ゴーセンより、新しいPEライン「ANSWER(アンサー)」シリーズが遂に登場となりました。
「アンサー」は、ソルトウォーターゲーム専用として立ち上げた新ブランド。ゴーセンのPEラインといえば、マルチパーパスの「ROOTS」が代表されますが、今回のアンサーはソルトウォーターの各釣りにあわせた専用モデル。
マルチに楽しむ釣り用であれば「ルーツ」、その釣りに特化したラインを選ぶのであれば「アンサー」と、選ぶことができるようになりました。アンサーという名前も、糸のスペシャリストゴーセンから、ライン選択に対する“答え”といった意味も込められているそうです。
現在は「エギング」と「ジギング」モデルが登場しており、今後も続々とラインナップが追加されていくそうです。
ジギング専用の8ブレイドPEライン「アンサージギングPE×8」
そんな「アンサー」シリーズから、今回はジギングモデルをピックアップ。
ジギングと一言でいっても、ライトジギングから近年人気のトンジギ、大型青物を狙う本格的なジギングと種類も様々。
アンサージギングモデルは、ゴーセン独自の技術の「MPX×HDX製法」を採用。不意な大物が掛かっても対応できる、強度・感度を備えた8ブレイドPEラインに仕上がっています。
ゴーセン公式「アンサージギングPE×8」詳細ページはこちら
アンサージギングPE×8のスペック
まずは気になるスペックから。
価格はオープンではありますが、200mでおおよそ4000円前後、300mで4500~5000円前後。
号数も300m規格に関しては、最大6号まで展開。大型のブリやヒラマサも狙えるラインナップが用意されています。
号数 (ポンド) | 最大強力 |
---|---|
0.8 (16lb) | 7.3kg |
1 (20lb) | 9.1kg |
1.2 (25lb) | 11.4kg |
1.5 (30lb) | 14.0kg |
2 (35lb) | 15.9kg |
2.5 (40lb) | 18.2kg |
3 (45lb) | 20.4kg |
号数 (ポンド) | 最大強力 |
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0.8 (16lb) | 7.3kg |
1 (20lb) | 9.1kg |
1.2 (25lb) | 11.4kg |
1.5 (30lb) | 14.0kg |
2 (35lb) | 15.9kg |
2.5 (40lb) | 18.2kg |
3 (45lb) | 20.4kg |
4 (55lb) | 25.0kg |
5 (65lb) | 29.5kg |
6 (75lb) | 34.0kg |
アンサーシリーズで採用されている「MPX製法×HDX製法」とは?
アンサーシリーズの最大の注目ポイントは、「MPX製法×HDX製法」の採用。ジギング・エギング両モデルで採用されている製法で、これにより耐摩耗性・耐衝撃性に優れたPEラインに仕上がるというもの。
ここではその詳細について解説していきます。
そもそもMPX製法とは、PEラインの基となる原糸を高密度で組み上げる製法であり、HDX製法はそれを均一かつ精密に組む製法。
言葉にすると簡単ですが、PEラインはこの原糸の密度と、その組み方で性能は大きく変わります。
まず、高密度に正しく組むことでのメリットでいえば、摩擦や瞬間的な負荷によって、ラインが切れることを軽減します。
PEラインの原糸は伸縮性がほぼないため、ピンっと張った状態では簡単に切れやすくなります。それを解消するのが“組み糸”。組み糸にすることで、原糸1本1本は組んでいる分の伸縮性が生まれ、負荷に対しての余裕ができるようになります。
とはいえ、この組み方の密度がキモ。アンサーシリーズでは張りやコシ、しなやかさが生まれ、感度も損なわず、瞬間的な負荷にも強い、絶妙なバランスで組まれています。
伸縮性のない原糸でも、密に組むことで、構造として伸縮性が生まれる。それを絶妙なバランスで成すのが、MPX製法となります。
特にジギングの場合、ジャーキングなどでティップやガイドにラインが絡んでしまうこともしばしば。MPX製法で細かく密に編み込むことで、そうしたライントラブルを軽減させることができます。
そんな密に組まれた原糸を”正確に組む”のが、HDX製法。MPX製法だけでも十分すぎるのでは?なんて思ってしまいましたが、実は密に組まれた原糸でも、正しく組まれていなければなりません。
均一性を欠いたラインの場合、大きな負荷が掛かった際に破綻しやすくなります。特に大型の青物などを相手にする際は、ラインのちょっとしたゆがみが命取りになることも。
正しく組まれることで、しっかりまとまった対摩耗性を発揮する、MPX製法を最大限に活かすのHDX製法というワケです。
また、正しく組まれることで、PEラインの色落ちしにくくなるとのこと。というのも、PEラインを染色するコーティングがムラなく浸透するため、色が長持ちするのだそう。
見た目はもちろんですが、レンジの把握もしやすさが長く保てるのは大きなアドバンテージです。
視認性バツグンのジギング専用マーキング
そしてアンサージギングPE×8のもう一つのポイントが、ジギング専用のマーキングカラー!
視認性の高い配色と鋭い歯の魚からラインを守るカラーパターンを採用しています。
実は、このカラーも日本人の目の色調判断力にあわせてあるとのことで、オフショアでのラインの見え方を研究し、既存のモデルよりも見えやすくしています。
カラーの切り替わりの配色もホワイトからイエローに変更もポイント。
既存のホワイトはバイトマーカーになってしまうことが多く、歯の鋭いサワラやタチウオ、フグなどに噛まれて切られてしまうこともありました。
今回から、人間の目では確認しやすいイエローにすることで、そうしたトラブルの回避する工夫がされています。
号数ごとでベストなバランスに
そして今回も、各ラインの太さごとでベストなバランスに調整されています。
現在ではジギングのジャンルも豊富で、求められる性能も異なります。号数にあわせて素材や加工を調整。
こうした微調整ができるのも日本国内で工場を持つゴーセンならでは。糸のスペシャリストのゴーセンのこだわりが強く感じられる仕上がりとなります。
ぜひチェックしてみてください。