“止め”の重要性
魚を惹き付けるアクション。…からのフォール。このフォールでもよく釣れます。ただし、警戒心が強いなどの理由でフォールでは食わないバスもいます。
だからといって釣れない訳ではない、ルアーが着底してすぐに食いつかないだけなんです。だから最低でも10秒。食わない時は20秒ほどののステイを取ります。この時間=止めることがすごく重要なんです。
ルアーを蛇に睨まれた蛙状態にしてやらないとダメで、ラインの波動すら当ててはいけません。
でかいバスほどずっと見ていて、そんなに簡単には食わず様子をずっと伺う習性を持っているのでそれを釣り人が逆手にとって活用してしまうわけです。
ただ止めると言われてもなかなかじーっと止めるのってかなり難しいのでイメージを作りましょう
バスに対して「今見てるだろ!食え!」ではなくて「見ないでー。食べないでー。私は生き物ではありません!」と言う感じで止めるんです。
良いですね、ルアーを食わせるんじゃなく食われないようにするんです。すると、デカいバスが反応して釣れます。これをできる人って結構いないんですよねー。今のうちに覚えると人より釣れるようになるかも。
今が旬のオススメリグ&アクション
ヤマセンコーが1番得意とするリグは、実績からいってもノーシンカーです。神がかったフォール姿勢と速度で、今も昔もこの先もずっとバスを魅了し続けると思っています。
そして、春が最もノーシンカーが利く季節なんですね。
何故かと言うと、水草が少ない&あっても短く中に潜り込ませなくてもバスに見せられるから。
ゆっくりフォールをさせながらバスに見せて食わせられるし、短いウィードにふわっと乗せる感じで使います。何度も言いますよ。その時も「止め」はしっかり長い時間とりましょうね。
アクションはリフトアンドフォールさせて止めるか、シェイクさせて止めるか、パンピングから止めるか、ズル引いて止めるか。何をするにしても必ず止めましょう。この止めが全て。しっかりと止めてくださーい(笑)
デカいメスを選んで釣る?
春の魅力はなんといっても…デカいメスバスが固まってうろつくシーズン。デカバスが狙えるわけです。
オスとメスの1番の違いは何といっても個体の大きさです。平均してオスよりメスの方が絶対にでかいです。でも、メスを選んで釣るなんて無理って思っていませんか?はっきり言いますよ「選んで釣れる」んです。
そして、ここでも「止める」ことがキーになるんですね。
まずは、いる場所を見つけないと釣れません。
見つけるにあたって大事な事は、浅い所と深い所が隣接する場所を探すこと。次に大事な事は、浅いところを狙うとほぼオスが釣れるという事実。オスは比較的簡単に釣れるのでやっているうちに答えに近づいていくのですが、やっぱりデカいバスを釣りたいですよね
そこで深い方を狙う訳です。タイミングで浅い方でもメスが釣れたりもしますが、基本メスは深い方にいることが多いです。逆に深い側にもオスはいます。ルアーの止める時間が短かったりシェイクするとデカいメスが見切ってしまいルアーから離れてしまいます。つまり、オスが釣れる=サイズダウンしてしまう。
ルアーが来ると最初にデカいメスが見にきます。他のバスは周りで近づけずにいるのですが、デカいメスがルアーを見切っていなくなると近寄ることができる。当然小型の方が経験値が少なく、ルアーを食いやすいので釣れてしまう訳です。
こうなるともったいないですよね。だから「しっかり止めること!」が大事なんです。
僕がデカいメスを探すエリアはこんな感じ。
・ミオ筋
・ウィードパッチ
・浚渫
・ボディーウォーターの何か
・浚渫アンドリングビアウォーレイ
・縦ストラクチャー
などが主です。
何と言ってもバスフィッシングの醍醐味はバスを探す事です。これが最高に楽しいですよね!
カラーセレクトは永遠のテーマ
最後にカラーチョイス。これは永遠のテーマです。
人によっても様々選び方はあるかと思いますが、僕がオススメするのは…まずはフィールドの水の色、地面、ストラクチャー、水草、ベイトのカラー等に似た色を使ってみるということ。
餌となる生き物も食べられないように擬態したり、物陰に隠れていたりしますよね。そのイメージで使ってみるんです。そして派手なカラーはバスが持っている本来の攻撃心や好奇心を刺激するカラー。こちらも有効になるときがあるので、適材適所で使い分けていきましょう。
イメージを作りながら生き物ではないルアーをまるで生き物かのように動かしてみましょう。自然にいる生き物は思ってるより動かないものです。自分なりのイメージを作り上げて釣れた1尾の価値は、何にも変えがたい素晴らしい思い出になることは間違いなしです。
とにかく、止めること。ヘビに睨まれたカエル状態を作ってください。さぁ皆さん、止めて止めて止めまくりましょう!