千葉のメジャーリザーバー・亀山湖で、ひたすらに「デカバス」だけを追い求めるノリーズ・プロスタッフの城ノ上巧さん。
2022年も、3月27日に今年1本目(通算6本目)のロクマルを捕獲(60.5cm)。
ただただうらやましいばかりだ…(笑)。
城ノ上 巧(Takumi Jonoue) プロフィール
ロクマル捕獲リグ「ギルチャット」
そのロクマルを捕獲したリグがギルチャット。
「ギルチャット」というのは製品名ではない。フラチャット14gのトレーラーにフリップギル5inを装着したもの、それを通称でギルチャット、と呼ぶ。
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亀山湖のデカバスキラーといえるリグ
フラチャットにフリップギルという発想自体が非常に面白い。
そもそも、正直なところフリップギルの5インチというサイズは、手を出しにくいサイズ感だと思います。
しかし、亀山湖のデカバスハンターJOEさん「やっぱりロクマルとかを狙って釣るとなると、このサイズは丁度イイ」とキッパリ。
基本的には大きいモノはデカバスを狙って釣りやすいと言います。
また、では大きければ大きいほどいいのかといえば、「そうではないかも…です」というのが面白い。その昔、城ノ上さんも250mmクラスのビッグベイトを投げ倒している時期があったそうな。けれど、40~50cmUPくらいまでは食ってくるけれど、ロクマルサイズはないそうです。
「基本的には大きい方がイイ、けれど〝これが丁度食べやすい〟という食べ頃サイズを持っている」のが亀山のロクマルのようです。もちろん、これは亀山湖での話。
ギルチャットのレシピ
では具体的なリグり方。用意するものは以下。
・フリップギル5インチ(ノリーズ)
・フラチャット14g(ノリーズ)
・トレーラーフック
※城ノ上さんは「スナッグレストレーラーTC サイズL(リューギ)」愛用
・TCキーパー(リューギ)
ポイントとしては、フラチャットを軟らかくすることがひとつ。
現時点では鍋で30分ほど煮て、軟らかくするとよいそうですが…。
これにより、さらに動きがなまめかしく大きくなるとのこと。
ちなみにですが、「最初から軟らかいフリップギル」を現在テスト中とのことで、ノリーズから登場するかも?というウワサ(メチャクチャ楽しみです)。
フラチャットの「14g」を選ぶ理由としては、サイズ感などもあるのですが「パワーブレード」が搭載されているのが大きな理由。
フラチャットには7g・10g・14g・18gがありますが、14gにだけパワーブレードが搭載されています。
フロントヘビーになる14gを考慮した幅広設計。力強さと動き出しの速さを両立するブレードで、水を受けてフラップギルをしっかりと、なまめかしく動かすのに欠かせない存在なんだとか。
このブレードをライン側(下側・ティップ側)に軽くペンチで曲げるのがポイント。
軽く曲げることで、水を受けた際の振動をさらに強くし、よりハイアピールにするのがひとつ。
もう1つの理由は、そもそもフリップギル5インチが浮き上がりやすいので、リグ全体の浮き上がりを抑えレンジキープしやすくする効果があるそうです。
もうひとつがTCキーパー。
簡単にいえばフックに熱収縮させるキーパーなのですが、フックにしっかり固定されることでズレがなくなりフッキング率にかなり差が出るとのこと。また、ズレがないことがリグの動きを安定させるとも。千載一遇のビッグバスを狙うためのギルチャット、であれば最善の策を尽くすのは当然。
これをメインフック(フラチャットのフック)と、トレーラーフック(城ノ上さんの愛用はリューギ・スナッグレストレーラーのL)ともに付けておくこと。
手順としては、トレーラーフックからフリップギルに差し、トレーラーフックのカン(輪)にフラチャットのメインフックを差す順番。
最後にフックをゴム管などで固定。
必須のTCキーパー
最後はフリップギルの両サイド4カ所(片側×2)に切れ込みを入れます。バタフライアクションというか、上下になまめかしくが増幅されるそうです。
位置としては、メイン&トレーラーフックのベンドと平行になる位置でOK!
また、ラバーは、カットしたものとカットしないものを交互にすることで、さらに波動を強く出すことができるそうです!
さてさて。実は撮影中に、冒頭のロクマルじゃない、「今年2本目のロクマル」を運よく撮影できました。通算7本目となるロクマル、次回はギルチャットの使いどころのほか、ロクマル捕獲劇の模様をお送りします!