワッキー」(5in)のネコリグを使ってみてください。クセになる破壊力がありますよ(笑)。
そして、ネコリグとのローテーションとしてオススメなのが1.8g~5g程度のオフセットフックを使ったダウンショットリグ。このリグも本当に良く釣れます。使うシチュエーションはネコリグと同じですが、特に浚渫の段差やボトムの変化、硬さの違いなどをより正確に把握したい場合に有効です。その他にもフリーリグやキャロライナリグ、ジグヘッドワッキー、テキサスリグなど、様々なリグにも対応できて実際良く釣れますが、まずはネコリグやダウンショットリグからスタートしてみることがオススメ。
事実、自分の使用比率で言いますと、ネコリグが90%、ダウンショットリグが8%、後の2%がその他と言った感じです。
ワカサギパターンのボイル撃ちにもオススメ!
またこの「HP3Dワッキー」(5in)のネコリグですが、今年もそのタイミングがくるであろう、ワカサギパターン時のボイル打ちなどにも非常に有効で、昨年も好反応でした。3Dアクションと呼ばれている、立体的な動きをする2本の足とツルっとしたボディーから発生する波動が、バスをスレさせず、厳しい状況下でも沢山のビッグバスを今年もすでに釣らせてくれています。
私のガイドのゲストさんはモチロン、すでに琵琶湖やそれ以外のフィールドでも多くのアングラーさんから愛用されていて、今や数々のビッグバスが捕獲されている実績ワームになっています。
カラーセレクトも肝心
これから産卵期からアフター、初夏に向かう中でウイードの長さも伸びてきて、メインベイトの種類も変化しはじめ、様々な条件が変化してくるわけですが、この「HP3Dワッキー」(5in)さえ持っていればひとまず安心。ネコリグとダウンショットリグを使い分けてもらえれば釣れるチャンスは大いにありますが、1つ大切な要素を挙げさせていただくのであれば、カラーセレクトです。
カラー選びに関しても、これまでの経験を元に常日頃から様々な色の使い分けをしていますが、折角なので王道な3カラーを紹介させていただきたいと思います! まず、水質がクリア気味であれば「ゴーストシュリンプ TW117」をチョイス。
そして水質が濁っているようにも見えるがクリアでもあるという微妙な水色の時は「モーニングドーン TW147」を選びます。
また、明らかに濁っているなという状況であれば「ゴリミソブラック TW195」。
どのカラーにしようかと迷われた際は、前途したカラーを参考にしていただきつつ、皆さん個々の好き嫌いや状況、通われているフィールドに応じて他のカラーも選んでみてくださいね。
「HP3Dワッキー」(5in)使用時のタックルセッティング
では、最後にタックルセッティングを紹介。
基本的にベイトフィネスタックルとスピニングタックルの2種類あれば、年間を通して「HP3Dワッキー」(5in)をあらゆる状態もしくは、リグで使うことができます。
ロッド:ブラックレーベル(BLX) SG(SG671L/ML+FB)【ダイワ】
リール:アルファス AIR TW【ダイワ】
ライン:モンスターブレイブZ(8Lb)【ダイワ】
ロッド:ブラックレーベル(BLX) SG(SG641L/ML+XS)【ダイワ】
リール:EXIST(イグジスト)(LT2500S-H)【ダイワ】
ライン:フィネスブレイブZ(5Lb)【ダイワ】
また、ミドストや軽めのネコリグを専門的にやりたい場合は、以下のセッティングもオススメ。
ロッド:ブラックレーベル(BLX) SG(SG 641ULFS)
リール:EXIST(イグジスト)(LT2500S-H)
ライン:PEライン(0.6~0.8号)+フィネスブレイブZ(5Lb~8Lb)
というような感じで、「HP3Dワッキー」(5in)の魅力を解説させていただきました。ぜひこれからGWまたは夏休みシーズンにかけて、今回紹介させていただいた内容を参考に琵琶湖へ足を運んでみてくださいね。